ブックキュレータートモねえ(小学館)
障害があるからこそ、燃え上がる(萌えまくる!?)恋がある・・・!
恋愛というものは、障害があるからこそ、より燃え上がり、ドラマチックに展開するものではないでしょうか。立場、身分、種族などなどの壁があり、それ故に盛り上がり読者の心が萌えまくる、甘くせつなく激しいオススメの恋物語の数々を、趣味全開でご紹介させていただきます!!
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フランバーズ屋敷の人びと 新版 1 愛の旅だち
K.M.ペイトン(作) , 掛川 恭子(訳)
いわゆる児童文学、ピルドゥングス・ロマンなのですが、今で言うヒストリカル・ロマンスの香りがある物語。ヒロインの恋愛遍歴といいラストの選択といい、大人が読んでこそ染みる部分も多いはず。ロマンチック・ラブ・イデオロギーにのっとりつつも、恋は一生に一度だけのもの、としない点もとてもいい!
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名誉のかけら
ロイス・マクマスター・ビジョルド(著) , 小木曽 絢子(訳)
マイルズ・ヴォルコシガンを主人公とするスペースオペラ・シリーズのエピソード0で、両親の出会いの物語。地球にルーツがありながらも、まったく違う文化的進化を遂げた星でそれぞれ育った男女が出会うとき、超新星もかくやというエネルギー反応が起きるのです・・・!続く『バラヤー内乱』も超オススメ。
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銀色の恋人 新装版
タニス・リー(著) , 井辻 朱美(訳)
母親に抑圧されて育ち、自意識だけは強い思春期まっただ中の少女と、銀のメタルの肌をしたアンドロイドの恋。今で言う中二感満載のヒロインが痛々しくも愛おしい。「全世界がありますよ」は『星の王子さま』の満天の笑顔と同じものですよね。長い時間を経て、続編『銀色の愛ふたたび』も刊行されました。
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銀の陽
ナンシー・スプリンガー(著) , 井辻 朱美(訳)
全5巻のハイ・ファンタジー「アイルの書シリーズ」の2冊目ですが、独立した物語として読めます。宿命を前に争い合う少年たちの友愛の物語でもあり、天寿が違う人間とエルフの恋物語でもあります。キャラクターがみんな清く正しく美しくせつなく、その選択に胸が締め付けられます・・・。
ブックキュレーター
トモねえ(小学館)小学館で20年ほど漫画&少女小説の編集をしたのち、電子書籍の営業を経て、今は漫画の宣伝を担当しています(小学館S-PRESS(http://s-press.shogakukan.co.jp/))。もうすぐアラフィフの独身女性、絶賛青春謳歌中。漫画で文字と言葉を覚え目を悪くした子供でした。通勤の供は文庫本、長風呂の供はハードカバー。タブレットでも読みますが、漫画は紙至上主義。マンション購入の際に本棚のために床を補強してもらいました。読書の他には観劇が趣味で、おいしいごはんとお酒が大好物です。似顔絵は以前、漫画家の藤原よしこ先生に描いていただいたものです。
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