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脇役キャラなのに目が離せない!?「モブ」にスポットライトを当てたコミック
漫画のコマを見てみると、主要キャラの背景には名も無き群衆としての人間が描かれています。彼らは見た目も性格も特筆すべきところはない脇役であり、普通を集約したかのようなモブキャラクターです。しかし、そんなモブにスポットライトが当たり、彼らにも感情があることに気づいたとき、きっとその人間味から目が離せなくなることでしょう。
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インチキ霊能者の弟子として働く中学生・影山茂夫は「モブ」と呼ばれています。女子にモテたいという願いをもち、人並みの思春期を迎えているモブですが、彼には他の人と違う所が一つありました。実はモブは、本物の超能力者なのです。強い力で悪を討つ姿と、青春をひたすらに追い求めるモブのギャップにいつの間にか惹かれていることでしょう。
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とある漫画のモブとして生きる中田と小泉を中心に展開する物語です。恋愛漫画は治安がよいと満足げな小泉とは対照的に、中田は本編の薄っぺらな内容に不満があり、自ら原作の改変に乗り出します。モブならではの苦労や主要キャラとのからみがおもしろいうえに、中田の考案する改変方針が斬新で思わず笑ってしまいます。
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主人公を輝かせるために一所懸命なモブ男子4人を描いた4コマ漫画です。モブ「あるある」なテーマ、存在感のなさについて語り合う姿には哀愁が漂い、クスッと笑ってしまいます。ただ、ふとした瞬間にこぼれるモブたちの発言には、1歩引いた立場だからこそ獲得できた思慮が感じられ、読み終わった後も心に残ります。
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完璧すぎて「プロ彼女」と揶揄される女子・佐土原和葉が、一目惚れしたのはモブタイプの地味男子・瀧島喜斗でした。あの手この手の強烈なアピールから瀧島は全力で逃げるのですが、その過程で漏れる彼の感情、さらに一筋縄ではいかない堅物な態度がコミカルで、初めは凡庸に見えた彼の人物像がページ毎に厚みを増していきます。
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