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紙の本
新釈走れメロス 他四篇 (角川文庫)
著者 森見 登美彦 (著)
芽野史郎は激怒した―大学内の暴君に反抗し、世にも破廉恥な桃色ブリーフの刑に瀕した芽野は、全力で京都を疾走していた。そう、人質となってくれた無二の親友を見捨てるために!(「...
新釈走れメロス 他四篇 (角川文庫)
新釈 走れメロス 他四篇
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商品説明
芽野史郎は激怒した―大学内の暴君に反抗し、世にも破廉恥な桃色ブリーフの刑に瀕した芽野は、全力で京都を疾走していた。そう、人質となってくれた無二の親友を見捨てるために!(「走れメロス」)。最強の矜持を持った、孤高の自称天才が歩む前代未聞の運命とは?(「山月記」)。近代文学の傑作五篇が、森見登美彦によって現代京都に華麗なる転生をとげる!こじらせすぎた青年達の、阿呆らしくも気高い生き様をとくと見よ!【「BOOK」データベースの商品解説】
あの名作が、京の都に甦る!? 異様なテンションで突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意が切なさと笑いをさそう、5つの傑作短編を収録。森見登美彦による近代文学リミックス集。【「TRC MARC」の商品解説】
芽野史郎は全力で京都を疾走した――無二の親友との約束を守「らない」ために! 表題作の他、近代文学の傑作四篇が、全く違う魅力をまとい現代京都で生まれ変わる! 滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!【商品解説】
気高いまでの破廉恥。 ―近代文学を現代京都に転生させた名短編集―【本の内容】
収録作品一覧
山月記 | 5−47 | |
---|---|---|
藪の中 | 49−96 | |
走れメロス | 97−142 |
著者紹介
森見 登美彦
- 略歴
- 1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女
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紙の本
森見さんの緻密さが出る名作集です
2015/08/31 19:53
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リリィ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見さんというと軽妙な文章が表に出てますが、この短編集は暗さ、屈折した内容も入っています。
昨今の作家が単一的な文章しかかけない方が多い中、とても幅の広い短編集になってます。
「夜は短し歩けよ乙女」で森見さんを知った方はぜひとも読んで頂きたい本です。
短編集の中でも私は「走れメロス」の展開の速さとラストのばかばかしさ!「桜の森の満開の下」の人の弱さと儚さがとても気にいってます。
気軽に読めるので、ぜひ読んで森見さんのファンになって頂ければうれしいです。
平成27年8月現在、未だに10周年記念は続いているのでしょうから、新刊に期待して森見さんのファンを続けていきます!
電子書籍
さすが!
2023/07/12 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
森見ワールドが古典的名作にこんなにマッチするとは、脱帽と共にさすが!とうなるほかなし。
5編の短編でありながら学生つながりでひとつにまとまってしまう、張られた伏線に、してやられたり。
著者自身のあとがき3つも見逃せません。
最後の千野帽子による解説も森見ワールドにしっくり馴染んだ、後味の良い1冊でした。
電子書籍
森見文学と言いたい
2021/07/28 04:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の古典文学を題材にした5篇の短編が収録されています。登場人物が複数の短編に登場したりしていて、京都を舞台に一つの世界観で描かれています。原作の古典のほうはほとんど読んだことはないのですが、雰囲気は伝わってきました。それでも森見登美彦さんらしい文体は健在。『夜は短し恋せよ乙女』で見せた破天荒なストーリー構成は、この短編集でもその片鱗を見ることができます。変人を描かせたらうまい、でもその変人は馬鹿なことをしているのだけれども、とてもかっこいい。そんな森見さんのキャラ造詣を思い切り堪能出来る作品集だと思いました。
紙の本
ニヤニヤと感嘆と
2017/07/30 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまばやし - この投稿者のレビュー一覧を見る
そうきたか!の連続。
全て良かったのですが、特に以下の3編がお気に入りです。
走れメロス:
阿呆の極み。なのにガツンと芯が通っているような気がして、まさに森見さんにしか書けない作品!
桜の森の満開の下:
原作はグロテスクな描写が多く、怪しさが際立っていましたが、本作はそういったところはなく、哲学の道から始まる男女二人の話が綺麗な文体で描写されており、綺麗な声の女性に朗読してもらいたい作品です。
百物語:
異世界に迷い込んだような不思議な雰囲気と、祭りやイベントがこれから始まるような、夏の夕方のイメージが見事にマッチした作品。今までの登場人物も出てくる中、主人公が傍観者のような立場にいるのも独特の雰囲気を構成する要因の一つになっていると思います。
電子書籍
阿呆の極み
2017/03/05 00:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
とことん阿呆で楽しませてもらいました!良かったのは「山月記」と「走れメロス」かな。この2作品は最極上阿呆も阿呆だけれど、きれいに終結してて、よもや名作かと見間違うほどの贋作。森鴎外「百物語」だけ未読。青空で読めるはずだから、読んでみよう。ちょっとずつ他の作品の登場人物も出てくるから読めば読む程味がでる、まるでスルメ本。こういう手法はファンにはたまらないよね。森見さん、最近読みはじめてちょいちょい嵌っているけれど、あれだなぐーっと一気に読むにはちょっと疲れてしまうんだな。それも「阿呆」のせい?!そうなの?
紙の本
新表紙でうっかり手を出したじゃん!
2015/12/13 21:00
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カワイイ表紙で並んでてうっかり手を出したら持ってたじゃん。
森見先生が現代語訳(訳すほど古典でもないけど)してるかと思ったら
腐れ大学生が京都中を逃げまくる話だった(笑)
アホらしくて凄く楽しかった。
京都に土地勘がない人はぜひ地図を傍らに。ガイドブックとかが良いかも。
紙の本
爆笑!森見ワールド
2015/10/27 23:44
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんしろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作では、、へっぽこ京大生が京都市内を疾走、お馴染みのキャラたちも登場し、森見ワールド全開で大爆笑であった。いつも思うのだが、下品で荒唐無稽な話なのに、再読したくなるのが森見作品の不思議なところである。
電子書籍
新釈 走れメロス
2022/06/03 12:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんやこれ(笑)
走れメロスの世界が森見登美彦ワールドになってしまってる
ふざけているのに最後は緊迫感がありドキドキしてしまった
紙の本
あの名作が。。。
2020/03/19 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学史に残る作品を森見さんが調理すると、こんな感じなのね~と。森鴎外は手にするのを躊躇しそうな小難しいイメージですが、自分の好きな作家さんに調理してもらって読むというとは何とも贅沢です。とはいえ、オリジナルの良さを消してしまっている部分もあるでしょうから、未読のオリジナル作品はどんなだろうと興味も沸きます。それを見越してだとするとさすが!文学離れで軽い話ばかりではなく、たまには純文学するのもいいですね。
紙の本
走れメロス
2019/11/15 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの走れメロスがこうなるとは!一番面白かったです。京都への愛情と。原作への尊敬も感じられるところが好きです。
電子書籍
反転?翻案?
2019/10/13 15:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉緒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題の「走れメロス」、てっきりメロスのテーマへのアンチテーゼ的な話になるのかな〜と思いきや、案外しっかりテーマはメロス。
でもそこはやっぱり森見節でメロスは逃げるわセリヌンティウスはメロスが戻ってこないと思ってるわ、ディオニス王はメロスを連れ戻そうと必死だわのドタバタコメディです。ラストでちょっとグッときてしまったのがいつものことながら悔しい!
電子書籍
古典を森見流に再創造
2019/07/25 18:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本文学はそれほど読んでないが、「百物語」意外は既読。それだけ著名な作品を自分流にアレンジしつつ元の作品の雰囲気も活かしてるのでは。かなり感心。
紙の本
Kyoto
2019/01/28 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山月記
藪の中
走れメロス
桜の森の満開の下
百物語
という五つの文学史に残る作品を自在にアレンジした短編集。
登場人物が少し共通しており、かつ全編が京都を舞台にした物語です。
斎藤秀太郎の、“鬼神”のごとき活躍をもっと見てみたい感じがしました。
電子書籍
一粒で二度美味しい!
2018/01/04 14:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじ屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの森見登美彦とはひと味違う馴染みの文学作品をモチーフにした短編集。
原作の匂いを残したまま、しかも登美彦ワールドを存分に楽しめる。
古典を知らなくても大丈夫。
まさに一粒で二度美味しい!作品。
紙の本
文学だ!
2016/05/26 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
「桜の森の満開の下」が秀逸だった。ホラーっぽい雰囲気もあるし、主人公の魂の遍歴ともいえるし。ラストも不思議な感じ。結局、女は何者だったんだ?