ブックキュレーター絵本作家 いしかわこうじ
子ども達に美しい色と形を見せてあげたい。
絵本は「面白いこと、楽しいこと」が大事ですが、それに加えて僕は「美しいこと」がとても大切だと思っています。幼い子ども達にこそ、美しい色と形を見せてあげたい。今回は、色彩や造形の美しさが際立った絵本を選んでみました。お子さんとご一緒に、色彩豊かな絵本のもたらす幸せを体感してみてください。
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えかきさんとことり
マックス・ベルジュイス(さく) , はせがわ しろう(やく)
絵描きさんは、お気に入りの小鳥の絵を売ってしまいました。すると、絵から小鳥が逃げ出して・・・。マックス・ベルジュイスさんは、かえるくんシリーズで有名な巨匠。マティスを思わせる豊かな色彩と、ダイナミックな筆づかいが素晴らしいです。「絵ごころ」のありかを描いた絵本として、子どもも大人も楽しめる傑作です。
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どうぶついろいろかくれんぼ
いしかわ こうじ(作・絵)
型抜きされたページをめくると、カラフルな動物さんが次々にあらわれる、しかけ絵本です。この作品には、子供の頃に折り紙や工作やお絵かきに夢中だった僕の本質がストレートに表れていると思います。「子どもたちに美しい色と形を見せてあげたい!」という僕の思いが、皆さんに伝わったら嬉しいです。
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おめんです 1
いしかわ こうじ(作・絵)
動物さんが、昔懐かしい日本のお面をかぶっています。お面はちょっぴりこわいけれど、しかけページをめくると、かわいい動物さんがニッコリ。このギャップが楽しいんです。日本のお面は、あざやかな色彩や毛筆のダイナミックな線の美しさ、シンプルな形に特長があります。この絵本で、日本のお面の美しさを再発見してみてください。
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おめんです 2
いしかわ こうじ(作・絵)
『おめんです』の続編として制作した絵本で、こちらは世界のお面をモチーフにしています。孫悟空、太陽、ピエロ、かぼちゃ、マスカレード、狼のお面がカラフルに登場し、カーニバルのように賑やかで楽しい、しかけ絵本になりました。それぞれのお面ページにお顔を当てて遊ぶのも楽しいですよ。
ブックキュレーター
絵本作家 いしかわこうじ絵本作家。1963年千葉県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。講談社童画グランプリで大賞受賞。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選。『たまごのえほん』が造本装幀コンクールで、日本書籍出版協会理事長賞を受賞。おもな作品に『おめんです』『おめんです2』『つくってあそぼう! おめんブック』(偕成社)、『どうぶつ いろいろ かくれんぼ』『ふねくんのたび』(ポプラ社)、『たまごのえほん』『はなのさく えほん』(童心社)、『パンダくんのおにぎり』(PHP研究所)、『世界を旅するペーパーわんこ』(河出書房新社)などがあり、フランス・中国・韓国・台湾など海外でも翻訳版が数多く出版されている。
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