ブックキュレーター『おとな旅 プレミアム』編集部
鹿児島・熊本・屋久島編『おとな旅 プレミアム』編集部が選ぶ旅本
『おとな旅 プレミアム』はハンディで軽いガイドブック。鞄にもう数冊ばかりの旅本を持ち、出かけてはどうだろう。もちろん、旅の前後に読んでもいい。目を通しておきたい本を目的地別にセレクト。旅先の街が積み重ねてきた歴史や食文化を読み解き、目の前に広がる景色から新しいストーリーが生まれるような5冊を選ぶ。鹿児島・熊本・屋久島編では「南九州を発展させた、産業の改革、自然の恵み」をテーマにセレクト。
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近年、豪華寝台列車での旅が大人気だ。なかでも、贅をきわめた最高位の列車「ななつ星」(JR九州)は特に予約がとれず、車両からサービスに至る徹底的なこだわりが極上の旅を演出してくれる。本書は、その「ななつ星」などをデザインした著者の仕事術、仕事の裏話がまとめられている。九州で電車に乗るときは携えよう。
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2015年、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」を写真とともに紹介。西洋列強に対抗すべく産業育成がなされた明治日本の技術の真髄がわかる。注目は鹿児島の旧集成館。島津斉彬が幕末に始めた事業で、大砲製造などが行なわれた。その他の遺産も余すことなく紹介。本書で九州のイメージを膨らませてほしい。
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熊本城には過去数々のドラマがあった。明治時代に起きた西南戦争の熊本城攻防戦では、新政府軍と薩軍の間で死闘が巻き起こる。猛者だらけの薩軍に対し、新政府軍を率いた谷干城は篭城作戦を取り、熊本城の窮地を救ったのだ――。そんな谷を詩人、作家、フランス文学者の著者が描く。熊本観光の折には持参しておきたい1冊。
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時は大正時代、太古の自然が広がる屋久島に一人のイギリス人植物学者がいた。その名はアーネスト・ヘンリー・ウィルソン。この本には、当時ウィルソンが撮った屋久島の森の写真が収録され、彼の滞在記的な文も堪能できる。西洋の植物学者は旅の最中に何を感じたのか。その想いを胸に屋久島に旅してみてほしい。
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鹿児島・宮崎 熊本・屋久島・高千穂 2021第3版
TAC出版編集部(著)
テーマは「ダイナミックな風景に元気をもらう旅」。SL人吉やD&S列車「かわせみやませみ」などを乗り継ぎ、車窓に広がる景色と旅のストーリーを楽しむツアー。大地の息吹を感じる桜島で迫力の火山ビュー巡り。さらに阿蘇の大パノラマ・ドライブ、屋久島の白谷雲水峡・縄文杉トレッキングと続き、九州最南端を味わい尽くします。
ブックキュレーター
『おとな旅 プレミアム』編集部『おとな旅 プレミアム』は2016年5月から発刊開始。大人ならではの上質な旅を提案する、全く新しい国内旅行ガイド・シリーズです。季節感を大切にした美麗な写真。歴史と文化を掘り下げた特集。旅先の「イメージとストーリー」をさらに広げることで、ワンランク上の旅を実現させます。『おとな旅 プレミアム』とともに、旅に出かけることで、「イメージとストーリー」がさらに広がるケミストリーが起こる!?本を紹介します。「おとな旅」とは「本と一緒に楽しめる旅」でもあるのです。(https://bookstore.tac-school.co.jp/pretabi/)
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