ブックキュレーター書肆汽水域 北田博充
ちょっとした隙間時間を楽しむための本
何かの待ち時間や通勤時間など、ちょっとした隙間時間に楽しむことができる本をセレクトしました。エッセイや短編小説を中心に、2~3ページごとに読み終えることができるものを選びました「ほんの10分程度の時間でも、ぼんやり過ごすのはもったいない」と思っているあなたにはうってつけの本です。
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小沼丹 小さな手袋/珈琲挽き 新装版
小沼丹(著) , 庄野潤三(編)
作家・小沼丹の随筆集。作家仲間との交流や、四季折々の庭の様子など、日常の些細な出来事が丁寧に描かれています。何か大きな出来事が起こるわけではありませんが、読みはじめるとついついページを繰る手が止まらなくなってしまう小品集です。
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夢のなかの夢
タブッキ(作) , 和田 忠彦(訳)
イタリアの作家、アントニオ・タブッキが、ランボー、チェーホフ、ドビュッシー、フロイトなどの歴史上実在する人物たちが「見たであろう夢」を創作した小品集。夢特有の妙な生々しさや、独特の浮遊感が味わえる一冊です。
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作家・中島らもが一般の方の悩み相談に回答している本。「これじゃあ、解決になっていないだろう・・・」と思う回答もありますが、独創的な視点でユーモアあふれた回答ばかりでついニヤニヤしながら読んでしまいます。電車の中での時間つぶしに最適な一冊です。
ブックキュレーター
書肆汽水域 北田博充1984年神戸生まれ。大学卒業後、出版取次会社に勤務し、本・雑貨・カフェの複合店「マルノウチリーディングスタイル」を立ち上げ、マネージャーを務める。雑貨店やアパレルショップ、ホテルのライブラリーでブックディレクションを担当するなど、異業種小売店の書籍売場プロデュースも手がける。2016年4月に退職し、自主出版レーベル・書肆汽水域から『これからの本屋』を刊行。 好きなジャンルは日本文学。好きな作家は永井龍男、小沼丹、後藤明生、金井美恵子、保坂和志、横田創、山下澄人など。天気のいい日に公園で本を読むのが好き。紙の本しか読まない。
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