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雰囲気を知るには小説よりも最適かも!?フランスが舞台のコミック
哲学が身近にあり、数多くの名作文学が人々を惹きつけているフランスですが、その雰囲気を堪能するには意外にもコミックがオススメです。それは、文字だけではわかりづらい街並みや風俗も、視覚的に理解することができるから。何気なく描かれている風景や人々からも、エスプリの薫りが漂っています。そんなコミックをピックアップしました。
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ジョゼフィーヌ! アラサーフレンチガールのさえない毎日
ペネロープ・バジュー(著・絵) , 関澄 かおる(訳)
パリに住む独身アラサーOLの毎日を描いたコミックです。体型のコンプレックスや、彼氏がいないことを周りから揶揄されて辟易するなど万国共通の女性の悩みを扱っているのに、フランス特有のユーモアのおかげか、暗くもなければ卑屈にもならないので読んでいると元気が出てきます。オールカラーなので、お洒落な配色も見どころです。
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パリ愛してるぜ〜 男一匹パリ暮らし
じゃんぽ〜る西(著)
パリ滞在記としては珍しく、男性が描いたコミックエッセイです。ただただお洒落で素敵な街、というパリへの憧れをちょっと冷めた目で見ている著者ですが、その幻想を壊しつつも、パリへの愛をそこかしこに感じられます。本書を読めば、パリのいいところだけではなく、ちょっと不便で変なところも好きになってしまうはずです。
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1970年代のパリを舞台に、サーカスでピエロを演じている青年を主人公にしたコミックです。心に傷を負っている彼は過酷な環境とトラウマに耐えかね、外交官のもとに身を寄せます。ダークで耽美な世界観ですが、70年代のパリの洒脱な雰囲気が漂っていて、街並みの描写なども魅力的です。
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