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夜明けには優しいキスを【イラスト付】
アルバイトで生計を立てる要は、理不尽な仕事や恋人の暴力をも受け入れて日々を過ごしていた。それが過去に犯した罪の罰だと思っていた。バイト先の後輩・公平はそんな要を気に掛け、...
夜明けには優しいキスを【イラスト付】
夜明けには優しいキスを (プラチナ文庫)
商品説明
アルバイトで生計を立てる要は、理不尽な仕事や恋人の暴力をも受け入れて日々を過ごしていた。それが過去に犯した罪の罰だと思っていた。バイト先の後輩・公平はそんな要を気に掛け、好意すら寄せてくれる。公平の真っ直ぐな眼差しに罪を暴かれそうで怖かったのに、いつしか彼に惹かれていた。けれど、過去の罪はその想いを許さない。幸せになることを拒む要に、公平は……。
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自虐的に生きる要が救われる話
2022/09/08 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
関連本が3種類あって 「夜明けには優しいキスを」の「お菓子の家」はスピンオフ。
迷ったけど、この2014年版から電子版で読みました。
「夜明けには優しいキスを」池上公平x西塔要
花丸文庫black 2009/07/17
「お菓子の家~un petit nid~」阿木仁x加瀬弘明
プラチナ文庫 2012/09/12
「夜明けには優しいキスを」プラチナ文庫 池上公平x西塔要
2014/02/13 レーベル変更、 書き下ろし追加して再編。
--
高階佑 さんのイラストが素敵。
凪良先生の文章は、内容が暗くても、読みやすい。
西塔要:主人公。トラウマ持ち。
加瀬弘明:要に執着する男。トラウマ持ち。
池上公平:アルバイター。
トラウマ持ち同士が慰め合って共依存。
傷だらけで死んで終わりになる寸前を、公平に救われる。ハピエン。
気の毒な加瀬を救う人が登場する話が、「お菓子の家」
「お菓子の家」を書いた後の、書き下ろしを追加した再編版が、この本。
流れから言うなら、「お菓子の家」の家が先のほうがよかったのかな。
紙の本
最後はみんな幸せに
2016/01/28 22:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:daifuku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「お菓子の家」を先に読んでいたので、暴力表現があるのを覚悟していたのですが、思ったより大丈夫でした。
「お菓子の家」の加瀬の過去が知りたくて読んだので、主人公の要や公平よりも加瀬に注目していましたが、だいたいどこを読んでも重めです。
この作者さんは重めのテーマをよく書くようですね。
私はサスペンスやミステリのシリアスな小説もよく読むのですんなり受け入れられましたが、萌えを求めてって感じのBLではないと思います。でもハッピーエンドですし物語として普通にいい作品だと思います。
電子書籍
ネタバレです
2016/01/19 15:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に、「お菓子の家」を読んでいたので、どうしても、加瀬目線で、読んでしまいました。
それだけに、ラストで、加瀬が身を引くところは、涙が出ました。
そして、「One day」では、要目線で、加瀬の幸せそうな様子がうかがえて、思わず、笑みがこぼれました。
紙の本
共依存の泥沼
2020/11/03 08:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
実は作者さんの「お菓子の家」のあらすじを読んで
読みたいと思ったのですが
こちらのスピンオフもののだと知って
まずはこちらを読もうと持って手に取りました。
本末転倒気味ですが、最近こんな読み方ばっかりな感じ。
だって、この本はあらすじ読んだだけなら、
チョイスから外してた。
(実際作者さんの作品読みたいと思ってチョイスした時には
はじかれていた作品です)
ちょっとこの淀みは何って感じの作品
主人公の要は「幸せになることを放棄」して
自分に起こる理不尽なことを「少女の死に対する罰」としてしまう。
その恋人の加瀬は完全なDV男
不幸な人生には同情するし、心が引っ張られるけど
その狂おしいまでの暴力性には共感はできない。
お互いに泥沼の中に立っている二人は明らかに共依存状態
しかも最初から愛や恋は一方通行だからたちが悪い。
そこに公平というちょっと正義感はともかく社会的存在としてはどうよとは思う人物が現れる。
まあ、このくらいの人でないと共依存状態の二人を離せなかったかとも思うけどね。
しかも主人公の要は思い込みが強すぎて不幸に酔っている的なところが痛い。
加瀬の暴力を受け入れるのも加瀬に心があるわけではなくて
一種の自傷行為(ある意味自己満足)なので、
加瀬は一番欲しいものを得ることができない。
そして・・・また暴力と・・・。
負のスパイラル状態をどうするのよって思ってましたが
これをきちんと最後まで持っていった作者さんの力に感服いたしました。
そうそう、私が一番心をくじかれたのは初めの頃に
「要は加瀬を好きじゃない」
ってところ。
もう初めからそうなのにそれを言わないで
暴力すら受け入れる残酷さが痛かったです。
だからと言って加瀬の暴力を容認するものではないのだが、
少しも愛は存在しないのに拒否しない要に
愛を欲している加瀬が泥沼に頭を押さえつけられるように沈められている
この構図がそもそも痛い。
加瀬に対する描き方がとても重い。
過去も現在もどうにもならないのに
要の自傷行為的な状態がさらに加瀬を負にひっぱている気がします。
途中で最悪を選択するくらいに。
最後に要に与えられたものは加瀬にとってどうなのって思いつつも
「癒やし」と「再出発」の足がかりにはなったようで良かったです。
加瀬が要を抱えて眠るシーンはじんわりきました。
「BLというより蟹○船」という後書きと
公平の両親が学生運動で知り合ったって話に
この話の時代設定はいつなのかなぁとちょっと思いましたが
良し悪しではなくて単純な疑問
余談ですが、レビュー読むと
お菓子の家から読むと加瀬に対する見方も変わってきたり
加瀬に対する思い入れ故にな感想が散逸されます。
この書だけでも加瀬への作者の思いが
なんかひしひしと感じられますけどね。
(お菓子の家未読の状態でも)
なので、上記評価も仕方ないかもとは思います。
それに、主役二人は良い未来を得たけど、
この時点で加瀬はどうなってしまうのかという感じで
放り出されているのでね。
↑
「お菓子の家」読みました
加瀬よりの感想が多い理由が身をもって納得しました。
☆3.5評価で普段なら4のところですが
思うところありで3にします。
紙の本
イラストが良い
2015/10/31 22:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
高階さんの美しい挿絵で読みやすかった。闇を抱え込んでいる人物に傾倒してしまう性分なのもあり、最後まで救済措置のない加瀬が気になった。
電子書籍
いたい・・・
2018/09/30 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かなぶん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私的には結構きつい暴力描写でした・・・
もちろんお話的に必須なのですが。
受けが自分の不幸に酔いすぎている感じがして、
あまり好きになれませんでした。
不幸自体は結構大きな不幸なので、
もう少しわかってあげる努力をしなきゃいけなかったのかな。
電子書籍
うーん
2018/10/28 19:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めがどうにも苦手で楽しめなかった…
でも加瀬の話が読みたいと思っていたらあって嬉しかったです!そちらは面白かった!
紙の本
新装版です
2014/02/21 21:22
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前の作品に新たにSSを加えた新装版になります。
新装版ですが表紙は当時のままですね。なんだかとても懐かしく感じました。
お互いにフリーター同士の要(受け)と公平(攻め)のお話です。
こちらのお話、花丸文庫版でレビューしていますので今回はさらっといきます。
私、もう本当にこのお話だけは鬼門!というかかなり苦手な作品です。
なので新装版を読むつもりはなかったのですが、やはりSSが気になり手に取りました。
一言、「あぁ、やっぱりダメだった・・・」本当にごめんなさいです。
なんというか、全体的なバランスがいまいちだし、ともかくBLらしかららぬ内容で、
表紙の雰囲気とはかなり懸け離れている、とても重たくて痛いお話なのです。
SSではあいかわらず例の活動なんかしちゃってるらしい公平に少々苦笑。
それに仕事や家までなくなりそうなんて本当にあいかわらずの2人のお話でした。
短いながら加瀬と要のお菓子の家で書かれていたあのシーンもしっかりあります。
たぶんお菓子の家の加瀬からこちらの作品に訪れた方はもっと温かい目で読むことが出来て
更に好意的な感想を持たれるのだろうなぁと思います。
しかし、私にとっては何年経っても苦手な作品のままでした・・・。
紙の本
苦しい、痛々しいBL、でも救い有
2017/05/31 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までレビューを読んで、あまりにも痛々しい内容なんだろうと避けてきた作品でした。
蟹工船と言われるほどの仕事の描写も、受け要の恋人加瀬からのDVも、過去の事件も読んでいて苦しかったです。
でも要に想いを寄せる公平の明るさに救われ、要も加瀬も再生していく終わりで良かったです。
スピンが気になって読んだけど、読んでよかったです。