読んで笑えばストレスも吹っ飛ぶ！個性派キャラクターが可笑しいギャグコミック

高校生の楠雄は超能力者。力を隠して生活しているけれど、個性の強い家族・友人に囲まれているせいで、力を使う羽目になることばかり。バカ・中二病・正義感・ナルシスト・・・。彼らのせいで起きるトラブルを、バレないように超能力で解決する展開に笑えます。楠雄のセリフは心の中の声ですが、その無言のツッコミが斬新です。

借りを返さないと喘息を起こす市ノ宮行は、ひょんなことから荒川に転落。溺れたところを金星人だという少女・ニノに助けられます。喘息を阻止するためニノの願いを叶えて恋人になった行は、橋の下の村長に新たな名前をもらい河川敷の住人の一員に。変人だらけの住人たちとの生活は、行と一緒にツッコミたくなることだらけです。

世紀末を乗り切ったイエス・キリストとブッダが、バカンスで東京立川にやってきました。浪費家のイエス、節約家のブッダのキャラが人間的。手塚治虫を敬愛しマンガを描きはじめたブッダ、ジョニーデップに憧れて自撮りしまくるイエス。「お客さまは神様です」という言葉に、正体がバレたと恐れる2人・・・。笑えるツボが盛りだくさんです。

高校転入を機に、金髪パーマ頭でツッパリデビューをした三橋と、同じ日にツンツンヘアーでツッパリ転入デビューをした伊藤がくり広げる不良ギャグコミックです。やられたらやり返す精神の三橋の喧嘩の流儀は、だまし討ちをし、相手を小馬鹿にするなど卑怯。卑怯な三橋と一本気な伊藤のやりとりは、テンポのよい漫才のようで笑えます。

筆者であるマンガ家・魔神ぐりこと担当Y氏がくり広げる、作家と編集の駆引きがおもしろい4コマコミック。お金に目がない、売れないマンガ家・魔神のキャラが、Y氏にくり出す暴言に近いツッコミや、下ネタなど、とにかく強烈。作家と担当が、お互いを「モテない」「売れない」とけなし合う関係性が、漫才コンビのようです。