ブックキュレーターhonto編集員
うつ病の克服に向けて、さまざまな療法と実践法を知れる本
生活様式が大きく変わり、ストレス社会が到来したために、人々はうつ病に悩まされるようになったといわれます。病院に通っていても大きな改善が見られず、どうにかしたいと思う方、通院はしていないけれども、うつかもしれないと悩む方も少なくないでしょう。そんな方に克服・改善のヒントになるような、さまざまな治療法を紹介した本を集めました。
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本書は、うつ病に苦しむ患者に寄り添い、さまざまな治療方法を解説しています。特に「うつ病の心理的治療」の章は、これまでうつ病の薬を飲み続けても改善が見られない、薬を飲む以外に方法はないかと思っている人に読んでいただきたい内容。アメリカで考案され、成果が確認されている「認知療法」が、わかりやすい例とともに紹介されています。
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いやな気分よ、さようなら 自分で学ぶ「抑うつ」克服法 コンパクト版
デビッド・D.バーンズ(著) , 野村 総一郎(訳者代表)
「認知療法」の臨床医で研究者でもある筆者が、その理論と実践を詳しくまとめた本書。理論編の「うつ病になってしまう」仕組みの記述は、圧巻です。鉛筆と紙だけでできる「考えの歪み」を書き出す演習など、理論だけでなく実践方法も充実しています。
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うつのセルフ・コントロール
P・M・レウィンソン(ほか著) , 熊谷 久代(訳)
多くのうつ病に関する本は、緻密な論理と実践の書で、かなりのページ数になるものが多くあります。一度読み始めれば、読むだけでも治療につながるものですが、気持ちが落ち込み過ぎているときには、厚い本は気分が乗らないものです。本書は、「認知療法」の理論編と実践編を短くまとめたもので、より手軽に読むことができます。
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心がスッと軽くなる認知行動療法ノート 自分でできる27のプチレッスン
福井 至(監修) , 貝谷 久宣(監修)
「認知療法」は「読書療法」ともいわれます。また、「演習」を実践することで、飛躍的に効果が高まるため「認知行動療法」ともいわれます。そのほとんどは、鉛筆と紙さえあればできるものです。本書は演習への取り組みやすさに主眼を置いたワークブックです。紙と鉛筆だけでなく、心静かにコーヒーをいれる、そんなワークもあります。
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本を読んだり、家で何かに取り込むより、外に出て体を動かすことが性に合っているという人もいるでしょう。本書は、特にウォーキングなどのエクササイズを通じて、うつ病を治療しようとアプローチしています。説得力あるデータの数々を読み進めているうちに、「これならやってみよう」という気にさせられます。
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