ブックキュレーターhonto編集員
読めば食べたくなる！物語に登場する料理やお菓子を再現できるレシピ本
物語のなかに登場する料理やお菓子のおいしそうな描写に、誰もが一度は「食べてみたい！」と思ったことがあるはずです。できることなら自分で作ってみたい！という方のために、さまざまなジャンルの本に登場する料理やお菓子のレシピ本を厳選してセレクトしました。「読んで作って二度おいしい」そんな本ばかりです。
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アリスの国の不思議なお料理
ジョン・フィッシャー（著） , 開高 道子（訳）
『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』には、イギリスらしいお料理と、ファンタジー世界ならではのちょっと不思議な食べ物＆飲み物がたくさん登場します。著者がイマジネーションを膨らませたオリジナルレシピに挑戦するだけでなく、アリスワールドをより深く知るための副読本としても楽しめるエッセイ集です。
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アガサ・クリスティーの晩餐会 ミステリの女王が愛した料理
アンヌ・マルティネッティ（著） , フランソワ・リヴィエール（著） , フィリップ・アッセ（写真） , 大西 愛子（訳）
アガサ・クリスティーのミステリーに登場する料理のほとんどは古典的なイギリス料理です。ベルギー人にして美食家の名探偵ポワロはイギリス料理をけなすことが多いのですが、本書に登場するのはおいしそうな料理ばかり。日本人にはなじみのない料理の解説も楽しく、美しい完成写真も見どころです。レシピも掲載されています。
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厳選村上レシピ
岡本 雨（著）
本書に掲載されたレシピは、村上春樹のどの本のどんな場面に登場したかも書かれているので、できあがった料理を食べつつ出典箇所を読むのもまた一興でしょう。小洒落た洋食からきちんとしていながら簡単な和食まで、さまざまな料理が取り上げられていて、読者の食欲と料理欲を刺激します。村上ワールドを食べ尽くしたくなるレシピブックです。
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食べ物語る ＢＵＮＤＡＮレシピ
ＢＵＮＤＡＮ ＣＯＦＦＥＥ＆ＢＥＥＲ（著）
日本近代文学館内のカフェが提供している「小説に登場する料理」に新メニューを加え、大正から現代までの物語から34のレシピを掲載。田辺聖子、向田邦子、太宰治、谷崎潤一郎、芥川龍之介、沢木耕太郎、夏目漱石、梶井基次郎など、料理だけでなく出典作品も目移りする豪華さ。読んでから食べれば、より一層味わい深いことでしょう。
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