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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/05/26
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/197p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-353981-0
読割 50
紙の本
ツボちゃんの話 夫・坪内祐三
著者 佐久間 文子
「僕が死んだらさびしいよ?」と口にしていたあの頃。けんかばかりだけど憎めなかった−。博覧強記の東京っ子。類まれな同時代史の書き手が急逝して1年半。妻が語る25年間の記憶。...
ツボちゃんの話 夫・坪内祐三
ツボちゃんの話―夫・坪内祐三―
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商品説明
「僕が死んだらさびしいよ?」と口にしていたあの頃。けんかばかりだけど憎めなかった−。博覧強記の東京っ子。類まれな同時代史の書き手が急逝して1年半。妻が語る25年間の記憶。『新潮』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
類まれな同時代史の書き手が急逝して一年半――。妻が語る二十五年間の記憶。「ぼくが死んだらさびしいよ?」が口癖だったあの頃……。けんかばかりしていたけれど憎めない。博覧強記の東京人。生涯一「雑誌小僧」。毎日が締め切りでも、いつもふらふら飲み歩く生粋の遊歩者。「怒りっぽくて優しく、強情で気弱で、面倒だけど面白い」夫との多事多難な日々が鮮やかに蘇る。そう、みんなツボちゃんを忘れない。【商品解説】
著者紹介
佐久間 文子
- 略歴
- 〈佐久間文子〉1964年大阪府生まれ。朝日新聞社入社。文化部、『AERA』『週刊朝日』等で文芸等についての記事を執筆。2011年に退社。著書に「「文藝」戦後文学史」がある。
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紙の本
ぼくが死んだらさびしいよ?
2021/07/15 16:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ツボちゃん」こと、作家でエッセイストであった坪内祐三さんが亡くなったのは、2020年1月13日で、まだ61歳の若さでした。(坪内さんは1958年生まれ)
坪内さんの愛読者だけでなく、多くの出版関係者にとって、それはあまりにも突然の死で、ただ呆然とするしかありませんでした。
その逝去から二カ月後、新潮社の編集者の勧めで元朝日新聞記者で妻の佐久間文子さんが「亡くなった日のこと」(単行本で最初の章になっている)と数編の生前の「ツボちゃん」のことを書き、文芸誌「新潮」の2021年5月号に先行されます。
その後いくつかの章が書き加えられたのが、本作品です。
「亡くなった日のこと」を読むと、坪内さんの死があまりに突然すぎて警察の検視を受けたこともわかります。
残された人にとって、それはほとんど理解不能の出来事だったでしょう。けれど、佐久間さんは冷静にその日起こったことを綴っています。
そもそも坪内さんと佐久間さんには出会う前には別々のパートナーがいました。それでも魅かれ合って結婚するのですが、坪内さんの感情の振幅の激しさに度々衝突したことなどがここでも書かれています。
それでも、亡くなったあと、「想像した以上に彼のいない毎日はさびしい」と綴っています。
「怒りっぽくて優しく、強情で気弱で、面倒だけど面白い、一緒にいると退屈することがなかった」と、妻に書かれた坪内祐三さんはやっぱりいい人生だったにちがいない。
紙の本
「人間おたく」(75頁)にして、「ロマンティックなエゴイスト」(173頁)
2024/06/07 01:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
坪内さん(と呼ばせていただく)の本は、波長が合うというか、世代的にも近いこともあり発想も自分と似ている(気がする)ので、時折、間欠泉的に無性に読みたくなる。それで、現在も『人声天語』シリーズ(全三冊)を読んでいるのだが、寄り道して本書を一読。実に興味深く、面白く、そしてじーんとさせられた。著者の文章がまたすばらしい。
映画『酒中日記』(179頁に出てくる)のDVDも、追加で買ってしまいました・・・・・・
紙の本
妻からみた坪内祐三さん
2022/01/19 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻からの視線で見た、坪内祐三さんの姿がイキイキと書かれていて、読んでいて面白かった。
坪内さんの文章は週刊文春とサンデー毎日で少し読んでいただけだったけど、もっと坪内さんの文章が読みたくなった。
紙の本
残念
2021/06/02 16:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の雑誌と週刊文春でしか読んでなかったけど、亡くなった記事を見て、結構ショック。
年下だし。
亡くなる前にこんなことあったんだぁ。
あの知識が消えるのは残念。
長大な雑誌や書籍はどうされるのかな?
要らぬ心配をしてしまいます。
これまでしらなかった、本場所まえの触れ太鼓を神保町東京堂に聞きに行くことにします。
紙の本
妻の回想
2023/01/23 13:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなってからそれほど時間を経ずに書かれた妻の回想なので、過去のことにも触れられているが網羅的な評伝ではなく、妻の目から見た夫姿が中心となっている。意外な素顔というよりは、イメージ通りの人であったのだなあという感じであった。