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商品説明
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。いつも醬油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。そのわけは…。表題作をはじめ、旅猫リポート外伝「ハチジカン」など猫をめぐる全7編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。
時間は有限。出逢いは無限。
『旅猫リポート』外伝2編も収録!
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?
きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。
初版限定特典
徒花スクモ(宮澤ひしを)による書き下ろし漫画封入!【商品解説】
目次
- ハチジカン~旅猫リポート外伝~
- こぼれたび~旅猫リポート外伝~
- 猫の島
- トムめ
- シュレーディンガーの猫
- 粉飾決算
- みとりねこ
収録作品一覧
ハチジカン | 5−61 | |
---|---|---|
こぼれたび | 63−106 | |
猫の島 | 107−149 |
著者紹介
有川 ひろ
- 略歴
- 〈有川ひろ〉高知県生まれ。「塩の街」で電撃小説大賞大賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「図書館戦争」シリーズ、「阪急電車」など。
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紙の本
猫への想いが溢れるものがたり
2022/07/02 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫を飼った事のある人は自分の猫に重ね合わせて、様々な想いに涙することでしょう。旅猫リポートの映画を先に見ていましたが、猫愛に溢れるサトルの姿にそもそも人としての優しさに溢れるサトルに涙です。今、猫の島呼んでますが、後半も泣けちゃうのかと読み進みながら心配です。
紙の本
一緒にいられる幸せ
2021/11/18 12:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
サトルにとって最初の猫・ハチのエピソードを収録。
サトルに会えないままだったけど幸せな猫生だったようで嬉しい。
お気に入りは「シュレディンガーの猫」
漫画家とその妻のやり取りが楽しかった。
栞とスピ 仲良し姉妹ですね(笑)
紙の本
猫を飼いたくなる
2021/09/22 05:50
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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫への愛が溢れていて、思わず猫を買いたくなってしまいます。気ままそうだけど思いやり深く人生に寄り添ってくれる猫たち。ふわふわで可愛くて最高だろうなぁと思ってしまいました。
紙の本
『みとりねこ』
2021/08/31 20:16
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある事情で飼えなくなった猫のナナのもらい手をさがしているサトル
訪ねていったのは大学のときのゼミの指導教官久保田のところだった
二人のあいだには卒業前のできごとでわだかまりがあった
──「こぼれたび 〜旅猫リポート外伝〜」
中堅漫画家の夫とのあいだに授かった子を里帰り出産した香里
自宅に戻ると大事件が勃発していた
生活スキルのない夫が捨て猫を拾い、飼っていたのだ
──「シュレーディンガーの猫」
次男の浩美が生まれる少し前に拾われた猫の浩太
家族に愛され浩美といっしょに成長し幸せに暮らしている
長生きして猫又になるには猫用のはんこが必要だと考えた浩太は
──「みとりねこ」
感動の『旅猫リポート』から9年
有川ひろが贈る猫と人間の心ふるえる短編小説集
《稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。》──帯のコピー
初版限定特典の描き下ろし漫画が封入されて2021年8月刊
※帯の紹介文「一家の長男・浩美」⇒「一家の次男・浩美」では
紙の本
みとりねこ
2022/12/20 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「旅猫リポート」の外伝が2話はいっています。
ひとつは、旅猫リポートでは亡くなっている、ハチの話。
もう一つは、サトルがナナと旅をしている話です。
旅猫リポートの結末を知ってから読んだので、
胸にくるものがありました。
タイトルからして、猫が人間を看取っていくのか。と思いきや
猫が看取られる場合や、違う意味での命の看取りもあり
猫好きにはたまらない本です。
猫も人間もその他の生き物も
全ての命の尊さを感じられる、そんな一冊でした。
紙の本
ネコ好きなら号泣するかも
2022/05/08 08:50
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネコが出てくる短編集。特別にネコ好きというわけではない私でも『旅猫レポート』の外伝と表題の『みとりねこ』は泣けました。先に死んだら飼い主の男の子が悲しむからという理由で1日だけでも彼より長生きしようと考えて猫又になるための書類(そんなものは存在しないのだけど、きっと届くと信じている。)に押印するために肉球スタンプの練習をするなんて、その健気さに泣けます。
『シュレーディンガーの猫』は、ちょっと上手くいきすぎで非現実的な気もしましたが、ほのぼのしていて和みました。
紙の本
面白かったです
2022/03/14 11:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネコと人の交わりを描いた7作品からなる短編集です。どれもユーモアと猫愛の詰まった感動作です。個人的には、著者の愛猫への猫バカぶりがいかんなく発揮されている掌編というかつぶやき的エッセイ「トムめ」が好きでした。