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  3. 東北大学出版会さんのレビュー一覧

東北大学出版会さんのレビュー一覧

投稿者:東北大学出版会

113 件中 1 件~ 15 件を表示

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電気通信の発達による情報通信の高度化は、より良い社会をもたらすと信じられて来たが、大量・高速に流通する情報のあり方が、逆に人間性の喪失、社会の不安定化などの原因にもなってきている。21世紀では、個性が尊重され、すべての面で調和がとれ、夢にあふれる人間社会となることが望まれる、そのためには、あらゆる人、あらゆる社会と「こころ」が通じるコミュニケーションが不可欠である。本書は、東北大学電気・情報系が人間性豊かな「個性の輝くコミュニケーション」の実現を目指し、21世紀におけるコミュニケーションの夢を発信すべく企画したもので、2001年5月に開催したシンポジウムの講演内容を中心にまとめたものである。


《目 次》

第1章 コミュニケーションルネッサンス
第2章 21世紀のコミュニケーションに向けて
  1.コミュニケーションと人間存在:哲学の視点から
  2.グローバルネットワーク時代の半導体戦略
  3.21世紀に向かう東北大学電気・情報系
第3章 個性の輝くコミュニケーションに向けて
  1.環境と共生
  2.材料に知能を
  3.生物に学ぶ
  4.感性を伝える
第4章 コミュニケーションルネッサンスの実現に向けて

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本書は、青森県八戸市を事例の対象として、日本の地方中小都市が、自ら発展するための条件を見い出そうとするものである。八戸市における工業構造の高度化と都市機能の発展の関係や、八戸市が抱えてきた都市・地域問題が検討されると共に、そこでの地域特性・地域資源の果たす役割が<場所の個性>に着目する観点から分析されている。地域開発や都市経済学の研究者ばかりでなく、地方の振興に携わる公務員、さらには地方に生きる地域住民にとっても必読の書である。


《目 次》

序 章 地方都市における内発的発展とその分析視点
第1章 近代における八戸の地域形成過程
第2章 戦後日本の地域開発と八戸
第3章 外来型「開発」と<場所の個性>の自己認識―戦後八戸市の「開発」過程
第4章 八戸市工業の高度化
第5章 工業構造の高度化と地域工業の対応―八戸鉄工業界を中心に―
第6章 八戸港の機能的高度化と工業化
第7章 商業の高度化と地域商業の展開
第8章 八戸漁業の展開と水産加工業
第9章 八戸市の都市政策と市民生活
第10章 環境問題と都市政策
まとめにかえて―地方都市における内発的発展への展望―

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紙の本聴覚と言語の世界 改訂版

2008/10/10 09:33

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音の性質をあげ、次に聴覚と言語の仕組みを説明し、正常な言語発達について解説がなされるとともに、言語障害としての難聴、失語、吃音(どもり)が、聴覚・言語中枢・発語という三つの関連性で解説されている。12歳頃までの聴覚が母語の発音の安定に必要なこと、聴覚で発語障害を治すことなど、多くの事例を中心に解説されている。

改訂版第5刷好評発売中。


《目 次》

第1章 音の性質
第2章 耳の仕組み
第3章 発声・発語の仕組み
第4章 人の脳
第5章 健常児の言語発達
第6章 言語発達の条件
第7章 聴覚障害
第8章 失語
第9章 吃音

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第1部では、学習障害児教育の今日的課題として、学習障害の意味理解や適正判断の仕方をはじめとして、学習障害児への教育的対応の早急な実現や個別授業計画の適切な策定方法について具体的に提言している。第2部では、学習障害児の内発的動機づけを支援する方略の在り方について、交流感の充足手立て・有能感の充足手立て・自己決定感の充足手立てという三つの観点から具体的に提言している。本書は、過去10年間に及ぶ著者とその研究協力者による協同研究の成果を踏まえた実効性ある労作である。


《目 次》

第I部 学習障害児教育の今日的課題
  第1章 学習障害の意味理解
  第2章 学習障害の適正判断
  第3章 早急な教育的対応の実現
  第4章 適切な個別授業計画の策定

第II部 学習障害児の内発的動機づけとその支援方略
  第5章 内発的動機づけ支援方略の有効性の解明
  第6章 内発的動機づけの教育効果の解明
  第7章 内発的動機づけ支援方略に関する提言

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母子関係は、心理学の主要なテーマの一つであるが、従来は、子供を中心とした研究が主流であった。本書は、妊娠・産褥期から、養育初期、幼稚園児の母親としての時期について、女性の心理状況、母親の性格と育児態度そして子どもの性格との関係等を、主として母親に対してのアンケート調査を行うことにより、分析したものである。母親の個人差や個性を認めた上での親子関係の見直しが必要であると説く。


《目 次》

第1章 親子関係と母親の感情・育児態度
  1節.養育初期の母子関係における母親の個性
  2節.育児態度の基本的次元
  3節.養育初期の母子関係におよぼす母親の感情・気分
第2章 産褥期の「泣き」と気分
  1節.産褥期の「泣き」についての調査
  2節.産褥期の「泣き」の調査結果
  3節.産褥期の「泣き」と気分についての考察
第3章 妊娠・産褥期の気分
  1節.妊娠期の気分
  2節.産褥期の気分
  3節.妊娠婦の気分の構造と変化
  4節.妊娠・産褥期のポジティブ気分とネガティブ気分
第4章 母親の育児態度と我が子の異常の認知
  1節.母親にたいするパーソナリティ検査の必要性
  2節.最初の育児態度検査の作成
  3節.育児態度と健常児・障害児の母親による異常の認知
第5章 母親の個性を入れた育児態度検査の作成
  1節.従来の育児態度検査
  2節.母親の個性を入れた育児態度検査の作成と標準化
  3節.「育児についての質問紙」の信頼性と妥当性の検討
第6章 幼稚園児の母親の育児態度
  1節.子どもの気質と母親の育児態度
  2節.母親の子育てストレス・幸福感と育児態度
第7章 子どもから見た母親の育児態度と予期的育児態度
  1節.大学生が回答する母親の育児態度とコンピテンス
  2節.大学生の予期的育児態度と親準備性
  3節.子どもが回答する母親の育児態度と予期的育児態度
第8章 母親になる過程と育児態度・感情の変化
  1節.妊娠期から養育初期にかけての育児態度の変化
  2節.母親になる過程と抑うつ気分・育児態度の問題
終 章 母親側から見た親子関係と「よい母親」


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血痕鑑定、体液鑑定は、東北の三大再審無罪事件(弘前、青森、松山の各事件)に共通して問題となる誤判原因である。しかし、それらがいかなる意味で誤判原因か(血痕ねつ造か、誤鑑定かなど)は、国賠訴訟を経ても必ずしも解明されていない。この問題は刑事訴訟法学と法医学の交錯する領域にあるため、従来本格的な研究がなされてこなかった。本書は法学の側からはじめてこの問題に正面から取り組み、血痕鑑定などと捜査機関の嘱託鑑定書の問題性を深く掘り下げ、捜査機関の嘱託血痕鑑定などの証拠能力判断および証明力評価の注意則案を提言する。およそ科学的証拠の取り扱いに際して基礎になる研究であるとともに、「裁判員」になる可能性が出てきた一般市民にも参照の書。


《目 次》

はしがき
凡 例
序 章 本書の課題と諸前提
第1章 弘前事件(その1)
    ―白シャツの斑痕は人血か
第2章 弘前事件(その2)
    ―白シャツ斑痕の血液型鑑定の若干の問題点
第3章 青森事件
    ―体液(斑)血液型鑑定の証明力の限界とその限度
第4章 松山事件(その1)
    ―再審無罪判決と国賠一審判決との事実認定の分岐点
第5章 松山事件(その2)
    ―誤(または、虚偽)鑑定説の紹介と検討
第6章 松山事件(その3)
    ―三木鑑定、平塚鑑定は、いつ嘱托されたか
第7章 科学的証拠の証拠能力に関する覚書
    ―弘前事件の血液型鑑定を例として
終 章 結び

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地震学の草創期、防災地震学のために一身を捧げた国民的地震学者・今村明恒の波瀾に満ちた生涯の軌跡。関東大震災を予言し、人命救助を第一とする防災地震学によって「地震博士」と庶民に慕われる中で、来るべき南海・東海地震の予知のために私財をなげうって壮大な観測網を張りめぐらしながら、第二次大戦のために惜しくも挫折を余儀なくされた一学者の稀有なドラマが、今ここに甦る!

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我が国の食料・農業問題の所在は、食料需要は充分にあるのに農業の供給力がそれには伴わないことにある。農業が「大量生産・大量消費社会」のシステムに遅れをとったことの現れである。ただその為の供給構造が求められているわけではない。資源浪費・大量流通型の社会構造に限界が見え、安全や新鮮・旬への関心の高まりに注目すべきだ。その為の供給構造やビジネス・モデルの構築こそが必要なのである。それに立ち後れることは、我が国の農業を決定的に立ち上がれない崖縁に立たせることになる。

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実験心理学の創始者、碩学ヴントの自伝。待望の邦訳なる。1830年代の幼少期から1910年代の第一次世界大戦後に至るまでの著者の「体験」とその「認識」が開陳される。広範な関心と旺盛な知的好奇心の持ち主であった著者ならではの多様な体験と深い認識が、読む者を19世紀後半の発展の息高いドイツ、ヨーロッパへと誘う。家庭や社会の人間模様、政治をめぐる時代状況に関する、そしてとくに学問の世界での生き方についての深い洞察は、今なお新鮮で貴重である。問いかける者につねに新たな示唆を与えてくれる書である。

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本書は、ミルクからチーズ等の乳製品を作る加工技術の指摘展開を試みたものである。これまでの牛乳・乳製品加工技術史のほとんどが、ヨーロッパ、アメリカ中心であるのに対し、本書では、モンゴル、インド、西アジア等、アジア地域の乳業技術に強い関心が示されている。遊牧民の消滅が現実となりつつある今、彼らの伝承した乳加工技術の行く末は予断を許さない。このような状況下で、彼らの乳業技術の歴史を記述し、それを継承する将来の技術を展望することは重要な意味を持つ。乳業技術にみる壮大な文化人類学の書でもある。


《目 次》

はじめに
序 説
第1章 乳用家畜の起源と展開
  第1節 家畜化ヤギ
  第2節 家畜化ヒツジ
  第3節 家畜化ウシ
  第4節 家畜化スイギュウ
  第5節 家畜化ラクダ
  第6節 家畜化ウマ
  第7節 その他の乳用家畜
第2章 乳業技術の史的展開
  第1節 乳酸発酵乳の起源と展開
  第2節 酸力ゼインカード利用技術の展開
  第3節 乳脂肪分離技術の展開
  第4節 アルコール発酵乳の展開
  第5節 レンネットカゼインチーズの開発と展開
  第6節 ミルク濃縮技術の開発と発展
  第7節 冷凍技術の乳製品開発への応用
第3章 アジアにおける伝統的乳製品の展開
  第1節 日本で造られていた伝統的乳製品
  第2節 中国の伝統的乳製品
  第3節 中央アジアの伝統的乳製品
  第4節 南アジアの伝統的乳製品の発展
  第5章 西アジアの伝統的乳製品
第4章 乳食と米食を両立させてきたアジアの伝統的乳製品
  第1節 ブータンの伝統的乳製品
  第2節 中国、雲南省の伝統的乳製品

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紙の本自分 わたしを拓く

2008/10/09 11:57

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本書は、東北大学1年生を対象とした教養教育「自分ゼミ」(2002年4月~7月)の記録である。ゼミとい言っても、受講生は前10学部の240名に及び、上級生や他大学生も受講しており、かつ、学内外から話題提供者を入れて討論するなど、通常の授業とは違ったゼミである。本書は、その話題提供と討論を通じて、学生達がいかに自分を拓いていったのか、そして、どのように自分を再構築しようとしているのか、その迷いの様が見えるように編集した。ぜひ多くの青年たちに読んでいただき、人生の糧にしてほしいと願っている。ぜひ、あなたの意見も寄せてほしい。


《目 次》

第1章 わたしを拓く―総合科目「自分」の試み
  第1節 「自分ゼミ」の趣旨
  第2節 受講生の「自分砕き」
第2章 まだ見えない自分からの脱出
  第1節 自分らしさを求めて
  第2節 遠距離恋愛の中で
  第3節 色々あった学部生時代
  第4節 受講生の意見
第3章 受講生の発表会
  第1節 1年生としての自分
  第2節 受講生の意見
第4章 仕事に生きる
  第1節 半導体、世界のライバルと競う
  第2節 家庭裁判所調査官としての少年非行に挑む
  第3節 公務員として生きる
第5章 本当の自分を求めて
  第1節 仕事と結婚と自分の夢
  第2節 自分らしさの追求
  第3節 留学生の問題提起
第6章 小グループ討論会
第7章 悩みの果てに
  第1節 迷える進路から
  第2節 友だち
  第3節 恋愛の苦しみ
  第4節 自分をみつめる
第8章 『自分~私がわたしを創る~』を読んで
第9章 授業づくりに参画して

 

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多様化し、同時に高度に専門分化した大学にあって、今ほど自然科学系と人文科学系を通底する共通の知のリテラシーが必要とされる時はない。大学が専門分野の単なる寄り合い所帯に陥ることがないよう、知の総合性や普遍性を形成する文理融合のリテラシー教育が求められている。本書は、「情報倫理」や「メディア・リテラシー」、「コミュニケーションの作法」から「生物のストラテジー」、そして「景観工学のコスモロジー」まで、さらには「モノつくりの倫理」や「生命倫理」をも含めて、「倫理」の側面を際立たせながら、大学で学ぶ上での必須の文法を分かりやすく、領域融合的に明らかにする先駆的な試みである。


《目 次》

第一部 技術の地平
  情報化時代の読み書きのエチカ
  メディア・リテラシー
  技術倫理
  モノつくりの倫理
第二部 共生のストラテジー
  「家族」の相対化と再構築
  「通」の経済
  魂と理念―新井白石『鬼神論』の成立背景
  倫理と法
  医療倫理と原則主義
第三部 サイエンス・リテラシー
  生き物の生と死のストラテジー
  景観のコスモロジー
  緑のストラテジー
  物理学のリテラシー
  二つのサイエンス・リテラシー―記述的と方法論的
  知覚のロジックー―知覚はめぐる
第四部 文化の作法
  声のリテラシー
  「メディア・リテラシー」批判―映画と言語
  言語を知ること、言語で伝えること
  コミュニケーションの文法


 

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本書刊行の目的は、大学入学前後の若い読者が、本書を通して人文社会科学の多様な諸分野について入門的理解を行い、将来進むべき道を選択しようとする際の一つの指針となることを期待し、併せて人文社会科学の全体像を概観することを希望する読者の要望にも応えたいというところにある。その目的を達成するため、東北大学大学院文学研究科の各専門分野の教員たちは、学問研究にとってもっとも大切と思われる事柄を、それぞれの専門の研究内容に即して分かりやすく読者の前に提示している。幸い旧版は広く江湖に受け容れられるところとなり、ここに改訂新版を刊行する運びとなった。改訂新版においては、新たに倫理学・日本語教育学という二つの分野についての文章を収載することにより、より充実した内容となった。本書を通読した読者の前には、人文社会科学の魅力に満ちた、広い世界が開けるであろう。



《目 次》

I 思想をめぐって
  1 哲学は何の役に立つのか
  2 思想の探求 倫理の原点―民俗学的視点から―
  3 自己と他者―中国思想との対話―
  4 極楽にいざなう神―神仏交渉史を見直す―
  5 言語・文献・思想の融合する地平―インド学へのいざない

II 言葉をめぐって
  6 国語学への招待
  7 言語認知脳科学
  8 英語学の企て
  9 学習者の日本語が教えてくれること

III 文学をめぐって
  10 文芸作品を読み、考えるということ
  11 中国の言語と文学
  12 イギリス文学の新世界
  13 詩の言葉を読む―ドイツ文学の視座から―
  14 フランス文学・フランス語学入門

IV 歴史をめぐって
  15 日本史学への誘い
  16 東洋史
  17 ヨーロッパを歴史で見る
  18 美の回廊―西洋美術史を学ぶこと―
  19 かたちから学ぶ学問―東洋・日本美術史への誘い
  20 文化と社会の考古学

V 人間とその社会をめぐって
  21 社会学のすすめ―医療社会学を例として―
  22 不公平感はどのように生じるのか―計量分析の方法
  23 「心」を科学する心理学
  24 バージョンアップ!文化人類学―古典から現代へ―
  25 わが国宗教学事始め―「民間信仰」の誕生

 

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オリバー・クロムウェル。17世紀イギリスでピューリタン革命を指導、1649年国王チャールズ一世を処刑して共和制を樹立、53年に護国卿となる。独裁者とも聖人とも呼ばれ毀誉褒貶相半ばする稀有な人物、その生涯の軌跡をつぶさにたどり、ひとりの人間としての実像に迫る。政治家として、あるいは軍人としてきわめて有能であったクロムウェルを支えていたものは何であったのか。著者はクロムウェルの「神」の思想にまで踏み込んで、行動の原理を明らかにしようとする。そこにクロムウェルの卓越した強さと、同時にもろさが浮かび上がってくる。本書が長く読者を得ているゆえんである。


《目 次》

第一章 オリバー・クロムウェルとイギリス革命
第二章 地方のジェントルマンから沼沢地帯の有力者へ
第三章 騎兵隊長から中将へ
第四章 軍人から政治家へ
第五章 大将閣下
第六章 護国卿
第七章 国王陛下か
第八章 イングランドの民と神の民
第九章 神意とオリバークロムウェル
第十章 オリバークロムウェルとイギリスの歴史

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科学技術は、高度に発達して人類に豊かさをもたらしているが、一方で経済至上主義と共振して、近年は、環境の悪化、殺戮兵器の先鋭化などの大きい困難を突き付けている。著者は、このような困難を抑制しながら全民族の繁栄に繋がる秩序を探ろうとするときに、日本の風土に育まれた、自然親和的な忍従的な感性豊かな心性と技術知が本質的な役割を果たすに違いないとの信念を述べている。そして、長い歴史のなかに日本の技術知の本性を探り、ヨーロッパ的な理性的合理主義との止揚を図ることの必要を述べ、日本固有の文化を大切にしながら科学精神の根源に遡った教育を行なうための方法理念を説いている。


《目 次》

1 風土が育む日本の技術知を考える視点
  a 技術知の個性の育む風土と自然
  b 人間の生命力としての技術知と、現実体験としての根源的な技術
  c 文明の潮流を母体とする科学技術の発達
  d 技術知の東アジア的土壌の源泉

2 日本の技術知の原始型を尋ねる
  a 縄文の感性と工芸的技能と技術知
  b 渡来人と一緒に流入した稲作と金属器が生み出した文明社会
  c 奴隷制的な社会構造による生産技術の分類と模倣

3 日本風土に芽生えた知性と感性
  a 労働から開放された、自由な知に現れた民族の心性
  b かな文字の発明と創造的な感性知の発現
  c 建築技術の世界に現れた知の模倣性と創造性

4 階層身分秩序とムラ社会の意識に捕縛された技術知
  a 技術知の自由を疎外した、階層秩序を志向する社会意識
  b 階層身分支配の形成を援けて自縛した農業技術
  c 武家支配の社会秩序に忍従した工業技術と順応した商業
  d 領国の基盤づくりとしての土木技術に現れた風土性
  e 階層身分秩序に忍従的な社会の研究・教育・学習の意識

5 科学技術文明の刺激による目覚め;模倣・習得の紆折と創造への努力
  a 鎖国による、視野と自由と厳しさの喪失;
    技術文明へのイノセントと焦りと過信
  b 和魂洋才が枷となる科学技術の翻訳・模倣・収奪
  c 技術教育の理念・制度・方法の模索
  d 日本風土が育んだ技術知の個性;模倣・改良と創造への努力

6 繁栄秩序へ向けて、日本風土が育む技術知の止揚
  a 現代の深層に潜む古来の嘉苗の心性
  b 科学技術の発展を妨げる、今日に現れた社会共同の心性
  c 心の豊かさをつくる技術知;
    日本固有の心性と理性的合理主義の止揚
  d 科学技術の創造的教育研究の方法理念


 

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