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紙の本
植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略 (幻冬舎新書)
多くの植物が毒をもつのは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための生存戦略。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。有...
植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略 (幻冬舎新書)
植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略
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商品説明
多くの植物が毒をもつのは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための生存戦略。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。有毒植物と人間の関わりも楽しく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。【商品解説】
著者紹介
田中 修
- 略歴
- 田中 修
一九四七年京都府生まれ。農学博士。京都大学農学部博士課程修了。米国スミソニアン研究所博士研究員などを経て、甲南大学特別客員教授・名誉教授。専門は植物生理学。『植物はすごい』『植物のひみつ』『植物はすごい 七不思議篇』(以上中公新書)、『植物のあっぱれな生き方』『ありがたい植物』(以上幻冬舎新書)、『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(中央公論新社)、『植物はおいしい』(ちくま新書)など著書多数。
丹治 邦和
一九六九年京都府生まれ。神戸大学農学部卒業。東京大学農学系研究科修士課程修了。弘前大学医学部脳神経疾患研究施設神経病理部門助手、米国テキサス大学内科学教室博士研究員、米国MDアンダーソンがんセンター博士研究員を経て、現在は弘前大学大学院医学系研究科脳神経病理学講座助教。
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電子書籍
知っているようで知らないこと
2020/07/17 01:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近な植物、とくに野菜なんかは身近過ぎて、うっかりって有りますよね。
ジャガイモの芽の話はよく聞くけれど、皮全体が緑っぽくなることが有るので、気をつけなくちゃいけませんね。
それもこれも、植物たちの涙ぐましい抵抗、全部食べられないための工夫だなんて考えたら、いとおしくなります。
紙の本
植物の毒の情報満載!
2020/04/28 12:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャガイモのソラニンやスイセン、イヌサフランなど、身近に存在する植物のあらゆる毒を網羅した、雑学を深めるには最適な1冊です。当書で取り上げられる用語を暗記すれば、クイズに強くなれるでしょう。
文章も丁寧で優しく、読みやすかったです。
紙の本
植物トリビア
2021/01/02 22:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
1章は有毒物質を持つ身近な植物を紹介している。ジャガイモは、普段食する植物であるが、ソラニンなどの有害物質による食中毒が多く発生しているようで、注意を要するものだ。ニラに似ているスイセンや、ククルビタシンを有するヒョウタンも危険だ。ヒョウタンから品種改良して食べられるとされているユウガオも、中にはこのククルビタシンを多く含有しているものがあって注意が必要とのことである。
2章は、人間以外の生き物に毒になる物質を紹介している。特に昆虫に対して有毒性を発揮する除虫菊は、人類にはありがたい存在だ。現在は、除虫菊の成分ピレトリンを改良したものがピレスロイドと総称として、活躍している。
毒と薬は紙一重である。3章では、毒を薬として利用できる植物を取り上げている。ガランタミンを有するスイセンが認知症に役立ったり、コルヒチンを持つイヌサフランがタネなしスイカを作るのに役立ったりといった具合だ。有毒性が強いトリカブトも漢方薬で使用されているようである。
鮭のピンク色は健康に良い成分であるアスタキサンチンによるものだが、これも元は藻由来である。4章では、このような役立つ植物が話題となっている。コーヒーは1日に3~4杯、お茶は1日に5杯以上摂取すると良いようだ。花粉症にはじゃばらという柑橘類に多く含まれているナリルチンが良いとされ、また緑茶のカテキンも有効だという。赤福などの餅菓子は硬くならないが、これはトレハロースのおかげだそうだ。しかし、トレハロースは砂糖と同じカロリーで甘さが半分とは残念だ。プシコースなどの希少糖は甘いのにカロリーが少ないとのことで、これはかなりありがたい物質である。
薬の相互作用が問題となることがある。グレープフルーツジュースは様々な薬との飲み合わせに注意が必要だということが知られている。5章は薬に対する影響を特集している。グレープフルーツのフラノクマリンが問題となるようで、夏ミカン、ダイダイ、ハッサク、ブンタンなども注意が必要とのことだ。一方で、温州ミカンやカボス、レモンやネープルは問題ない。また、アセトアミノフェンの使用中にキャベツなどのアブラナ科の植物を摂るとグルクロン酸が、排泄を促して効果を弱めてしまうとのことである。
6章は長寿と植物との関係を扱っている。ニンニクはがんを予防できるかもしれないようだ。
電子書籍
植物の様々なトリビア
2021/02/03 19:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒にも薬にもなる植物の様々なトリビアをまとめた本である。とても読みやすくて実生活でも参考になる事項が多い。
しかし著者たちの専門が農学であり、医学薬学系でないためか人体に対する植物毒や植物薬の影響が雑学レベルでとどまり、深みにかけた点が残念である。だから読みやすかったとも言えるが。
紙の本
生活のうえでの教養として知っておきたい。
2020/12/31 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近な植物に、意外にも毒がある。
山歩きをしなければ、縁がない話だと思っていたが、
さにあらず。
庭先に、花屋に、スーパーに、ある。
毒となるもの、役に立つものを知って、賢く暮らしたい。
読んで良かった。