ブックキュレーター作家・脚本家 梅田みか
梅田みかが選ぶ、ものがたりを楽しむ5冊
本のいいところは、ページを開くだけで、どこにでも行けて、どんな人にでもなれるところです。子供の頃、自然にも動物にもふれあう機会の少なかった私は、本を読むことで、大自然の中で暮らしたり、動物と友達になったり、冒険したりしていたのだと思います。
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ローラは森で、とうさんが丸太で作った家に住み、かあさんとねえさんのメアリイと一緒にパンやバターやチーズを作ります。子供の頃のあこがれが、全部つまっているような物語。クリスマスにローラがもらった布人形がほしくてたまらなかったのを思い出します。
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シャーロットのおくりもの
E.B.ホワイト(作) , ガース・ウイリアムズ(絵) , さくま ゆみこ(訳)
ファーンが、自分の赤ちゃんのように育てた豚のウィルバーは、農場で、貴婦人のようなクモのシャーロットと友達になります。美しくかしこいシャーロットが、ウィルバーの命を救うために起こす奇跡。ふたりの友情と深い絆に、何度読んでも涙がこらえられません。
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大きい1年生と小さな2年生
古田 足日(著)
私は小学生のとき、クラスでいちばん背が小さかったので、二年生になっても幼稚園の子にしか見えないあきよの気持ちがよくわかりました。体は大きいのに弱虫な一年生のまさやが、あきよのために勇気を出して、ホタルブクロを取りに行くところが大好きです。
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心をそだてるこれだけは読んでおきたい世界の名作童話 決定版 ブレーメンの音楽隊 人魚姫 幸せの王子 オズの魔法使いほか
講談社(編) , 井辻 朱美(監修)
エリサは11人の王子と幸せに暮らしていましたが、新しい王妃が王子たちを魔法で白鳥に変えて追い出してしまいます。城を出たエリサが、冠をかぶった11羽の白鳥を見つけ、元の姿に戻すために、いら草で11枚の上着を編む場面では、胸がどきどきしました。
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エルマーは、どうぶつ島にとらわれているりゅうの子どもを救う旅に出ます。リュックサックににつめこんだチューインガムやももいろのぼうつきキャンデー、わゴムや七色のリボンなどを、エルマーはどんなふうに使うのかな?とあれこれ考えながら読みました。
ブックキュレーター
作家・脚本家 梅田みか作家・脚本家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。小説、エッセイのほか、人気テレビドラマの脚本を多く手がけている。幼少期より橘バレヱ学校にてクラシックバレエを習う。小説『海と真珠』(ハルキ文庫)はその経験が生かされた本格的バレエ小説。バレエのほか、フィギュアスケートにも造詣が深い。
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