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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くは雑誌に掲載された短編を集めたものといった感じだけれど、それが巧く1冊になるというのは面白い・・・
紙の本
ばらばらな寄せ集めではない
2017/02/20 13:30
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投稿者:ちひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
別々の雑誌に掲載していた短編をまとめて掲載した、ということでしたが、
意外とまとまっていて、面白い読み物として読ませていただきました。
紙の本
連作のようで…
2015/12/17 05:19
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒澤が出てきたり、首吊り男が出てきたりで、連作短編のつもりで読み進んだところ、そうではなかった。初出が別々で、そう、複数の雑誌にかいたものをまとめたらしい。連作のように思えてしまうのは結局、伊坂ワールドが奥底にあるからだ。そのあたりを把握して読まないと、あれ?といった感じになる。それぞれの出来は無論、悪くない。
紙の本
ちょっといい話?の短編集
2017/04/17 11:54
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投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんの予備知識もないまま購入。
タイトルと表紙からどれだけえげつない内容と思っていたので
ちょっと拍子抜け。
それでも話のひとつひとつはちょっといいハッピーエンドで終わるのが
なんともいえない感覚です。
紙の本
ややなじまず
2015/03/22 04:48
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくつか既読短編はあったけれどおおむね満足、とはいかずなーんか消化不良気味の読後感でした。別々のものを1冊にするために加筆修正をしたらしいのですが、決して濃いとは言いがたい今作の伊坂リンクはどうもなじまなかったようです。黒澤がでてきてちょいと小躍りはしたのですが。ガッツリ長編か小気味よい短編で伊坂ワールドをやっぱり味わいたいなあ。
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バラバラの作品を加筆修正し、緩やかに繋がりを持たせた短編集。
繋がりを持たせたが故に、読んでいる自分までもが時空のねじれにはまってしまったかのような錯覚に落ちてしまった気がする。
あとがきで著者が書いているとおり、好みが分かれる作品だと思う。
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面白かった。さすがだなぁと感心しながら時間をたっぷりかけて読ませて頂きました。すごく面白かったです。
あとがきにもありますが、この本はいくつかの雑誌のために書いた短編をまとめたもので、連作短編として書いた作品ではないなかで改めて並べ直し、手を加えていった結果、首折り男なる人物の話であったものが、いつの間にか黒澤という泥棒の話に変化していき、それがまた首折り男に繋がり、という不思議な本、とあるように完全なる繋がりはなく、微妙に連作しているもの。だから妙に煮え切らないすっきりしない部分も多少でてきます。時期も媒体もテーマも違う短編たちをこうやってひとつにまとめてしまう伊坂さんすごいなぁと思いました。
私は過去に最後の恋というアンソロジー本で「僕の舟」を読みました。他の作品は初読みです。僕の舟大好きです。史上最高の恋ってこういうものなんだろうなと当時わくわくしました。その前に首折り男との話を絡ませてたことに驚きながらもすとんと何か落ち着きました。
とてもとても楽しく読めたので幸せです。黒澤もたくさん出てくるし大満足でした。
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「首折り男のための協奏曲」
首折りから合コンへ雪崩れ込む。
協奏曲とは、一般的に独奏楽器と器楽曲を意味する事が多い。ヴァイオリン協奏曲のように独奏楽器名+協奏曲で呼ばれる事が普通だが、独奏を受け持つ楽器によってはフルートとハーブの為の協奏曲や2台のピアノの為の協奏曲のような曲名をつけられる事もある。
本書のタイトルは「首折り男のための協奏曲」であるから、独奏を受け持つ楽器は、首折り男である。首を折る殺し屋と言えば、マリアビートルの七尾が真っ先に頭に浮かぶが、殺し屋が彼のようなどこか抜けた男ばかりな訳が無く、と言っても七尾がターゲットの首をポキポキ折るのも気持ちが良いものでは無いが、顔色変える事無く人間の首から音を奏でるのは不気味である。
しかし、上手なピアニストと上手なオーケストラが同じステージに立ったからと言って名演になるとは限らない。首折り男が華麗に仕事を遂行しても、オーケストラと信頼関係が築けず、呼吸も合わなければ、観客が見惚れる演奏は出来ない。
本書は、恋愛、怪談、SF、等異なる題材の短篇を纏めたものであるから、オーケストラはバラバラだ。合コンと首折り男がどうやって一緒に上手くやれると言うのか。男が合コンに参加して、自分に振り向いてくれない女の子の首を次々と折っていくのか。
しかし、ちゃんと「首折男のための協奏曲」が成立している。一見バラバラに見える短篇が緩やかに繋がっているのだ。首折り男が時に関わり、時に関わらない。こんだけ緩やかな繋がりは、ちょっと伊坂幸太郎としては珍しいかなと。
個人的には、間違われた男が登場する話は良かったですね。誰かの役に立ちたい病が伝染したと言う台詞が渋い。また、いっこ貰ってあげるよ、そのいっこは食べきれないお菓子とかもうしなくなったゲームソフトとかそんな平和なものじゃないけど、も印象的な台詞です。
他では、クワガタ話は、伊坂幸太郎らしい悪者退治話でした。オチの形で行くと、合コン話と初恋探しの話も同種かな。
しかし、首折り男と空き巣の為の協奏曲と言っても良いぐらい黒澤は頑張っていましたw
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(2014/6/2読了)
私の順番が来るまで、三ヶ月以上かかりました!
これも連作短編集というのかな? 確かに、同じ人物が登場しているけど。
人物と言えば、いくつかの伊坂作品に登場している、黒澤が出ている話も有りました。
殺人、時間のねじれ、ホラー、恋愛などなど…
様々な内容が書かれて有り、それはそれで楽しめましたが、私としては、首折り男の大藪をメインにして、間違われた男の小笠原との二本建てでの長編を読んでみたいです。そこに黒澤を含め、他の話の人物が組み込まれていたら、もっと面白いかも!
(画像は表紙では無く、目次の絵)
(内容)
「首折り男」に度肝を抜かれ、「初恋」に惑って「怪談」に震え、「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となるー全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル!
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同じ設定で主人公が少しづつ変わる短編が連なった作品集というのは、結構、魅力的なモチーフなのか、多くの作者たちが挑戦している。この作品集は憶測ではあるが、もともと意図して連作としていなかったものを連作にしたのではないかと思われ、わざわざ繋ぐ必要はないのではないかと思われ、それとは別に合コンとか月曜日とか、結構、挑戦的な作品にトライしてるところが面白い。
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書き下ろしではなく雑誌に掲載された短編をまとめたものなので、既読のもいくつかあったが、伊坂ワールドを楽しむことができた。
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短編集。
もともとは別々の話だったのが
つながりを持つように。
黒澤の出てくる「月曜日から逃げろ」の構成が傑作。
このアイデアは思い付いても普通は書けないが、
この人は書ける。すごい。
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いつもの伊坂さんの短編集のように、最終章ですべてが繋がるのかと思ったら、そんなことはなかった。それもそのはず、いろんな雑誌に載せた短篇をまとめたものだった。
「僕の舟」と「合コンの話」がよかった。
黒澤さんメインの話はあんまり好みじゃなかったけど、「月曜日から逃げろ」にはまんまと騙された。
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読んだことのあるものも多く、そこは残念だったけど連作短編ではないのに、まとまりがよく心地よく読めた。
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読んだことのある話が3つあった。黒澤は昔あまり共感できなかったんだけど今は好きで仕方ない。年のせいなのか。そして神様についての考察というか見解はうなずける、というかいつからか自分も似たようなことを考えていた。