読むと本当に飛び立ちたくなる！宇宙をテーマに描かれたコミック

幼い日に宇宙行きを約束した兄弟。夢を叶え宇宙飛行士になった弟と、無職の兄。そんな兄が弟から受けた宇宙飛行士選抜の書類。改めて宇宙飛行士を目指す過程で、宇宙の旅の過酷さが描かれています。宇宙までの現実的な過程をリアルに表現し尽くしていて、だからこそ余計に宇宙に夢を抱いてしまう、そんなコミックです。

2070年代。月では資源開発が、火星では居住実験が行われている世界。宇宙の居住区と地球は旅客機によって往復され、より遠い星への有人探査が進み、宇宙ゴミが社会問題となるなど、宇宙進出が実現した人類の新たな問題などを描いたコミック。宇宙がとても身近に感じられるため、自分も宇宙に行きたいという気持ちが高まります。

エベレスト登頂を果たした学生クライマーの吾郎とロストマンが、次に見上げたのは宇宙でした。建築会社から宇宙開発を目指す吾郎と、空軍に従軍し宇宙軍の士官となるロストマン。各々が違う道を進みながら、月を目指します。宇宙が生んだ2人のロマン。月が人を惹きつける理由を、自分でも確かめてみたくなります。

日本初の有人宇宙探査ロケットが市街地に墜落。それを契機に宇宙飛行士を目指す5人の成長物語。ファンタジー的な観点から星々のエピソードが盛り込まれていたり、キャラクターたちの宇宙に対する熱い想いがあったり。宇宙の底知れない魅力が彼らを通してつぶさに伝わってくる、そんな魅力があります。

宇宙開発が進み、地球外生命体の存在が確認された世界。次に人類が宇宙で目指すものとは？長距離の航行、外宇宙への幡種計画など、人類が宇宙を知り、宇宙に広がっていくさまが、長期的な視点で描かれています。もしかしたらいつか現実に起こりうるかもしれない。そんな人と宇宙に対する興味が強く刺激されるコミックです。