ブックキュレーターhonto編集員
地域の魅力が詰まってる!地域愛あふれるご当地コミック&小説
自分が生まれ育った地域に愛着がある人は多いでしょう。テレビで地元が取り上げられたり、褒められると嬉しいもの。居住者や出身者にそんな感情をもたらしてくれる、地域愛あふれる本を紹介します。ご当地ならではのローカルルールや情緒あふれる街並みなど、その土地に住んでいない人が読んでも懐かしさを感じたり、クスッと笑えるご当地ラブな本ばかりです。
- 6
- お気に入り
- 2343
- 閲覧数
-
尾道茶寮夜咄堂 1 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き)
加藤 泰幸(著)
主人公の千尋は、亡くなった父の古民家カフェを処分するつもりが、茶器に宿ったつくも神たちに導かれてカフェ経営に励むことになります。路地裏通りのような静かな階段街、眺めのよい高台のお寺に、街を囲む海など。自然に囲まれた情緒あふれる尾道の街と千尋の営む古民家カフェが、地方都市の、のどかさを感じさせます。
-
吉祥寺で不動産店を営んでいるのに、吉祥寺が嫌いな双子の都子と富子は、吉祥寺に住みたい訪問者に吉祥寺以外の街を紹介していきます。商店も多く住みやすい阿佐ヶ谷、川沿いのカフェがおしゃれな蔵前など、重田姉妹の紹介するマイナーだけど魅力的な街に足を運びたくなるコミックです。
-
アラサーOL・りん子は、都会に馴染めず故郷の静岡にUターンすることになります。そんな故郷を一度出た、りん子ならではの視点で、静岡がコメディタッチに描かれています。スーパーで売られるイルカ肉、山梨とは富士山の領土を巡り戦争状態など、県民ならではのあるあるが満載なので、静岡を知るバイブルにもできる本です。
-
日本最後の秘境といわれる「グンマ」と、そこに潜むグンマーたちの生態を描いたコミックです。実在の群馬県をまるで秘境かのように、いじりつつもご当地のあるあるを詰め込んでいます。扉が開かない高崎線の怪、朝礼の号令を間違えると栃木の工作員だと疑われるなど、自虐あふれる群馬愛を感じます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です