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壮大な世界観に男性ファンも多数!個性派・田村由美の隠れた名作コミック
終末世界を描いた『7SEEDS』、架空戦記『BASARA』で小学館漫画賞を受賞した漫画家・田村由美。圧倒的なスケールで描かれる作品は少女漫画のスケールを超え、男性ファンも多くいます。20巻を超える大長編が有名ですが、短編中編問わず感動できる物語がたくさんあります。そんな田村由美の隠れた名作を紹介します。
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ねずみが魔力をもつ世界で、ねずみによって人間混じりの姿に変えられた「猫mix」の少年とらじが、飼い主であるリオを探して勇者 パイ・ヤンと旅をする冒険譚です。ユニークな世界観や、とらじとパイ・ヤンが絆を深めてゆく過程に心が温まる物語。子を持つ親の心なども描かれ、大人も楽しめるファンタジーです。
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BOX系!
田村 由美(著)
明るい田舎娘・富士瀬々が芸能界で奮闘する学園ロマン。相棒であるメイク志望の男の子や親友のぽっちゃり女子、富豪の道楽息子など個性豊かなキャラが登場し、瀬々とともに成長する様子が描かれています。2000年に連載が開始した作品ですが、現代のアイドル人気とリンクする部分もあり、王道から外れた意外な結末も印象的な異色作です。
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「ボクが○○になった理由」のタイトルでシリーズ化した、10歳の龍三郎少年を主人公とした連作短編です。日常の延長線上に起こったちょっと不思議な事件に、龍三郎が子どもならではの視点で挑んでいく本作。大人になってから読むと、あらためてハッとさせられる言葉やエッセンスがちりばめられ、童心を思い出させてくれます。
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田舎町に起きたUMA事件を子どもの視点から描いた表題作のほか、テロ事件に巻き込まれ学校に監禁された高校生の1日を描いた「踊る教室」、奇妙な転校生との交流を描いた「王子くん」など全6編が収録された短編集。90年代の社会現象を取り上げたものが多く、かつての若者たちの葛藤を読み解くことができます。
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