ブックキュレーターhonto編集員
落語だけじゃないんです。寄席って面白い!と思えるようになる本
落語は聞いたことはあるけれど、落語の劇場ともいうべき「寄席」に行ったことはない、という方は多いはずです。落語を中心に、手品や漫談、紙切り芸などのさまざまな芸と、江戸から平成の情緒が楽しめる笑いと、涙と、時々ホラーのエンターテイメント空間。そんな寄席の雰囲気が味わえ、今すぐ寄席に行ってみたくなる本を集めました。
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寄席の人たち 現代寄席人物列伝
秋山 真志(著)
寄席に行ってみたい!という人に読んで欲しい、寄席の空気を感じることのできる本です。寄席では「色物」と呼ばれる、落語以外の出し物も楽しみの一つ。コント、都々逸、手品、紙切り芸など、寄席で出会える芸と芸人。そんな寄席を動かす人々について温かい目線で綴ったルポタージュです。
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えほん寄席 抱腹絶倒の巻
柳亭 市馬(ほか噺) , スズキ コージ(ほか絵)
CD付きのこの絵本は、親も子どもと一緒に落語の読み聞かせを「してもらえる」優れものです。子どもと一緒に読んで笑ってもよし、寝かしつけをしながら一緒に聞いてもよし。「はつてんじん」「時そば」など長すぎない笑えるお話と、本物の落語家の軽快な語り口で、寄席にいるかのように楽しめます。退屈しがちな車中のお供にもオススメです。
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読み聞かせ・小噺落語集 慰問や隠し芸に誰でもできる小噺・落語
五十島 帆(著)
小噺や落語が語り口調で集められているので、寄席に行く前の落語入門書として読めて、音読すれば自分の身体で落語を感じることができる本です。「慰問や隠し芸に」と表紙に書かれていますが、そんな野心を抱いてなくても、スラスラと読み進められます。言葉のリズム感がよいので、読後は人に語りたくてウズウズしてしまうかもしれません。
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人生に役立つ都々逸読本 七・七・七・五の法則
柳家 紫文(著)
寄席の出し物の一つ「都々逸」。三味線漫談家の柳家紫文が、親しい友人に語りかけるように都々逸を披露&解説してくれます。大人だからこそ楽しめる都々逸の艶っぽさが、あなたのダジャレをグレードアップさせる・・・かもしれません。寄席に行って三味線と都々逸を聞いて、粋に浸りたくなるでしょう。
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しみじみと時の移ろいを感じさせてくれるコミックです。弟子を取らない主義の落語家・八雲が出所したての与太郎を弟子にし、心に傷を抱えつつも寄席に集まる人たちに愛され、次世代に落語という伝統芸をつなげていくお話です。まだ落語や寄席が今より身近だった昭和初期の寄席の雰囲気や、人々の落語の楽しみ方ものぞき見ることができます。
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