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午前零時のサンドリヨン （創元推理文庫）
著者 相沢 沙呼 （著）
ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの女の子、不思議な雰囲気を纏う酉乃初は、凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く彼女は、学内の...
午前零時のサンドリヨン （創元推理文庫）
午前零時のサンドリヨン
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商品説明
ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの女の子、不思議な雰囲気を纏う酉乃初は、凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを駆使して解いていく。それなのに、人間関係には臆病で心を閉ざしがち。須川くんは酉乃との距離を縮められるのか―。“ボーイ・ミーツ・ガール”ミステリの決定版。第１９回鮎川哲也賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【鮎川哲也賞（第１９回）】須川くんが一目惚れしたクラスメイトの酉乃初は、放課後にレストラン・バーで腕を磨く凄腕マジシャンだった。学内の謎をマジックテクニックを駆使して解いていく彼女と須川くんは距離を縮められるのか。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
| 空回りトライアンフ | ９−８６ | |
|---|---|---|
| 胸中カード・スタッブ | ８７−１９０ | |
| あてにならないプレディクタ | １９１−２６４ |
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書店員レビュー
「不思議は不思議のまま楽しんでおいた方がいいんだよ」
ジュンク堂書店福岡店さん
「不思議は不思議のまま楽しんでおいた方がいいんだよ」
須川くんが姉に連れだされて訪れたレストラン・バー『サンドリヨン』で出会ったのは、同級生で一目惚れの相手でもある酉乃初。彼女はそこで働く凄腕のマジシャンだったのだ。酉乃との距離を縮めようと店で学校でと話しかける須川くんだったが、二人の前に不思議な出来事が巻き起こり……。
創元推理文庫お得意の青春＆日常ミステリなのですが、さらに加わるのが『マジック』という要素。ヒロインである酉乃の特技というだけでなく、謎解きの論理展開や事件の解決法、そして酉乃初という少女の行動の意味など物語のかなり深い部分に関わってきます。
青春という部分に焦点を当てると、とりあえず須川くんがヘタレの一言。一歩間違うとストーカー扱いされそうな行動をとってるのにどうしてこうなった。そのくせ酉乃以外の女の子とデート(？)してみたり、わりと女の子の友達が多いとか本当にどうしてこうなった。
……などと思っていたのですが、ここで冒頭の台詞。似たような言葉は酉乃初によりちょくちょく語られるのですが、こちらは最終盤の須川くんの台詞。誰このかっこいい男の人。
文庫 崎村
紙の本
青春
2019/07/30 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポチこと須川くんも、彼が一目惚れしたクラスメイトの女の子・酉乃初さんも
魅力的に描かれています。
素敵な青春ストーリーです。
紙の本
アニメ化希望
2022/07/21 19:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん、これドラマやアニメとかだったら面白いのかもしれない。別に原作を否定するわけではないけれど。どうして？
電子書籍
学園ミステリ
2019/08/09 15:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：モフモフモフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マジックがテーマになった学園もの。
語り手の性格は好みではなかったが、どの話も楽しく読むことが出来た。
物語的に、作中に登場するマジックのタネあかしをするわけにはいかない内容になっているのだが…読み手としてはどうしてもタネが気になってしまう。その為に、謎解きや犯人役とのやりとりに集中できなくなってしまった部分があった。…どうやら好奇心が読書の邪魔をすることもあるらしい。
紙の本
マジックトリックミステリー
2022/05/07 01:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
泡坂妻夫先生を思い出すような
マジック×ミステリーのボーイミーツガール。
泡坂作品の完成度と比べてしまうと良くないのだけれど、
ミステリーらしいちょっと違和感のある会話がラストへの伏線になっている感じが、
そういえば最近そういうミステリー読んでなかったな、と思い出された。
伏線を張る段階でもうちょっと違和感のない会話劇になっていたらなあ、
と気になってしまう。
電子書籍
マジシャン
2022/02/11 03:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーにマジシャンが登場して、謎を解くのは違反っぽいな、と思いましたが、学園ミステリープラスかるーい恋愛モノみたいな感じです。マジシャンの女子と彼女を好きになる男子の周りに事件が……
電子書籍
「マジック」に惹かれて
2022/01/02 18:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高校生マジシャンと学園ラブストーリーと日常系ミステリーの三本立て というある意味贅沢構成の作品である。しかし残念なことにどのテーマも十分には描ききれていない。特にミステリーに関しては、踏み込み不足が目立つ。この３本の中では一番珍しい「マジック」に気を惹かれてしまった。
紙の本
学園青春ストーリー＆軽いミステリ
2015/05/09 13:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校では無口で孤独な女子高生の酉乃さんだったが，マジックを披露するときは別人のようにキラキラと輝く。そんなギャップに一目ぼれしてしまった同級生の須川君。二人が織り成す学園青春ストーリー＆軽いミステリ。
「どこか陰のある，でも本当はかわいい女の子と，ちょっぴりドジで奥手の男の子」の王道ストーリーですが，そんなパターン大好きです。楽しめました。
だが，軽いと書いたとおり，ミステリに関しては踏み込みが浅い。
事件に絡んだ生徒たちの表面が語られるだけで，もう一歩踏み込んだ人間ドラマは書かれていない。すべての事件は，解決する酉乃さんと須川君のためだけにある感じがした。まあ，リア充だからソレでいいのかもしれないが・・・。
それと，最終章で唐突に八反丸さんが、酉野さんとの過去の関係を話始めるんだけど，その内容が彼女の初登場の時の会話や、その後の行動と何か噛みあってない気がするんですが，そう感じるのは私だけでしょうか？
