火花
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紙の本
冒頭の美しい文体には目を瞠ります
2018/09/05 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしから読者の心を惹きつける大変美しい文体です。いやが上にも期待は高まりますが、物語の着地点は今の流行りなのかも知れませんが尻つぼみな感じでした。
紙の本
賛否両論だけど…
2018/05/11 09:42
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだ周りの人はう〜んといってたけど、自分は面白く読めた(^o^)神谷みたいな存在はある種の憧れ!自分は徳永タイプかなf(^_^) これ読んだらM-1とかザ漫才がさらに面白く見れるかもね。
紙の本
わあぉ。むっちゃ純文学しているな!
2017/12/27 18:54
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が割れているようだ。かなり多くの人が読んでいるからだろう。
でもベストセラーに懐疑的なわたしにとっては、かえって好印象である。
読了後、自分の趣味に合っていたので嬉しく思った。
スパークスの徳永。売れない漫才師である。
熱海での花火大会の余興でネタをやっていたのだが、
前半の老人会がテンパって大幅に延長し、徳永たちは
花火の打ち上げの真っ最中の出番となった。
聞く人なんているわけがない。
「仇とったるわ」
15分の持ち時間のあとに、さらに一組が控えていた。
あほんだらである。これが神谷との出会いであった。
神谷はステージに上がると、いきなり怒鳴りだす。
霊感が強いから、顔を見たら天国に行くか地獄に行くのか
分かるんだと。
「地獄、地獄、地獄、地獄、地獄、地獄」
相方も鬼の形相で通行人を威嚇する。
マイクを通さずに、殺すぞこら、こっち来てみいとガンを飛ばす。
むちゃくちゃだ。
熱海の夜、徳永は神谷に連れられて打ち上げをしていた。
師弟関係を結んだ二人の関係がここから始まる。
漫才が好きで好きで、アプローチの全然違う二人。
神谷は、誰もやっていないことこそが笑いの原点と信じ、
突き進んでいく。
徳永は、対極的な神谷に惹かれ、その本質に近づこうとする。
神谷の人間的浅さも見えてくる。考えなしの暴走を、
誰もやっていないことと勘違いしていることにも気づく。
でもこの二人の友情は途切れない。
ネットの叩き行為をもとに、とても深い考えが落としてあって
感心した。
> 人を傷つける行為は、一度は溜飲が下がる。でも一瞬だけ。
> そこに安住している間は、自分の状況は良くならない。
> 他を落とすことによって、今の自分で安心するという
> やり方だからだ。
> その間、自分が成長する機会を失い続けている。
> だから一番簡単で楽な方法を選んでいるよと、
> 誰かがやめさせなくてはならない。
この深さ。
全編にわたり、漫才を通した人間性を感じられてよかった。
オーソドックスで、とても楽しめた。
紙の本
気づけば読み終えていた
2017/12/12 18:45
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投稿者:名無しさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
お笑い芸人自身が描く、若手芸人の下積み時代の破天荒、苦悩、志が痛く伝わってくる。会話がリズム良く楽しくもあり、メンドクサクもある。無計画な体当たりは、表現する色んな人達に通じてるんだろう。そして認められること、それを生業にすることはとてつもなく厳しい。インターネットでの一般人の方たちのひと言が強烈に辛い。焦りや不安の中にある希望や自信の表現が良かった。ラストシーンはとても好みです。
紙の本
話題性
2017/08/16 20:32
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投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸人が書いたものでなかったら芥川賞はとれたのだろうか?私の答えはNOだ。と言っても過去の芥川賞作品がどれほどのものだったかと考えると批判ばかりもしていられない。読んだ人の評価に任せるというのが正しい評価か。
紙の本
個人的には良かった
2017/08/15 23:18
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投稿者:カヨコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議でありながら現実の泥臭さに満ちた主人公の周りの世界観に魅力を感じました。
しかし、万人受けする作品ではないです。低評価があるのも分かる気がします。(個人的にはとても好きな作品でした)
2作目も近いうちに読んでみようと思います。
電子書籍
難しかった
2017/06/05 20:49
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投稿者:アップル - この投稿者のレビュー一覧を見る
又吉さんは相当な数の本を読まれている方なので、あまり本を読まない人にとっては、難しい文面かなと思いました。
先輩芸人さんは、何のために芸人をしてて、何のために生きているのだろうかと考えさせられました。
紙の本
出遅れましたが…
2017/05/27 08:02
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投稿者:mark - この投稿者のレビュー一覧を見る
出遅れましたが、読んでよかったです。
共感できる作品で楽しかったです!
紙の本
賛否両論なのがわかる。
2017/05/03 10:46
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投稿者:sacchibi - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題作なので、一度読んでみようと手にした。
お笑い芸人の世界にも関心が薄いせいか、正直、「面白い」等絶賛される理由がわからないまま、字面を追った感じで読了した。
「話題作はこんな感じなんだな」という感想で終わった。
又吉さんは、独特の雰囲気をもっているし、嫌いではない。
お笑い芸人さんなのにという表現は失礼かもしれないが、
お笑い芸人さんなのに、こんなに文章も書けてすごいなとは思った。
ただ、作風については、正直、好みとは言いがたく、次回作も貪欲に購入しようという気持ちにはなれなかった。
可もなく不可もなくという感じである。
紙の本
夢を掴もうとしている人達がここにいる。
2017/02/19 16:20
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
又吉さんの芥川賞作品という事で、いろいろな人たちが読んで批評されているんですね。
本作の中でも出ているような、肯定的なものからけっして読みたくない内容のものまで・・。
すぐにでも読みたかったのですが、少し落ち着いてからじっくり読むことにしました。
漫才芸人になって売れっ子になる出番を信じて続ける事の不安。
その人たちが感じる、恐怖、不安が見事に描かれていた。
そんな恐怖を紛らわすために皆で酒を飲んで、また夢に向かう。
夢を持たないで生きている人間にはきっと語れないだろう。
本文抜粋「親が年を重ねる、恋人が年を重ねる、全てが間に合わない、自らの意思で夢を終わらせることを本気で恐れていた」
読んでいて、熱くなって胸がジーンとさせられたり、涙ぐんだり、又吉さんちゃんと伝わりましたよ。
紙の本
自分であることで勝負する人々。
2016/11/01 17:55
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫才を含め表現者として個人で活動をする人の逃げ場のなさを見た気がした。
就職してなにがしかの役割をふられて、やれといわれている仕事をこなしている代わりに、対外的な責任は企業がかぶってくれる、そんな社会人とはわけが違う。自分のやりたいことでメシを食えるようになっても、「おもしろくない」の一言で自分の存在すら否定される。
そんな世界で生きる神谷と徳永の、ぎりぎりの自己表現の果てがあのラストなのかと思うとじんわり悲しい。
紙の本
花火大会
2016/09/10 02:36
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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
花火大会までは雰囲気が良かったけれど、花火大会が終わった後は
高揚感も物寂しさもなく、日常生活に戻って緩やかな坂道を下っていくような話に思えた。
作者はせっかく漫才師なのに、もっと漫才師にしか書けないような内容にして欲しかった。
余談ですが、花火大会の先輩の漫才は有名なエピソードなのでしょうか?
読んだ時に「あれ、この話知っているような気がする」と思ったので気になりました。
紙の本
純文学です
2016/09/07 21:06
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の漫才のところは感動をおぼえました。
ただ全体的に純文学的であり、続きがどうなるのかというわくわく感はありません。最後の漫才を除いてそれほど印象に残るエピソードもあまりないんですよね。
もっともそれほど分量が多くないので、すぐ読めると思います。
紙の本
話題になっていたので
2016/08/19 17:03
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になっていたので読んでみましたが、私はそれほど…でした。
お笑い芸人のお話。
結局何が言いたいのかよくわかりませんでした。
紙の本
芸人だからかけた
2016/08/12 23:33
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
真似事じゃなく純文学。自分の文章がきちんとある感じ。又吉の笑いのセンス、好きです。
芸人にしかわからない、でも〈芸人〉が語ってはいけない思い。彼だから書ける作品だなぁと感心。書き続けて更に磨いて欲しいなぁと思いました。