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ローマ人の物語 2 ローマは一日にして成らず 下

  • 出版社:新潮社
  • サイズ:16cm/209,8p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-118152-7

ローマ人の物語 2 ローマは一日にして成らず 下 (新潮文庫)

塩野 七生 (著)

  • 全体の評価 4.53件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:46013pt
  • 発行年月:2002.6
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「ローマ人の物語 2 ローマは一日にして成らず 下」

【新潮学芸賞(第6回)】【新風賞(第41回)】【「TRC MARC」の商品解説】

関連キーワード- 「ローマ人の物語 2 ローマは一日にして成らず 下」

ユーザーレビュー- 「ローマ人の物語 2 ローマは一日にして成らず 下」

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/07/19 22:14

いきなりのパンチ!

投稿者:GTO(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2巻は、いきなりのパンチで始まる。全巻を通して、最も心に残った言葉の一つである。1巻同様、次に心に残った言葉を列記します。本を読んで、これらの言葉と出会ってください。

「民主政体を機能させるのに、民主主義者である必要はない。」

「無為無策のリーダーならば、見捨てられることはあっても失脚はしない。」

「衰退期に入った国を訪れ、そこに示される欠陥を反面教師にするのは、誰にでもできることである。だが、絶頂期にある国を視察して、その国のまねをしないのは、常人のできる技ではない。」*

「自由と秩序の両立は、人類に与えられた永遠の課題の一つである。自由がないところには発展はないし、秩序のないところでは発展も永続できない。」

「独裁政の最大の欠陥は、たとえ悪と出てもチェック機能をもたないところにあった。」

「兵士ほど、指揮官の能力に敏感な者はいない。無能な指揮官の下では、無意味に命を落とすことになるからである。」

「私には、衆愚政とは、人材不足からくる結果ではなく、制度が内包する構造上の欠陥が表面にあらわれた現象に思えてならない。」

「抜本的な改革とは、それを担当する人間を入れ換えることによって、はじめて十全になされるものである。」

「負けっぷりが、良かったからではない。負けっぷりに、良いも悪もない。敗北は敗北であるだけだ。重要なのは、その敗北からどのようにして起ちあがったか、である。」

「真の保守とは、改める必要のあることは改めるが、改める必要のないことは改めない、という生き方ではないだろうか。」

「キリスト教を知らなかった時代のローマ人を書くのに、キリスト教の価値観を通して見たのでは書けない」
3巻に続く

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2002/06/18 11:30

著者から読者にあてた長い手紙

投稿者:白井道也(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

上下巻合わせて400ページぐらいなのに、なんでわざわざ分冊にするんだよ、と思ってたら、上巻の頭にある“文庫刊行に際しての、著者から読者にあてた長い手紙”にその理由が書いてあった。塩野七生の本を読むのは初めてだけど、これを読んだだけでも塩野の凄さがわかった。

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2002/07/31 15:12

共和制の意義

投稿者:17Caesun(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

紀元前5世紀、先進国ギリシアに派遣されたローマの視察団が見たものは、
指導者ペリクレスの下で空前の繁栄を謳歌する都市国家アテネの姿。

しかしローマは、現在でも民主政の手本とされているアテネの政体を模倣
するのではなく、共和国として寡頭政を選択した。

当時のアテネは形の上では民主政、実質はペリクレス1人が支配する国で、
彼ほどの人材に恵まれなければ民主政はうまく機能しない、というのが
著者の考えである。

現代日本も民主政だが、選挙に出馬して勝つのがまず大変である。
膨大な時間と金と労力がかかる。
有能であり続けるためにはその間も勉強は欠かせない。
当選後は他の議員達と友好関係を築き、
強大な派閥のなかで権力を握り、役職を無難に勤め上げて、首相になる。

首相になった時点で体力も知力も残っており、なお社会の問題に通じ、
市民的な感覚を持ち合わせていれば、ようやく民意を反映した有能な
リーダーの誕生となる。それでも民主政のリーダーの権力は
あまり強力でないので、何をするにしても、多数決で勝利するための根回しや、
意見調整ができなければならない。

これら全てをこなす力をもった人間が出てきて初めて、民主政は正しく機能する。
それはほとんど奇跡に近い。
まるで人材を潰すことを目的としているようなシステムである。
確かに独裁者の出現を未然に防ぐという点では効果的だが、
取柄はせいぜいそのくらいではなかろうか。

著者はローマ繁栄の要因をそのシステムにあるとし、
興亡の原因を市民の精神性に求める説を否定する。
本書の前半では独自のシステムを採った共和制ローマの政治体制について解説し、
後半は周辺部族との争いを経て、イタリア半島統一へと進んでいく。

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