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投稿者:ちひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典とか名作とか言われているけど、面白いとは思わない。
つらくなる。滑稽にも見えるが、悲しい。
戦後の、これまでの正義が罪に変わった時期、という背景は考えなくてもいいんだろうか。
薬物中毒者という設定に感情移入できないんだが、それでもいいんだろうか。
紙の本
やっぱり好きになれない太宰治
2022/09/10 10:13
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
太宰治が幼い頃から精神病院に入れられるまでを描いた自伝的小説。弱くてずるくて怠惰で、女性にもてるのを利用してあちこちの女性に助けてもらって生活している主人公には嫌悪感しか抱けませんでした。あとがきで太宰が小説発表当時いかに世間で称賛され、受け入れられていたかが熱く語られていて、小説そのものよりそちらの方を興味深く読みました。当時の日本の暗さ、日本人の沈鬱さを感じました。
紙の本
ハマっていく怖さ
2020/10/17 11:58
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公はいけないとわかっていながら何かに導かれるように暗い方暗い方へと人生の舵を切ってしまうように私には見えた。現実世界でも負のループから抜けられない時もあるが、「なんとか踏ん張って前向きに生きていく」改めてそんな決意をさせてくれる作品。
紙の本
愛されるダメな奴
2015/03/26 11:54
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉蔵ほんとにどうしようもねえやつだなと。数行でさらりと流される愚行の数々。読み手によって受け取り方は千差万別でしょうが、なんだかかわいいと感じたのは私だけでしょうか。愛されるダメな奴という印象を受けたのは ちょいとおかしいのかも知れん。
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小学生高学年のときに、初めて買った本。それはたしかまっくろな掌がべたりと表紙につけられているものだった記憶があります。
そして読んで、吃驚しました。驚愕という表現がふさわしいかもしれません。
年をとるごとに感じる情動は変わってゆく。幼いころには「こんな人間がいたのか」とか「読みづらい文章だなァ」とかそういったものだけであったのに、思慮深くなる(笑)につれ「自分を、そして他人を誤魔化さなければ生きてゆけなかったのだ、この人は」といったことを考えるようになりました。
嗚呼、はかなくもせつない人生を彼はとうとうと生きたのだ。
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ぐうぜんパスワードわかっちゃったぜんっぜん知らんひとの鍵つきブログを読んでいるようなきぶんになった。
気分しずむ風なこといわれたけどぜんぜんそんなことなくておもしろかった!
もちろん葉ちゃんは生田斗真で脳内再生しました。
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傷つきやすい主人公は、「道化」を演じることで自分を傷つけずに他人にかかわる術を身につける。社交辞令や愛想笑い・・・繊細な心を自身が傷つける。その苦痛を酒や女で紛らわす。弱い人間だ。だが、徹底的なほど自分に誠実な人間は確かに弱いが、「めしが食えたらそれで解決」という人間と、常に自分が見え過ぎる人と、どちらがより「人間」らしいか・・・重たいテーマを突きつけられた。
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大学の授業で必要で買ったんで、ちゃんと読んでません。そのうち読んでみます。(現役大学生ではありません)
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太宰は自分をキャラクター化するのがとてもうまい。
そんな「葉ちゃん」のあまりにも人間的なさまを描いた作品。
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今頃これ読みました。読む物が尽きちゃって(いや京極堂がかなり溜まってはいるんですが)そういうときのために買い置きしておいたのがこれ。古典文学っていうんですか、なんか独特の雰囲気がありますよね……古典文学ってたぶん漱石の「こころ」しか読んだ事ないんですが、似たような色を放ってますね。読み終えたあとは悶々としました。なんとも形容しようのない心持になって……そうか、これが太宰作品なのですね。また今度は「斜陽」を読もうかな。
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太宰治のくっら〜い世界が面白くて仕方なかった
人間失格という言葉は自分でよく使うが
はたしてそれは自意識過剰なのだろうと思ってもみる
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学生時代読んでおかなかったので、今更買うのは恥ずかしい!と思ったけど読んでおいとくと何かと引用使えたり便利だ。書きたいモノかいた、て感じです。時代背景も考えればもっとわかるかなぁ…堕ちてく堕ちてく。
死んだ人の悪口は言わない例っていうか、話題にもされないのが怖くて残したのか、まぁ野望は達成されたわけですが…。
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不思議と彼の立場になり読めた。頭が悪い俺は彼の文学の何が素晴らしいのかまだまだわからないが、とにかく人間こうなれば終わり。明るく生きよう!
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一番有名な作品です。
後半部分が自殺未遂後に書かれたという事もあり後ろ向き度では一番ではないでしょうか。
好きか嫌いかと問われたら好きな作品。ですが一番好きというわけでもなく、どうしてこれがここまで有名で絶賛されているのかイマイチわからない作品でもあります。
これは私の読解力のなさが手伝って、そう思ってしまうのかもしれませんが正直最後まで読むのがキツかった。だって、みんなが絶賛するほど面白くないもの。
ただ読んだのが十代の頃だったので、今やもう少し歳を重ねてから読んでみたらまた当時とは違うものを感じる事になると思います。でも、面白くなかったので今は読む気になりません。
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大学引き篭もり中に友人から借りて見た。この人間の弱さ、やはり僕も、この主人公を自分に重ねない理由はなかった。友人は、大学に行く途中これを読み、そのまま引き返してアパートに帰ってしまったという。