ブックキュレーター経営者 三木雄信
最近、なんだが酷く劣化しているような日本の組織について考えてみる
最近、皆さんは日本社会全体が酷く劣化しているような気がしませんか?私は、その原因はあらゆる組織で現場主義に精神主義、言い換えれば反知性主義が結びつきつつあるからと思っています。私は今後、日本の社会がよりよくなるためには現場主導の合理主義とテクノロジーが融合が必要と考えています。そんな思考を共有するための5冊です。
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失敗の本質 日本軍の組織論的研究
戸部 良一(ほか著)
第二次大戦の各局面で「なぜ」日本軍が負けたかを組織論的に研究した本です。読むと「変化する環境に戦略的に適応できない」「組織幹部の感情論による身内志向」「テクノロジーの軽視」など日本軍と現在の日本の組織との共通点が多く、愕然とさせられます。
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リエンジニアリング革命 企業を根本から変える業務革新
M.ハマー(著) , J.チャンピー(著) , 野中 郁次郎(監訳)
トヨタ生産方式を研究し、情報技術を活用することでアメリカの製造業やサービス業にも適用できる手法「ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」としてまとめた本。私は、大学のゼミで輪読し、卒業論文も「日本的リエンジニアリング」で書きました。今の私の思考のベースになっている本です。
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ソフトバンク時代に私が孫社長から学び、自分自身でも実行してきた仕事術をPDCAの観点でまとめた本。上の4冊の本について思い出しながらこの本を書きました。「今、日本企業に必要なことは環境変化を一番知っている現場主導の合理主義経営」ということを経営書でなく実践論として書きました。
ブックキュレーター
経営者 三木雄信1972年福岡生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所を経てソフトバンクに入社。元ソフトバンク社長室長。マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなったブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーを務める。2006年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト(株)を設立し、同社代表取締役に就任。同年、子会社のトライオン(株)を設立し、2013年に英会話スクール事業に進出。2015年には英語学習1年完全サポートプログラム『TORAIZ(トライズ)』を開始し、日本の英語教育を抜本的にかえていくことを目指している。
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