男子だってこじらせてる！イタいけど目を離せない残念系男子の物語

自称「キモカッコワルイ男子」である著者が、自身の日常や周囲の出来事を描いた4コマ漫画です。2巻には、クリスマスに縁がなさすぎて、カレンダーを見てもサンタを見てもクリスマスだと気づかないほど、「何か」をこじらせている著者のエピソードも収録。「残念な想い」を抱いたことがある方なら、共感しつつ笑える話が満載です。

根暗なオタク男子の端場（はば）は、ある事情から社交ダンス部に入部することになってしまいます。イジメられっ子ゆえにひねくれたこじらせ男子が、女子とペアを組んで踊る社交ダンス部でどう生き抜いていくのか？身体表現であり、コミュニケーションでもある社交ダンスを通じ、少しずつコンプレックスの殻を破っていく姿は応援したくなります。

29歳彼女なし、童貞をこじらせた藤本幸世に、人生で一度は訪れるというモテキが到来します。ヘタレ男子の彼はチャンスをものできるのか・・・。『おしゃれなカップル同士でフェスに来る奴全員、全滅しちゃえよ！』『女から何かしてくれるの待ち受けてるようじゃ、一生彼女できないよ』と、こじらせた人間に響く名言がたくさん登場します。

主人公の賢三は、マニアックすぎる映画やロックを愛し、ありあまる性欲を自慰行為にぶつける高校生です。自分を「残念な存在」と見なす周囲を見返すため、数少ない友人とロックバンドを結成。自意識やコンプレックスが邪魔をしてうまく周囲とつながれない。そんなこじらせ男子が一歩を踏み出す、著者の自伝的要素を含んだ青春小説です。

主人公は27歳で女性との交際経験がない、冴えない会社員の田西敏行。同僚・ちはるに想いを寄せているものの、何もできずに妄想に耽るだけです。恋愛も仕事も逃げ腰の彼が、人生に本腰で立ち向かわざる得ない日がやってきて・・・。田西のあまりのダメさに歯がゆい気持ちになりますが、しだいに彼がどう決断するか目が離せなくなってきます。