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BXOさんのレビュー一覧

投稿者:BXO

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

ハンバーガー1個つくるのに必要な水の量を知っていますか?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ハンバーガーを1個つくるのに必要な水の量・・・・1,000リットル。これは、原材料となる牛肉や小麦粉などをつくるため、またその材料を運搬し加工するために必要となる水の総量であり、「ウォーターフットプリント」という指標として活用されつつあるものだ。水は、食料に限らず、衣料品や工業製品の生産にも大量に使われる。少し考えてみると、世界の水不足は決して他人事ではなく、遠い国の水不足が、私たちの生活必需品の生産量減に直結していることがわかるだろう。これらのことからも、水不足問題の解決は、私たちにとって大変重要な課題であると言える。では、私たちにできることは何か。それはもちろん「節水」などではない。水は地産地消の最たるものであり、日本で節水したからといって、遠い水不足の国へ水が行き渡るわけではないからである。本書はまず、水に関して、日本で・世界で起こっている問題を対談形式でわかりやすく解説してくれる。さらには、その問題を解決するために、国内で必要な取り組みは何か。また、世界ではどのような取り組みがなされようとしていて、その動きの中で日本はどのような貢献ができるのかに話しは及ぶ。身近な話題から、世界の話題へとストーリーがスムーズに展開されていくため理解しやすいのが良い。
「水」は人間にとって欠くことのできないものである。それは、現代においては、飲料水としてというよりも、むしろ文化的生活を維持するうえでの意味合いが強い。本書は、人間にとって最も身近な「水」について、今まさに起こっていることを教えてくれる貴重な一冊である。対談形式で読みやすく、3~4時間もあれば読めてしまう。「水」に対する正しい知識・捉え方を身につけるために、ぜひ多くの人に読んでほしい。

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紙の本

時速370kmで走る電気自動車をつくった人の『先を見通す力』のカラクリ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

時速370kmで走る電気自動車「エリーカ」を知っているだろうか。本書では、その「エリーカ」の生みの親である清水浩氏の“ものの考え方”を垣間見ることができる。非常に読みやすい文体と、ポジティブな活力あふれる内容に後押しされ、一気に読みきってしまった。2時間ほどで読めるが、心に残る一生ものの感動を味わえる一冊といえる。
さて、時速370kmで走る電気自動車の生みの親と聞いて、どのようなイメージをもっただろうか。まず、「偉大なる発明家」や「ハカセ(博士)」の姿が目に浮かんだことだろう。しかし、本書を読めば、おそらく全く違ったイメージをもつことになる。もちろん、偉大なことには間違いない。“発明”のもつ、愚直でマニアックな印象とはうらはらに、清水氏の開発のプロセスは実に論理的であり、いわゆる企業(それも大企業)の開発部門のそれと相違ないところに驚きがあるのだ。つまり、今ある技術や部品をベースとした今後の技術革新の可能性を軸に、コストや量産可能性という現実的な視点も加えて判断するという合理的な方法論である。これは、割り切ったものの考え方であるが王道だ。本書では、「この王道こそが正しい」と考えるに至った清水氏のキャリアについても詳しく書いてあり、王道を正しく進むためのコツを読み取ることができる。
では、題名である『脱「ひとり勝ち」文明論』とはどういう意味をもつのか。これは非常に愉快な清水氏ならではの発想である。つまり、現代社会で起こっている諸問題(地球温暖化や世界的な貧富の差など)は、20世紀(もしくは19世紀)に開発された技術に依存し続けていることが原因であり、21世紀の技術を最大限活用することで解決できるであろうという考え方だ。詳細はぜひ本書を読んでもらいたいが、現実味のある論理的な発想だと感じた。また、“21世紀の技術”について、日本は一日の長があるものの、多くの人がその存在を目を留めていない。もったいないということを言っている。
本書は、単に「発想法」や「環境問題」を語るものではない。一味も二味も違う、「先を見通す力」を身につける一助となる傑作である。

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紙の本

Mr.コカ・コーラが『マーケティングの核・ブランドの本質』を語ってくれる

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

しっかり読み込み、血肉にしたい一冊。一度目は4時間ほどで読み切った。
生涯にわたって、お客さま視点に立ったマーケティングを貫き、ブランドとは何かを考え続けた魚谷雅彦氏の“結論”を知ることができる。もちろん、“結論”に至るまでのプロセス、すなわち魚谷氏のこれまでの人生についても、節目ごとに紹介してくれている。ジャンルからいけば、時系列で書かれた「自伝」のような印象をもつかもしれないが、退屈なものでは決してない。ページをめくるごとにビジネスの規模は大きくなり、ステージがものすごい速さで進んでいくことに驚くだろう。そういう意味では、歴史上の人物の「伝記」を読む感覚に近い(もちろん魚谷氏は歴史に名を残す大人物である)。ここには、奮い立たせてくれるような力強さがある。気持ちが熱くなり、いてもたってもいられなくなるようなエピソードがある。本書のすばらしいところは、その「偉大なる伝記」を読みながら、マーケティングやブランディングの授業を受けられるというところかもしれない。楽しみながら学ぶことができるのだ。
魚谷氏にとっての“結論”はP.231からの数ページ(全238ページ)に書いてある。この部分を引用しようかとも思ったが無粋なのでやめた。一部を切り取って、本書の魅力を語り尽くすことなどできないからである。この“結論”は、本書を読破してこそ心に響く、魚谷氏からのプレゼントなのである。

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紙の本

“投票”することの価値を知りたいあなたへ

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2時間ほどで読め、政治に対して関心をもつきっかけを与えてくれる一冊。
『投票に行かない人』と聞いたとき、どのような人物像がイメージされるか。一般には、(語弊のある言い方になりますが)だらしない人だったり、低学歴・低収入な人を思いうかべる場合が多いかもしれない。しかし、筆者は必ずしもそればかりではないと言う。すなわち「数年に一度しかない“選挙”。そのためだけに、政治に関する知識や情報を継続して入手するのは、コスト(時間・金)の面で合理的ではない」と考えるような人々の存在であり、彼らは時に高学歴・高収入といった側面を持つ。言われてみれば、確かに周囲にはそのような人たちが存在する。
本書は、(残念ながら)日ごろ真剣に向き合うことの少ない“政治”や“選挙”といったテーマに対して、このような明快な分析をもって多くの気付きを与えてくれる。ぜひ政治に関心をもち、投票しに行ってほしいという筆者の熱い思いが伝わってくる一冊である。
そんな筆者がつけた書名「若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?」は、決してキャッチの意味だけでつけられたものではない。書名に対して「おや!?」と感じた人ならば、読めば「ほう」と感じる内容となっており、読みやすく・わかりやすい良書と言える。

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紙の本

紙の本偽装農家

2009/08/22 00:09

「農家」を公平な視点で見る

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1時間程度で読める「農家」の現実を知るための入門書。
「農家」を語るとき、日本の原風景や純朴・素朴というイメージがつかわれる。しかし、必ずしもそういった「農家」ばかりではない。筆者は、農地を放置し雑草を生い茂らせる、農地に産業廃棄物処理業者を誘致し有害物質を含むヘドロや粗大ゴミを投棄させるなど、一般的な「農家」のイメージと程遠い例を取り上げる。残念ながら、こういった例は少なくないようだ。都市で育ち生活する我々がイメージでしか知らない「農家」。このイメージが一部官僚や政治家の怠慢・傲慢、マスコミの無知(あるいは知らぬ振り)によってつくられたことを指摘する。
最後には、今日の日本の農業が分岐点に置かれていると述べ、それぞれのシナリオを聞かせてくれる。「農家」に対する問題意識を掻き立ててくれる一冊。

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紙の本

“めざす自分”になるための時間のつくり方を知りたい人へ

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2時間で読める、「忙しい」が口グセの人こそ読んでほしい一冊。
「忙しい」と口にする人が周囲にいるだろう。もしかすると、自分自身がそうだという人もいるかもしれない。私の周りにも「忙しい」が口グセの人がそれなりにいる。本書を読んで、「忙しい」と言っている人は人生を損しているんだろうなという感想をもった。つまり、人生を楽しんでいる人は、どれほど多忙だろうとも「忙しい」ではなく「充実している」と感じるということが理解できたのである。さらに、私はそういう(人生を充実させている)人の口から「忙しい」という言葉を聞かないことにも気付かされた。
本書『減らす技術』は、人生を充実したものにするための指南書と言えよう。では、人生を充実させるためにはどうすれば良いか。本書の発想によれば、「悪い習慣をやめよう。そして、良い習慣を身につけよう」となる。実にシンプルである。しかし、実際はそうもうまくはいかないという人も多いだろう。そこで本書が役に立つ。『減らす技術』とは、[1]悪い(良くない)習慣の見極め方、[2]悪い(良くない)習慣の改め方、[3]良い習慣の見極め方、[4]良い習慣の身につけ方、に集約される。だが、[1]~[4]のステップを難なく実行にうつせる人はほとんどいないだろう。本書のすばらしい点は、この[1]~[4]のステップを実行するためのコツやテクニックを教えてくれるところにある。実際、筆者はこのやり方で禁煙に成功したと言っている。半信半疑だった私も、読み終える頃にはこのやり方なら禁煙も難しくないのかもしれないなと感じた。限りある人生を最大限有意義に過ごし、充実したものにするため、また、なりたい自分に近づくためにも『減らす技術』を身につけたい。時間を大切にしたい「忙しい」人に読んでほしい一冊。

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紙の本

「最近の若者」を「最強の若手」に育てたいなら

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1時間で読める、即効性のある新人育成指南書。
本書が気になった人の多くは、「最近の若者は」と感じたことがあるだろう。では、「最近の若者とは」と聞かれたら何か答えられるだろうか。案外、愚痴や文句にも似たネガティブな特徴をあげつらね、十把一絡げで語ることしかできないのではないか。それでは「最近の若者」を語る資格もないし、育てることなどできはしないだろう。
この『折れない新人の育て方』は、そんな「最近の若者」の特徴を解説してくれるところからはじまる。ここを読むだけでも、曖昧にしか知らなかった「最近の若者」のことをロジカルに説明できるようになるだろう。この中には、「最近の若者」の仕事に対する価値観や捉え方を的確かつ要点を絞って解説してくれる章も含まれる。「最近の若者」にとっての、分岐点(つまづくか成長するか、会社を愛してくれるか辞めたくなるか)がどこに潜んでいるかを知ることができる。
「最近の若者」を知ったら、きっと“育ててやろう”という気持ちになるだろう。本書のしめくくりは、若者の育て方について触れている。ポイントをおさえたマニュアル的なつくりになっているが、それぞれの業種や職種で簡単に応用がきく内容となっている。この点も実にありがたい。
時間もお金もわずかしかかからず、即効性が期待できる一冊。新入社員が配属される部署の全員に一冊づつ配ってみてもいいかもしれない。

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紙の本

紙の本成功の法則92ケ条

2009/08/22 16:04

“目標となる先輩”に飢えている25歳~35歳のための一冊

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

三木谷氏による書き下ろし。ざっと読めば2~3時間ほど。
「成功の法則」という話であるが、内容は極めて一般的であると感じる。良く言われるようなことや、この本を手にとろうとする人なら何らかの本で読んだことがあるようなことが軸となっている。ごく当たり前の内容と切り捨てるのは簡単であるが、それを自身の体験(成功体験・失敗体験)とリンクさせ、厚みをもたせて語れるのは三木谷氏ならではと言える。それをもって、私は「少し年上の、目標となる先輩のことば」に似ていると感じた。そして、語り口調にも似た読み進めやすい文章が、この感覚を後押ししてくれる。
また、いわゆる“ITバブルの勝者”に象徴されるパワフルな自己啓発書とも異なり(そういったパワフルさが嫌いなわけではないが)、文章の端々から感じられる「地に足をつけ大きく跳躍するようなバランスの良さ」からは、かつて日本興業銀行に勤務していたという経歴を意識させられ、三木谷氏の深さを味わうことができる。おそらくは、どのような業界で働く人(もちろん学生も)にとっても有意義な一冊。

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紙の本

インターンシップに参加することに躊躇している人へ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

インターンシップを軸に就職活動を捉えた本。
今日、就職活動においてインターンシップへの参加はごく当たり前のものになっていると聞く。筆者は、就職活動で“勝利”するためには、遅くともインターンシップ募集の時点で活動を開始している必要があるということを熱弁している。しかし、残念ながら、その主張の根拠は「インターンシップを通じて、働くことを実感し、イメージとのギャップを認識することができる」という当たり前の内容に終始している。学生向けだからか、たとえ話を用いている箇所もあるが、蛇足な印象を受け、なんとも読み心地が悪い。
インターンシップに参加しようか迷っている学生は読むと良い。読めば、参加した方が(就職活動に“勝利”するためや、自分にあった企業への就職を決めるために)断然良いということは理解できると思う。しかし、それ以上でも以下でもない。そんな一冊。

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