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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 490件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2006/03/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/160p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-106923-9
文庫

紙の本

トリツカレ男 (新潮文庫)

著者 いしい しんじ (著)

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い...

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トリツカレ男 (新潮文庫)

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商品説明

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー490件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

読者がトリツカレてしまう魅力の一冊。

2006/07/01 23:29

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私の個人的な問題ですが基本的にラブストーリーが好きではありません。ですからこの本も内容紹介の欄にラブストーリーの文字を見た瞬間「うげげ」と正直思いました。
ところがです、この本はラブストーリーでありながらファンタジーのような物語でもあり、また切ないのか心温まるのか、一体感想をどんな言葉で表したらよいのか解らなくなりそうなくらい感情の渦が後から押し寄せてくる一冊なのです。
まず冒頭からジュゼッペが何故トリツカレ男と呼ばれるのかその説明はなく、いきなり「オペラ」にトリツカレた様子から物語は始まるのです。
何をしても歌から始まるジュゼッペ、それは彼にとって息をしているのと同じくらい自然な行為のためやめようと思っても止めれない。またほかに三段跳びにトリツカレて新記録が出るほどまでになるのに、ある日突然そのトリツカレるものは変わってしまう。
その説明を延々とするのではなくほんの数ページだけなのにも関わらず、変わり者である「ジュゼッペ」という人物が自然と読者の心の中に踊るように生きてくるのです。
そして彼が出会う少女が「ペチカ」。
彼女にトツリカレたジュゼッペは彼女に笑ってもらうためだけに、彼女の心の中にある哀しみを取り除くためにあらゆることをしていきます。
彼女の心を凍らせるものは全て暖めて溶かしてあげたいと願うジュゼッペ。
不思議な出来事を混ぜながら、次第にペチカは真実に近づいていくのです。
ここまでファンタジックにそして感情を押付けることなくラブストリーを書ける方がいたのか!という驚きで一杯になってしまった一冊でした。
本当の愛は相手の幸せと笑顔を求めて、その笑顔で自分も救われることという単純だけれども難しいことをスラリと語っているこの本は是非手元に置いておくべき一冊かもしれません。
この本を読むと、今度はあなたがジュゼッペにトリツカレることお約束します。

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紙の本

人は会うべき人と会うべきときに必ず出会う。

2010/04/18 23:11

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書のことは、Twitterでご縁があったミュージカル俳優さんに教えていただいた。

著者名も書名も始めて聞くものだったので、まずは書評を見てみた。

エルフさんのこの書評の言葉が、まっすぐに飛び込んできた。

  この本はラブストーリーでありながらファンタジーのような物語でもあり、
  また切ないのか心温まるのか、
  一体感想をどんな言葉で表したらよいのか解らなくなりそうなくらい
  感情の渦が後から押し寄せてくる一冊なのです。

書名を聞いたその日に本屋に行くと、運よく本書は私を待っていてくれていた。

読み始めてすぐ「語り」に引き込まれた。

語り手が出てきてすべてを語る一人芝居というイメージが最初に立ち上がってきたのだ。

声が聞こえるような気がした。

「一度なにかにとりつかれちゃうと、もう、ほかのことにはいっさい気がむかなくって、
またそのとりつかれかたが、そう、ちょっと普通じゃないんだな」ということで、
みんなから「トリツカレ男」と呼ばれている、ジュゼッペ。

彼がこの作品の冒頭でハマるのが、オペラ。

ラジオで下手なオペラ歌手が歌うのを聞いて
自分の方がよっぽどうまいと思った瞬間、オペラにハマり、
「おれーのほうが、ららら、よっぽーどー、うーまーいー」
と歌い始める。

歌が聞こえた。フリつきだった。

頭の中でのイメージは、高尚なオペラよりも
なじみのあるミュージカルに変換されているのだった。

そんな感じで、本書の語りと雰囲気にハマったのは1ページ目だった。

お芝居になることを想定して最初から書かれたのではないか
と思うほどの立体感があったのだ。

さて、ジュゼッペはレストランのウエイターなのだが、
仕事中も当然この歌は止まらない。

しゃべる言葉がみんな歌なのだ。

これでは仕事にならないと主人からしばらくの休みを言い渡される。

主人は、「しょうがないよな、トリツカレ男なんだから」
と思っているんだから、どうやらこれはいつものことらしい。

街の人も彼のこのトリツカレぶりには慣れているらしい。

オペラの次は、三段跳び、探偵、昆虫採集、15カ国もの外国語、
なぞなぞ、潮干狩り、潮干狩りでひろった貝がらや石ころをみがくこと・・・・。

あぁ、誰か止めて!

項目だけでも挙げておくかと思ったが、やーめた。多すぎる。

これで終わったわけではなく、話が展開する中で
いったいいくつのものにハマっているんだか数え切れないのだ。

彼がそれにハマるきっかけは、なんだかよくわからない。

見たり聞いたりしたものにある日突然強烈に影響を受ける。

これをやったら儲かるとか得とかそういうことはまったく考えておらず、
無心にハマってプロ級になってしまう。

そんな彼は、「友達」に出会うことになる。

ハツカネズミの飼育にハマったときに、増えたネズミたちは脱走したのだが、
一匹残ったネズミはなんと人語を解したのだ。

そして、彼は、ジュゼッペの理解者でもあったのだ。

  「なにかに本気でとりつかれるってことはさ、
   みんなが考えてるほど、ばかげたことじゃあないと思うよ」

  「そりゃもちろん、だいたいが時間のむだ、物笑いのため、
   役立たずのごみでおわっちまうだろうけれど、
   でも、きみが本気でつづけるなら、
   いずれなにかちょっとしたことで、むくわれることはあるんだと思う」

このネズミの言葉はおもしろいようにその通りになるのである。

こんなトリツカレ男・ジュゼッペは、お約束通りに恋に落ちる。

ネズミと公園に散歩に出かけ、芝生でサンドイッチを食べようとした瞬間!

噴水のそばで風船を売っていたペチカに恋をする。

ネズミは、ジュゼッペのために、毎晩のようにペチカの部屋に行き、
彼女の情報を彼女の家のインコからもらってくるようになる。

ジュゼッペとペチカは少しずつ親しくなっていくのだが、
親しくなればなるほどにジュゼッペの感覚は研ぎ澄まされて、
ペチカの笑顔の底にあるかすかなくすみが気になってしょうがない。

ネズミにその真相を探させては、彼女のために
影で彼女の人生の憂いとなるものを取り除いていくべく活躍するのだ。

ところが、そんなある日、ジュゼッペは、
彼女の心の奥底にある本当の憂いの理由を知ってしまう。

愛する人が求めているのが自分ではない、
しかも、その存在はあらゆる意味で自分を超越している。

そうしたとき、あなたはどうするだろうか。

彼は、自分が愛されたいという理由ではなくて、
愛する人のために自分じゃない者になろうとした。

  「やるべきことがわかってるうちは、手を抜かずに、そいつをやりとおさなくちゃ」

彼にはそれで自分以外の人間になりきれる才能があった。

自分は自分以外の他人には決してなれないということを
悲喜こもごもにいつも意識している私は、ネズミと一緒の気持ちだった。

  「まちがってる!」

確かに、ジュゼッペがなろうとした人物は、魅力的なのだ。

ペチカの回想によるとアイスホッケーの教師だったその人物は
これが口癖だったという。

  氷の上で私たちが身をもって学んだ、三つの大切なこと

  そのいち。氷の上の私たちは、いつかきっと転ぶ

  そのに。転ぶまではひたすら懸命に前へ前へとすべる

  そのさん。転ぶとき、転ぶその瞬間には、自分にとって、
  いちばん大事なひとのことを思う。
  そのひとの名前を呼ぶ。
  そうすれば転んでも大けがはしない。
  そうして転ぶことはけしてむだなことじゃない

第3章までの展開では、トリツカレ男ばかりが惚れた弱みで報われないじゃねぇかと
鈍感なペチカに腹が立ってくるのであるが、
第4章で別な展開があり、第5章で鮮やかな返しが待っている。

女性としては意外とペチカが頼もしかったこと、
そして、自分肯定というテーマを持ち続けてきた者としては、
自分はやっぱり自分ということをしっかりと示してくれたことがうれしかった。

物事は一方向ばかりで見るものが真実とは限らない。

主人公が見た表のストーリーに対して他の人物見た世界が裏として必ずあるのだ。

そして、単純な表裏だけではないもう一つの世界に心を揺さぶられた。

タイトルも安直に主人公の名を冠しただけではない深い深い意味があったのだ。

誰かが誰かを必要とするときは、相互いに相手を必要としているのだ。

秘密を明かせない以上、なんともうまく表現しがたいのだが、
与えることはもらうこと、愛することは愛されること、
見つけることは見つけられること、という言葉で、終えたいと思う。

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紙の本

依存性のある独特な作品

2021/01/14 20:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

手に取った瞬間にこの作品の世界にトリツカレてしまった。ギャグなのか?ネタなのか?と思うほど次から次に取り憑かれていく“トリツカレ男”のくだらなさが斬新過ぎてめちゃくちゃ面白い。誰にでもオススメ出来る作品

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紙の本

感想

2015/07/28 03:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かいちょー - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハッピーに、そして少し優しく、誰かを愛したくなれる本です。主人公のひたむきさに心うたれ、応援したくなります。この本でいちばんすきなシーンは、いちばん最後のパンの描写で、文字を読んでいるだけなのに、目の前にできたてのパンがあるように感じられます。個性的な言葉遣いで、読んでいて楽しいです。

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紙の本

純愛物語

2016/03/11 16:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あるばとろす - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公ジュゼッペはレストランのウエイターで、何かに夢中になると寝食を忘れて没頭してしまう青年。みんなからは「トリツカレ男」と呼ばれています。
そんな彼が北の国からやって来たペチカという女の子への恋にトリツカレてしまうというお話です。もしかして“うつけ”なのかな?と思いきや、没頭することが幸いして何ヶ国語かを話すことができたり、ペチカの悩みの根源を取り除こうと奮闘したりとなかなか素敵な青年です。
恋にトリツカレてしまうなんてちょっと照れくさい気もしますが、ホッと一息つける大人のメルヘンといった感じでしょうか。彼女の幸せを願い、危険な行動を起こしたりしますが、それもトリツカレ男と呼ばれる彼の真骨頂なのでしょう。
素敵な純愛が描かれている作品です。

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紙の本

純粋にかっこいい

2015/03/26 16:00

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

取り憑かれることの何が悪いんだろうね。ただ、ぼくはどうしようも無いくらいきみにトリツカれただけなのに。ペチカのためにタタン先生になりきろうとしたジュゼッペを純粋にかっこいいと感じた。

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紙の本

とにかく先が気になる

2019/09/23 18:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Pinokonokonoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

SNSで知り合った友達に勧められタイミングよく本屋で目にとまり購入。
騙されたと思って読み始めたもののあれよあれよという間にはまり、不思議な世界に引き込まれた。
面白いというわけでなく、読者に先を読まずにおられなくさせる。

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紙の本

読後感の良いものがたり

2015/08/10 18:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:につく - この投稿者のレビュー一覧を見る

いしいしんじさんの作品を読んだのは、はじめてで、最初は、ちょっととっつきにくさもあったのですが、だんだんとハマっていき、終盤では、主人公のジュゼッペを思いっきり応援していました。

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2006/03/31 15:10

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2006/04/02 18:22

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2006/04/08 22:08

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2006/04/23 00:21

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2006/05/13 02:24

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2006/05/17 15:02

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2006/05/17 19:35

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