ブックキュレーター哲学読書室
今を生きのびるための読書
年間8万点を超える新刊書籍の中から、私たちは、どのような本を選び、講読していけばいいのか。本を読むことは、自ら「思考」する力を鍛える行為でもある。そして思考することによって初めて、「表現力」が培われる。先の見えない時代の今だからこそ、紐解くべき5冊。【選者:明石健五(あかし・けんご:1965-:「週刊読書人」編集長)】
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柄谷行人書評集
柄谷行人(著)
朝日新聞に12年間にわたって寄稿してきた書評107本を全収録。さらに1960年代から2000年代にかけて執筆された書評、作家論、文庫・全集解説を51本収録(すべて著者単行本未収録)。日本を代表する哲学者・批評家は何を読み、いかに思考してきたか。半世紀におよぶ読書の軌跡。
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坂口安吾論
柄谷行人(著)
天皇制も憲法も、古代政治や歴史も、「すべては坂口安吾から学んだ」と語る柄谷氏。『書評集』と同時期に刊行された、著者久々の文芸批評論集。真の意味での「無頼」とは何か。太宰治は「無頼派」ではない。坂口安吾こそ「無頼」である。憲法九条や天皇制の問題を考える上でも、大いなるヒントに満ちた書。
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大人のための国語ゼミ
野矢 茂樹(著)
人とコミュニケーションをとるためには、何が必要か。相手のことを考え、理解するところからはじめなければならない。そこから自分の考えを的確に説明したり、時には相手に反論したりすることによって、相互理解が深まっていく。その時に基礎となるのは「言葉」である。言葉の重み・強さを養い、学び直したい人のために。
ブックキュレーター
哲学読書室知の更新へと向かう終わりなき対話のための、人文書編集者と若手研究者の連携による開放アカウント。コーディネーターは小林浩(月曜社取締役)が務めます。アイコンはエティエンヌ・ルイ・ブレ(1728-1799)による有名な「ニュートン記念堂」より。
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