「真田丸」中毒者に贈る戦国モノ!
圧倒的に面白い戦国時代。とはいえ、パターンにはまった類型にも陥りやすい。独自の視点で、新しい可能性を感じさせてくれる小説、歴史書、マンガを推薦。
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小学生の時に初めて買ったハードカバー。大河ドラマを見ていて買いたくなったわけで、ドラマで信長を演じた高橋秀樹は池上遼一に通じる得体の知れなさと爽やかさの同居するキャラクターだった。司馬遼太郎は『燃えよ剣』とかのイメージが当時あったのだが、この本で独特の歴史観に触れた。齋藤道三との血のつながらない親子師弟関係が面白かった。正直、性もストレートに、ある種おおらかに描かれていて、ヰタセクスアリスでもあったw
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丸島和洋 著「真田四代と信繁」が面白すぎて此方まで買ってしまった。内容はかなり被るが、国衆から大名への道筋が興味が尽きない。武田家、北条家の歴史、関東甲信越の地政学的な話にまでつながる。
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センゴクの面白さと言うことになるとヤングマガジンに突如現れた歴史漫画の革新者宮下英樹は外せない。漫画家なのに古戦場をフィールドワークし、経済と言う局面から読み解く。キャラクター、ストーリーありきのよくある歴史漫画ではなく、まさに歴史書のごとき趣だ。そしてリアリティにこだわり、従来のイメージや俗説におぼれず突き詰めた結果の武将たちのいかに生き生きしていることか。今川義元がカッコいいのだ!
1961年、大阪府枚方市生まれ。同志社大学卒。KADOKAWA/2021年室エグゼクティブプロデューサー・担当部長。京都市埋蔵文化財研究所理事。大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会委員。大学卒業後、産経新聞大阪本社に入社、 神戸支局・大阪本社社会部と6年間記者として過ごし、主に警察担当。最後は大阪府警本部捜査1課担当。その後、福武書店(ベネッセ)に入社、月刊女性誌カルディエの創刊に参加、さらに角川書店に入社し、隔週女性情報誌シュシュの創刊に参加、関西ウォーカー、大人のウォーカー、東海ウォーカー、九州ウォーカーの4誌編集長を務めたのち、ウォーカー総編集長を経て現職へ。他に、中川右介「角川映画1976~1984」、太陽の塔ウォーカー、若冲ウォーカーなど。
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