はにーとーすとさんのレビュー一覧
投稿者:はにーとーすと
2014/02/02 22:41
21年の集大成?!
29人中、28人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「そして春風にささやいて」、から続く長きに渡ったシリーズもこの巻でいよいよ終わりです。
もういい加減終わらせあげてもいいのでは・・と、常々感じていた矢先に「完結」の情報が。
最初聞いた時には、驚いたというかタイミングが良すぎたというか、なので発売まで楽しみに待っていました。
最終巻らしくギイとタクミがメインです。
いつものごとく、とてもさらさらさらーっと読了。え・・・これは・・・・・なんともあっさり。
これにて完結、最後だよ。っていう感じが全くなかったなぁと。
だって、これが本当に本当のこの物語の結末なんですよね。
ネタバレするので核心には触れませんがフェイドアウトしちゃいます、彼が!
読みながら「はぁ?一体何が起こったの?!」状態になりました、しばらく・・・
20年という歳月をかけた結果がこんなにさっぱりと、盛り上がりもなく淡々としたものだとはびっくり!
でもまぁ、ごとうさんのあとがきを読んで納得。
ごとうさんの中ではすでに「タクミくんシリーズ」は終わっていて、大人の事情から
なんとか無理やり書き続けていたそうなのですよ。はぁ、そうですか。
私もリアルタイムで読んでいて思ったものです。
最初の数冊は楽しく読めたのに途中からなんだか惰性で書いてる感が否めないなぁと。
やはりというか、だからなのか、その結果がこの最終巻なのでしょうね。
特装版には小冊子が付いています。
でもこれまた既出のものばかりであれー・・・な印象なのです。
せめてその後の二人を少しでも垣間見ることができればすっきりさっぱり終われたのではないのでしょうか?
賛否両論はもちろんありますが、「そして春風に~」から読んできた私には
とても物足りないラストに感じてしまいました。残念。
2013/07/28 22:56
修正版ですか・・・
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
誰でも読めるように、修正版が出ていたのですねー。
本日「PINK GOLD 2」が発売されたので電子版ではないのですがレビューを。
発売当初はすごい煽り文句でした。
「未だかつてないBL、見せてやるよ」など等、まぁいろいろと・・・
すごく期待して待ってましたよ、発売を。
が!!ふたを開けてみると、「えっ、これ18禁にする意味ってあるの?どうなの??」
という疑問符だらけの内容でした。
いや、とても普通の内容でした。一般誌と変わらないと思いましたね。
修正少ない?ってあれで?今の規制ではそうなのか・・・
禁忌モノも多々ありましたが、うーん、そこまで重くないような・・・
更にほとんどが番外編の作品ばかりで本編を読んでないとよく分からないというとっても不親切なお話ばかりだし。
唯一装丁だけは凝っていたなぁ、という印象しか今では残っていません。
そんな本誌の修正版。
どうなんでしょう、この電子版はもう完全な普通のBL本ということでしょうか。
本誌で肩透かしを食らった身としては、修正版まで読む気はしないなぁ・・・と、思ってしまいました。
2013/07/17 11:33
「狗神の花嫁」続編
9人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
前作「狗神の花嫁」の続編になります。
狗神の楠月白(攻め)と狗神の伴侶となった人間の青年、比呂(受け)のお話です。
前作の比呂はとにかく自分勝手なおばかさんでした。
なので二作目となる今作は購入するぺきかとても迷ったのですが、
某ショップの限定ペーパーがどんな内容なのか読みたくて買ってしまいました。
しかし、やはり比呂は比呂。前回よりもパワーアップしたおばかさんに成り果てておりましたよ・・・
比呂のことを心から想ってくれる狗神や藤、茜のことを一切全く横に追いやってまで
他の神を助けようと自分勝手に行動します。八咫と鈴弥まで巻き込みながら。
まだ自分の足元も固められていない比呂に他人のことをとやかくかまう資格はありません!!
それに狗神と一緒になってまだほんのわずかの時間しか経っていないにもかかわらず
自分が死んだあとの狗神のことを最初から最後までぐたぐた考えている比呂。
今、そんなことを考えなくちゃいけないの?もっと違うことを考えなよ!!!
そんな死ぬことばかり考えて明日、生きていけるの、比呂・・・
そりゃ明日死ぬかもしれないけど二人の時間は始まったばかり。もっと前向きに生きてよね。
比呂のどん欲なまでの後ろ向きな考え方に始終イライライライラしました。
あぁ、ここまでおばかさんだとは・・・
当て馬の青月も結局何だったんだ、という結末のつけ方。
あとがきで作者さんが「いつもマイナス思考に陥り云々」と書かれていますが
作者さんの性格そのままが比呂なのかも、と納得しました。
SSペーパーは狗神と藤のほんわかしたお話で最後の最後に和みました。
よく考えると比呂が出ていないのです、このSS。だから綺麗に纏まっているのかな。
それにしても、久しぶりに途中で読むのをやめようかと思った作品でした。
次が出る様なら、たぶん購入は見送るでしょう・・・
2014/02/11 22:52
とにかくふわふわ・・・
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
鷹司一族の次期総帥、恭一郎(攻め)と人間に化けられるタヌキ、空太(受け)のお話です。
素性を隠して遊びまくっている恭一郎。
ある日たまたま野良犬にいじめられていた白い仔犬を助けることに。
すると後日、「恩返しをさせてください」と空太と名乗る少年が現れるのですが・・・、
とお話は進んでいくのでした。
いやー、タイトル通りなんというか最後までふわふわ感が漂うお話です。
恭一郎が通っているバーは見た目は人間、でも実はみんなケモノさん達という特殊なお店!
もちろんそんなこと知らない恭一郎なのですが、設定からなんだか苦笑・・・。
空太は助けられた恩返しをするために一生懸命恭一郎に尽くそうと頑張ります。
とっても健気なのです、空太。
えぇ、健気なのですが、もうなんだか最初から最後まで苦笑する事しか出来ずに読了です。
ケモ耳やらふわふわ尻尾を堪能したい方やさらっと読みたい方にはおススメしますが、
がっつりきちんとしたお話が読みたい!と言われる方は避けられたほうがよろしいかと。
なんで買っちゃったんだろ私・・、と、レビューしながら本当に苦笑です。
紙の本夜明けには優しいキスを
2014/02/21 21:22
新装版です
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
以前の作品に新たにSSを加えた新装版になります。
新装版ですが表紙は当時のままですね。なんだかとても懐かしく感じました。
お互いにフリーター同士の要(受け)と公平(攻め)のお話です。
こちらのお話、花丸文庫版でレビューしていますので今回はさらっといきます。
私、もう本当にこのお話だけは鬼門!というかかなり苦手な作品です。
なので新装版を読むつもりはなかったのですが、やはりSSが気になり手に取りました。
一言、「あぁ、やっぱりダメだった・・・」本当にごめんなさいです。
なんというか、全体的なバランスがいまいちだし、ともかくBLらしかららぬ内容で、
表紙の雰囲気とはかなり懸け離れている、とても重たくて痛いお話なのです。
SSではあいかわらず例の活動なんかしちゃってるらしい公平に少々苦笑。
それに仕事や家までなくなりそうなんて本当にあいかわらずの2人のお話でした。
短いながら加瀬と要のお菓子の家で書かれていたあのシーンもしっかりあります。
たぶんお菓子の家の加瀬からこちらの作品に訪れた方はもっと温かい目で読むことが出来て
更に好意的な感想を持たれるのだろうなぁと思います。
しかし、私にとっては何年経っても苦手な作品のままでした・・・。
電子書籍放蕩長屋の猫
2013/04/15 21:17
こ、これはダメでした・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この作品、電子書籍しかないようなのでこちらにレビューを。
売れないイラストレーターまひろ(受け)と広告代理店勤務でまひろと同棲中の遊真(攻め)のお話です。
まひろに一目ぼれした遊真が口説き落とし、付き合って三年半。
まひろの住んでいる長屋とまひろの幼馴染たちとの人間関係を軸にお話は進んでいくのでした。
この攻めの遊真、社会人で27歳にもなって、とにかく自分勝手でわがままで、浮気しまくりで
全くまひろのことを考えていない本当に真からのおばかさん。
もう、もう!読んでてとにかくイライラっと。
こんなおばかさんの遊真の浮気を見て見ぬふりを続けているまひろも煮え切らない。
だからなのか遊真は自分が何をしてもまひろは受け入れて許してくれると心の底から思っています。
決定打は同僚の女の子と気軽に一夜を共にして、なんと初めてだったと分かったとたん
めんどくさいと思う、その軽薄さに・・・引きましたね。最悪です。
その後まひろにバレた後の開き直りも、あぁ、もう読むのをやめようかと思ったくらいです。
どこまでもどこまでもおばかすぎて、幼稚園のおこちゃまのようでした。
それに最後までその女の子もお話に絡んでくるのですよねぇ。
なんだかうーん、でした。いい子すぎてこれはこれで引きました。
ラスト近くまひろに縋りつく遊真にほんとうにドン引き。まひろの気がしれないなぁ。
久しぶりに読みながらやめようかと思ったお話になりました。ちょっぴり悲しい気分です。
紙の本トイチの男
2013/03/25 23:39
質屋の恋
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
悠(受け)は「請け出す気のない品は預からない」がポリシーの生粋の質屋です。
ある日、店先で行き倒れていた男を介抱することになる悠なのですが、
一文無しだったために世話をした分働かせることにします。
身元不明のその男、茅野(攻め)の持ち物で唯一質草になりそうな
銀のロケットの中に詰まっていた極彩色の「物体」が気になる悠でしたが、
飄々としながらも包容力のある茅野に次第に惹かれて・・・と、お話は続きます。
幼いころから質屋稼業を見てきた悠は何でもお金に換算します。
いやー、世知辛いというか、現実的というか、生々しいというか、お金を前面に出すと
なんだかとてもいやらしい。あ、えっちな意味じゃなくて。
常にお金の話題がついてまわるので少々読みながら嫌悪感が・・・
えっちにも金額をつけます。うーん、なんなのこのお二人さん。最後までこの調子です。色気なし。
それと、悠と茅野って二人ともとても地味なのです。特にこれといって特徴がないのですよねぇ。
あと、最後まで引っぱった悠の過去。
思わせぶりな読ませ方も作風に合えば気になりませんが、今回はダメでした。
ラスト近くまで頑なな態度をとり続ける悠に読みながらイラッとしてしまい、
読後感は恋愛のお話というより質屋のお話を読んだような気分でした。
私にはまったく合わないお話でしたが、この主人公たちに共感できれば楽しめる作品かと思います。
紙の本夜明けには優しいキスを
2012/02/18 09:34
萌えには程遠かった・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
表紙を見たときにはきっと甘いお話なんだろうなと思って読み進めると、いやいや、ディープな内容でした。
DV、死にネタありなのでこれが地雷の方にはお勧めできません。かなりイタイです。
全体的になんとなくまとまりにも欠けていてこれって凪良さんスランプなのかしら、と思うくらいちょっと引きました。私は。それに全然BLじゃないっ!
物語の最後の最後で一線を越えるんです。
それもなんだか唐突感が否めず、はぁ、これで終わりなの?みたいななんとも変な読後感。
私にとって初めて読みながら途中でやめようかと思った作品になりました。
きっと好き嫌いが分かれる作品だと思います。
紙の本戦神、恋うる雛
2013/01/05 18:06
なんちゃって戦国時代
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
国主、龍景(攻め)と小姓の秋隆(受け)のお話です。
うーん、なんだかいまいち感情移入出来ないで読み終わりました・・・
国主、というだけで秋隆は龍景のことを好きになったのでしょうか?
もういきなり最初から「好き」が全開で置いてけぼりをくらった気分になってしまったのですよねぇ。
龍景は国主として申し分ない力を持っていてただ一つ、色事に長けていて見目麗しい
男女を侍らせるのがとっても大好きな方なのでした。
秋隆の兄は桜君といわれるほどの美貌の持ち主。もちろん龍景の一番のお気に入り。
そんな兄とは全く似ていない浅黒い肌の秋隆。
なのでそれがかなりのコンプレックスでけっこういじいじしてました。
秋隆の兄は色事の激しい龍景についていけなくなりあっさり出奔。
なんだったんだろう、この兄・・・
それでこの兄が秋隆に言ったある一言が何度も何度も繰り返し出てきます。
あぁ、煩わしい。
それから秋隆の「浅黒い肌」という一文も何度も出てきます。
ここまで繰り返されるとうんざりします。気が散ってしまいます。
肌が黒かろうがなんだろうが好きになったらそんなのどうでも良くなるのに。
文章全体も戦国時代仕様なので無理にそうしているようで堅苦しく読みにくかったですねぇ。
というわけで、あぁ、この作品私には合いませんでした。
健気受け、年の差モノをお探しの方には高評価なのかな、きっと。
紙の本愛がない
2013/01/04 14:37
愛とはなんぞや?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同じ会社の同期で営業、白井(攻め)と事務、槙野(受け)のお話です。
いやー、最初の2、3行を読んだ段階で「あ、これダメそう」と思ったのです。
こんなこと初めてでとまどいながら読み終わりました。
せっかく購入したのに読まないのはあんまりだなぁ・・と思ったので。
最初と終わりは槙野視点、で、他は全部、白井視点でお話は進みます。
しょっぱなから冷めた槙野がつらつらと語ります。なんなんだろう、このいやーな感じ。
それからは傲慢で、自分勝手で、人の気持ちなんかこれっぽっちも考えないおばかな白井の一人称。
恋愛ってどんなものか、愛ってどんなものか全く分かっていない白井。
あぁ、読んでてあまりにもおばかすぎて呆れて泣けました。本当に。
こんな白井なのに結局嫌いになれない槙野。おいおい、それでいいのか!
最後はまぁ、こんな白井だからこそ、この槙野なのか・・・と納得はしましたが。
私には全く合わなかったお話でちょっと悲しかったです。
すれ違いで俺様な攻めがお好きな方には高評価になるのかなぁと思いました。
紙の本星に願いをかけてみた
2012/10/03 13:28
幼馴染再会モノ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
実業家である会沢(攻め)と天然石アクセサリーショップのデザイナー直己(受け)のお話です。
読み始めてからの一貫した感想は、か、軽い・・・
文章もキャラクターもみんな軽い、軽すぎる。
主役二人がまだ高校生とかいう設定だったら妥協も出来ましたが、
この二人28歳と30歳の設定です。
天然石のブレスレッドを巡るお話ですが大人の男共がこんなに熱狂できるものだろうか・・・
なんて、読みながらちょっとイラっ(笑)。
いや、人それぞれいろんな趣味があっていいのですが、このお話はいただけなかった。
高月さんの趣味全開!!のお話でした。
久しぶりに購入したことを後悔してしまった作品です。ごめんなさい・・・
紙の本ファラウェイ
2013/09/14 22:53
悪魔が恋人♪
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大富豪の御曹司、ユージン(攻め)とユージンの父親が入院している病院の清掃員、珠樹(受け)のお話です。
天涯孤独の珠樹は病院の清掃員として真面目に働く好青年。
その病院にある日、アメリカのセレブ一族のユージンが父親のお見舞いに訪れるところからお話は進んでいきます。
この二人のお話なんだぁ、と思いながら読んでいるとあっさりユージンは事故に遭い、
その後は驚愕の展開が待っていました!
ファンタジーなお話だったのですねぇ。
ファンタジーは好きな部類ですから、ご都合主義なのはもちろん理解していますが、
あまりにもご都合主義すぎて読みながらうーん、と呻ってしまいました・・・
内容が壮大な割にお話にそれほど重みがないところもうーん、でした。
表紙が素敵!それに英田さんの新作ということで、期待しすぎた私が悪いのでしょう。
でも内容が同人誌レベルか、新人作家レベルか、それよりもひどいかも・・・しれないなぁと。
作者が英田さんと分からなければ、まぁこれもありなのか、と諦めもつきそうなのですが。
大御所作家さんだから担当さんはダメ出ししなかったのかなぁとか、
いろいろ考えてしまった作品になってしまいました。残念。
紙の本薔薇と接吻
2013/03/28 22:09
吸血鬼モノ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
夜の種族、ヴァンパイアである櫂(攻め)と人間ながら特殊な能力を持つ律也(受け)のお話です。
まるっと一冊ファンタジーです。
夜の種族はヴァンパイアだけではなく、狼男やそれを狩る狩人などいろいろいるのでした。
で、簡単にこのお話を説明すると・・・
律也が幼いころに出会い、数年一緒に住んでいた櫂という美しい青年が
「二十歳になるまで自分のことを覚えていたら迎えに来る」という約束をして最終的には迎えに来る
というまぁ、嫁取り物語で本当にこれだけのお話です。
が、この結末までが長かった。本も結構厚めです。
読後感はというと、作家さんの吸血鬼設定をつらつらと読まされた気分なのでした。
基本ファンタジーは好きなので設定自体は悪くはないと思いますが、なんだろう、
BLを読んだ気分にはならなかったのですよねぇ。
設定に重きを置きすぎた感。この一点でしょうか。
二人が身も心も結ばれてさぁ、これから!なところで終わってるので余計にそう思いました。
続編があります。次は「夜を統べる王」です。
紙の本小説家とカレ
2012/11/20 14:15
幼馴染モノ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
会社員の将悟(攻め)と小説家の景(受け)のお話です。
お互い23歳で、お隣さん同士で幼馴染。景は高校生の頃から将悟に片想い中。
でも会えばケンカばかりの二人。
いやー、このお話始終イライラしっぱなしで読み終わりました。
お互い社会人の大人カップルかと思いきや、全くのおこちゃま・・・
まだ、高校生同士のカップルの方が入り込めたかもしれないなぁと。
将悟があまりにもツンケンしてて、ぶっきらぼうで、景への愛情がどれくらいのものなのか
全くといっていいほど感じられなくて。エッチのときも自分本位すぎ。
景もどうしてこんな将悟のことが好きなのかよく分からない!!
景は景でなんか中途半端というか身の回りのことも出来ないまだまだお子様。
まぁ、お互い似たもの同士なカップルだからうまくいくのかな?
あて馬の四方堂のほうが年下なのにずっと年上で大人な印象でした。
たぶんハマる方には高評価なのかなぁと思います。
私には全く響いてくるものがありませんでした。ごめんなさいです。
紙の本夜を統べる王
2013/03/30 18:26
「薔薇と接吻」の続編です
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
またまた今回もちょっと厚めのお話です。
杉原さんがあとがきで、この本単体でも読めると言われてますが、いやー、無理でしょう。うん。
独特のこの世界観をいきなりこの作品だけで分かろうとすればきっと???になってしまうのでは。
前作でやっと落ち着いた櫂と律也でしたが、なんだか甘さがまったく足りないなぁと思いながら読了・・・
えっ、新婚さんの二人なのにあれ、どうしたのかな?と、最後まで気になったままなのでした。
うーん、BLというよりはごくごく普通のファンタジー作品ですよねぇ。
ファンタジーなお話に少しばかりBL要素が入っているという感じ。
世界観の説明が多くて、肝心の櫂と律也の意思疎通がまったく足りてないです。
脇キャラとの会話と脇キャラに関するいろいろにお話が割かれていて
主役のキャラがまったく立っていない印象です。
タイトルになっている「夜を統べる王」にもなんだか微妙な感じが・・・
お話の中ではまだ櫂はそこまで至っていないのですよね。
タイトルだけ見たときにはてっきり櫂がその地位まで上り詰めるお話かと思って読んでいたのですが。
キラキラふわんっなファンタジーをお探しの方にはおススメできる作品ではないでしょうか。