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みんなのレビュー214件

みんなの評価4.3

評価内訳

214 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

顔亡き国家と。。。まさにその通り。

2005/07/23 20:59

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:R2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

スパイものといってしまえば、それまで。。
そういえば、
十数年前、フリーマントル、フォーサイスを
愛読していたなーと思い出した。
日本防衛政策について物申す。
顔亡き国家と。。。
まさに、その通り。
「こちらが攻撃しないが限り、あなた方は機関銃1発たりとも
本艦に直撃させることはできない。そして我々が攻撃を開始
すれば、<うらかぜ>は反撃する間もなく沈む。」
まさに、その通り。
ロックオン時代の専守防衛。。。って何?
戦争したいわけではない。
誰でもそう。
ただ、今の日本の国防装備はどおなのと。
経済摩擦のためだけに、
アメリカ製の高価な装備を買ってるだけでしょ。
ただ、買ってるだけ。。。
おつきあい防衛政策かと。
やるべきことがわからない。
すすむべき道が定まらない。
まさに、亡国。。。
本気で装備しちゃうと、
使いたくなる(人がいつかでる)ので、
戦時下になるかともちょっと思う。
地球温暖化における異常気象や、武装、テロ。
滅びるために、生きているのかもしれない。。
なぁんてね。。。
ドキドキわくわくで、面白かった。

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紙の本

右にも左にも。

2004/02/04 15:42

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川内イオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「絶対行かせません。絶対止められます」

数日前、夜TVを見ていると、自衛隊のイラク派兵に反対するデモを
取材したニュースの中で、マイクを向けられた20代前半ほどの
女性が、「派遣は止められると思いますか」という、傍から見れば
デモをバカにしたような質問に、はにかみ顔でこう答えていた。

…長閑だ。私は溜息交じりの欠伸をして、床に就いた。


『亡国のイージス』は、日常という薄っぺらな表舞台とはかけ離れた、
日本・朝鮮・アメリカ、各国の闇に蠢く権謀術数を描いた作品である。

アメリカが研究開発の過程で生み出した、核を凌ぐ威力を持つ物質。
その物質の存在が、沖縄で起きたある爆発事故から明らかになる。
そしてその物質は、腐臭を放つ祖国を真の理想国家に再建するという
使命に燃え、組織を超えて暴走する北朝鮮工作員の手に落ちる。

工作員は、その物質を究極の交渉カードにして、
祖国の体制を崩壊させるために日米が画策した謀略を公式の場で
明らかにさせ、世界に衝撃を与えることで、祖国に居座る売国奴の
排除と、そのための同士の蜂起を画策する。

その「脅迫」に利用されたのが、戦域ミサイル防衛構想(TMD)に
端を発する、海上自衛隊全護衛艦イージス化計画の、一番艦として
ミニ・イージス・システムを搭載した護衛艦いそかぜであった。

信じるものをことごとく失い、狂気を宿す北朝鮮工作員。
息子を亡くし、自分自身をも見失ういそかぜ艦長。
家族に去られ、艦を奪われ、己の存在意義を自問する先任伍長。
特殊工作要員として、いそかぜ奪還の使命を負った孤独な自衛官。

いそかぜは、国家に対抗する意思を持った革命兵器として、
しかしその腹の底に自沈の可能性を内包したまま東京湾に進行する。


私は、『亡国のイージス』に掛け値なしに没頭した。
寝る時間を削って本を読んだのは、いつ以来だろう。
この本が放つ緊張感はありきたりのミステリーや
クライムノベルのものとは明らかに異質である。
そして、その異質な緊張感の正体は「危機感」にあると思い至った。

『亡国のイージス』は様々な問題を提起する。
自衛隊とは? 国家とは? 戦争とは? 平和とは?
政治とは? 国民とは? 情報とは? 命とは?

正義とは?

デモを欠伸で迎える私にも、デモに笑顔で参加する彼女にも、
共通するのは「危機感のなさ」ではなかっただろうか。

放蕩人生を歩む私も、珍しくそんなことを考えさせられた。

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紙の本

惰眠を糾弾する諦念

2004/11/30 21:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KOMSA - この投稿者のレビュー一覧を見る

“日本のトム・クランシー”福井晴俊の渾身作である。

この小説は男性向けだと思う。
夥しい兵器の描写や戦闘シーンなど、
それだけでひいてしまう読者もいるだろう。

しかし、この小説に横たわるのは、
人間として生きていく為には何が大切な事なのか
という作者の諦念なのだ。

防衛やテロに対して国民や政治家や官僚は惰眠を貪っていると、
福井晴俊はエンターテインメントの側面で糾弾する。

第一章を読んで涙が溢れた。
何故かはここで語らずにおくが、
作者はこのエピソードを記したくて、
この小説を執筆したのではないかと思われるほどだ。

阪本順治監督により防衛庁全面協力で映画も撮影中と聞く。
ある時期、ゴジラ映画は自衛隊のプロパガンダに堕してしまった。
イラク派兵の期限も決まらない中で、
この作品がただ格好よく自衛隊を描くだけでない事を祈りたい。

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電子書籍

年齢も生い立ちも全く異なる人々がひとつの艦で巡り合う

2017/10/11 00:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

生い立ちも立場も異なる人々が、乗艦するに至る理由が淡々と綴られる比較的長い序章。
 この厚みが、上下巻を通じて物語の土台を成して、イージス艦に乗っているのは「自衛官」という「職業」ではなく「人間」だと、折に触れて再認識させてくれます。
 ひとりひとりにこれまで歩んできた人生があり、背負うものがあります。それはひとりでは抱えきれない重荷かもしれません。

 硬直化した組織と日本と言うシステム。その中で翻弄されるイージス艦の乗組員たち。
 誰が敵で誰が味方なのか。誰の言葉が真実で、どこまでが謀略なのか。「あれ」の行方は――謎が謎を呼び、ミステリ的な側面にどんどん引き込まれます。

 丁寧な説明があるので、自衛隊の組織の予備知識がなく、護衛艦の見学をしたことがなくても、状況と館内の様子をすんなり想像できて読みやすかったです。

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電子書籍

考えさせられる

2018/12/29 11:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近の東アジア情勢を前提にこの本を読むとフィクションと思えない迫力緊迫感がある。
主人公たちがちょっと美化され過ぎの気もするが、読み応えのある作品。

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紙の本

戦争の愚かさと生きることの素晴らしさ

2003/04/25 21:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かいらぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 テーマは戦争およびそれに対峙する日本人。重いテーマに見えるが、物語としてぐいぐいと読者を引き込んでいく。人物像の描写から静かに始まり、徐々にスピード感を加えて行く。クライマックスに至るまでは緊張、安堵、怒り、が交差し連続する。そしてクライマックスを迎えた後は引き潮のように徐々に静まり、最後は人間の心にふれることができる。そんな流れのある物語だ。
 戦争の始まりがいかに個人の暴走であれ、始まってしまえば正義という大義名分で国体をあげての戦いとなってしまう。前線では、戦うことを使命とされた兵士たちの殺戮と尊厳無き死が繰り広げられる。その戦争を鎮火するのもまた志ある個人である。しかし戦後50年以上にわたって戦争を対岸の火事として見てきた日本人には、もはやそのような想像力もなくなってしまった。戦争はなにも解決しない、戦争はあってはならない、という確固たる信念もなくなってしまっている。一方で、戦争が起きることに対する万全の備えが必要であることも。この書は戦争のバカバカしさ、目を背けたくなる惨さ、人間の愚かさ、そして生きることの素晴らしさを教えてくれる。

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紙の本

装備の普及より,意識の普及

2003/04/21 03:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:徹志 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北朝鮮の迷走,アメリカの暴走,混沌とする中東情勢,……。急速に国際情勢が緊迫化する中で,日本が取る道は相変わらずアメリカ追従路線だ。外交というのは自国の国益が前提のはずである。だが,「日本の国益の為」が,「日米安保を維持する為」という置き換えがなされているのが日本の外交政策の現状だ。目的の為の手段自体が,目的化してしまっているのだ。
 本書に登場する防衛大生・宮津隆史は,そのような問題に関してこう語っている。
「……現状では,イージス艦を始めとする自衛隊装備は防御する国家を失ってしまっている。亡国の楯だ。それは国民も,我々自身も望むものではない。必要なのは国防の楯であり,守るべき国の形そのものであるはずだ」と。
 そのような己の考えを公表した彼は,防衛庁情報局(ダイス)により事故死の形で殺されてしまう。そんな彼の思いを他所に,自衛隊の装備拡張は進められていき,ミサイル護衛艦全艦へのイージスシステム搭載計画の試金石となる,“いそかぜ”の改修工事が始まる。死ぬまで息子の考えに思いも至らなかった自衛隊二等海佐・宮津弘孝,親の愛を知らずに育った如月行,己の船を守ることに命を掛けるベテラン海曹・仙石恒史,……。様々な人の思いを載せて,イージスシステムを搭載したミサイル護衛艦“いそかぜ”が就航する。そして時を同じくして起こった,史上最悪の化学兵器“GUSOH”の略奪犯が乗った飛行機の空中分解事件。
 前半は,作者お得意の国防論議が「これでもか!」といわんばかりに繰り広げられる。国とは何だろう,国防とは何だろう……,様々な考えが脳裏を駆け巡っていく。そして叛乱勢力による“いそかぜ”占拠が起こり,すべての真相が明らかになっていく。
 いそかぜのクルーを,そして艦を守ろうと駆けずり回る仙石の姿は,前半部分の硬質な国防論を超越して心に迫ってくるものがある。制度という大きな視点から,個人の視点に引き戻すストーリー展開は,国民一人一人が国の存立基盤であることを再認識させてくれる。そこには,大上段に構えた国防論議を黙らせる迫力がある。その一方で,艦(いそかぜ)を日本,艦のクルーを国民と置き換えると,自分の艦を守ろうとする仙石の姿は,国を憂える国民本来のあり方を示しているようにも思える。結局のところ,国防の基本は,一人一人の国民の「自国を守りたい」という意識に根差しているべきなのだ。そして,「守りたい」と思える国であればこそ,「良くしたい」という意識も湧いてくるのではないだろうか。
 北朝鮮問題の緊迫化,イラク戦争と,改めて日本の国のあり方が問われている。そんな今だからこそもっと多くの人に,この本を手に取って,日本という国の置かれた現状と向き合ってほしい。

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紙の本

ここにある傲慢、無批判な日本礼賛に呆然とするのは私だけだろうか。なにが惰眠だ、この平和は戦争では得ることはできないのだ、小泉総理よ息子をタレントにするなら、まずイラクに送ってみろ

2005/05/21 22:11

32人中、31人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸川乱歩賞受賞作「Twelve Y.O.」を読んだとき、その考えの底の浅さと、文章表現の未熟さ、人間の捕らえ方の一方的なことなどについて、この作家の年齢や経歴などまでも引き出して全否定をした。実は、それに近い反応をした人はかなり多く、例えば佐野洋なども推理日記で不快感を表明している。
だから、この本が評判になっても手にする気にならなかった。前作の酷さを例に挙げ、遠慮した。ところが、この本を後日、佐野洋が推理日記で褒めていた。別人のようだ、と書いてあったかどうかは忘れたが、前作の記憶があったので、なかなか読まずにいて、というところは私と同じ。で大絶賛。あの佐野さんがである。
もうひとつ、この本に手を出すのを躊躇わせる要素がある。それはタイトルからも分かるとおり、この本、わが国の国防について扱っている。これが嫌なのだ。日本人が、世界の厳しさを認識していない、国会の議論は何だ、自衛隊とは何なのか、言いたいことはご尤も。にもかかわらず、日本人を信じることが出来ない。
この問題は原発と同じで感情論に流され、結局は現状容認、自民党政府だけがほくそ笑むというのが通常の構図だ。下手をすれば、一気に右傾化するくらいは当たり前の国。しかも、官僚を始めとした権力を握る老人たちが、それをてぐすね引いて待っている。簡単には乗りたくないのだ。個人すら、未だに確立していないこの国での国防や、国策論は本当に危険なのだ。だから読まずに来た。
暴力団と手を組んで、祖父を殺し財産を奪った実の父親。中学生の自分に心を許し、彼の絵画に対する才能を見守っていた祖父の死に、如月行は復讐の鬼と化す。海上自衛艦の艦長で、人望が厚い宮津弘隆は、1人息子の隆を交通事故で失う。宮津のもとに現れた男は、その事故の陰に自衛隊の陰謀があったという。
宮津が艦長を務めるミサイル護衛官「いそかぜ」の先任警衛海曹仙石恒史は、突然の妻からの離婚の申し出に戸惑いながら、勤務に付く。彼らの船は、アメリカ主体の防衛構想にのっとった形で、ミニ・イージス艦に改装され、現在はそのための乗組員の教育が行われている。
彼らの行く手に墜落した旅客機。そこには、在日米軍が密かに開発し、あまりの危険さに自国内に保管することが出来ず、沖縄の米軍基地に保管されていた秘密兵器を強奪した北朝鮮の工作員が、武器とともに乗り組んでいた。
まず、文章がいい。浮ついたところが無い。しかも、籠められた情報量たるや生半可なものではない。だから、読み飛ばすことが全く出来ない。そして、ここには日本が戦後、目を瞑り、誤魔化し、そして制度として破綻をきたしている政治や国防についての熱い怒りがある。それを押さえ込んで、小説にしている。それが、重い。
江戸川乱歩賞受賞作と、この作品の間には、驚くべき溝がある。情報を完全に自分のものにしているのが凄い。だから、情報小説やシミュレーション小説といった悪い印象は全く無い。武器の一つ一つの描写、ミサイルの飛行ひとつとっても、素人を沈黙させる説得力がある。
だから、この本を読むのに一ヶ月もかかってしまった。特に全体の4分の3に関しては、絶賛に諸手を上げて同意する。しかし、しかしだ、この北朝鮮に対する蔑視は何だろう。いや、アメリカに対する軽視も訳が分からない。それだけではない、何だこの結末は。これでは東宝の戦争映画ではないか。最後の日本礼賛、現行の無条件に近い肯定、一体前半の怒りに満ちた筆は何処に行ってしまったのだろう。
愕然である。少なくとも後半は蛇足だ。じつは、これがこの国の持つ国防論の限界なのだ。むしろ、私は船戸与一が見せる銃撃の後の、やりきれない静けさ、絶望の中にこそ真の人間の救いと未来を見る。何度も書くが、ここには鼻持ちなら無い外国蔑視、日本礼賛がある。私は、この作品の根底にある倣岸を認めることは無い。

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紙の本

何を伝えたいのかがよく解りません

2006/01/04 01:19

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

“現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常に非ず”
海上自衛隊ミサイル護衛艦“いそかぜ”の人望あつい艦長・宮津が全防衛庁、全警察力を敵として反乱を実行した理由は?
艦長と同年齢、実直な同艦先任伍長仙石が生死の極限で防衛に立ち上がる。
秘密の兵器を強奪し、自ら権力の頂点を極めるべく宮津の反乱を利用せんと暗躍する北朝鮮工作員ホ・ヨンファと妖艶チェ・ジョンヒ。
謎の青年、如月行。
素晴らしい筆力です。行動する現場への愛着があります。特にミサイルとか戦艦、防衛システムに関する蘊蓄には感心しました。
ただ ストーリーに何か不自然を感じます。
闘いというか戦闘が全て個人的情念から(一部アメリカの陰謀らしきものもありますが)起こっているのですね。危険な職務に身をさらす事で実父殺害の罪悪感から逃れようとする如月行、アメリカへの怨念と支配欲に取り付かれた北朝鮮工作員、保身主義の上官の下ひたすら自衛官の誇りに命をかける先任伍長、愛息謀殺を知り部下と戦艦、国民を巻き込んでの復讐にのめり込む艦長。
確かに戦争は末端人民の情念を糧に闘われるものかも知れませんが、その情念をかき立てさせるものは何か?艦長愛息の遺した“国家防衛論”が背景にあります。
何故かこの論理がかなりお粗末なため(天下の秀才にむかって失礼ではありますが某知事並みのいささか単純な自己顕示?)宮津艦長が息子の大義に賛同したとも思えず、ただ息子を殺害された恨みをはらすために国民を標的に反乱を犯したとしか思えません。
その為作者自身何を思ってこの大作を物にしたのか、単なるアクション小説か、何か伝えようとした“メッセージ”が有るのか無いのか解らなくなりました。
逆に一部正義漢を振り回した革新将校が大衆の情念に火をつけ、あの太平洋戦争を闘わせた歴史への皮肉が“メッセージ”であるならば確かに空恐ろしい気もするのですが。

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紙の本

知らなかった自衛隊問題

2002/10/12 17:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

大抵の日本人が考えていないと思う自衛隊問題を扱った作品なので、
読んでいて納得したり、疑問に思ったりしたことが多かった。

学生の時、自衛隊問題をすこし勉強しますが、その存在の是非については何も考えなかった。

戦争には絶対反対だし、選挙やスキャンダルがある度に他国を攻めて、国民の目をそらしたり、共感を得ようとする国なんて最低だとは思うけれど、その最低な国に守られて、それに自覚のない私達はそれ以下なのかもしれない。

自分の国は自分で守らなくては、一人前の国家といえず、被保護国の事情に左右される日本の政治もしょうがないことなのかもしれない。

本当はどこの国も軍隊がなくなれば、どこの国も戦争を止めてしまえば自衛隊の問題も根本から消えてなくなるし、世界も平和になるのかも。

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電子書籍

期間限定価格!破格です

2016/12/05 21:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなビッグタイトルが電子書籍100円で読めるなんて感激です。福井晴敏先生の作品は読んだことがありませんが、年末年始で読みたいです。

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2004/10/01 09:23

投稿元:ブクログ

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2004/10/13 13:35

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2004/10/22 11:07

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2004/11/18 22:22

投稿元:ブクログ

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