ブックキュレーター講師・ライター 石井モルナ
親子でモノづくりを楽しむヒントにしたい、コンピューターとアートの本。
未経験でも子どもと一緒に楽しめるプログラミングや工作の本、そしてそこから広がるアートやコンピューターの世界がよくわかる本を選びました。大人でも子どもでも、プログラミングやDIYが初めてという人でも、モノを創作するうえでのちょっとしたヒントを、夏休みの読書を通して探してみてはいかがでしょうか。
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子ども用コンピューター「micro:bit」といろんな電子部品を使って電子工作を楽しむ本です。モーターを回したり、OLED(有機ELディスプレイ)への表示や、たくさんのカラフルなLEDを光らせる方法について説明しています。プログラミングもかんたん。新しいタイプのアートを、夏の自由研究にいかがですか?
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Scratchは子ども向けといいつつ、実は奥が深いプログラミング環境。Scratchの全体像を知るのに役立ったのがこの本です。子どもと一緒にプログラミングを始めたいけど、前提知識を知りたい、一緒に学びたいという大人の方に最適です。大人だけでなく、中学生以上の子どもたちでも理解できるでしょう。
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サイエンス・アート・テクノロジーを組み合わせた自由奔放な工作例がフルカラーで紹介されている本当に楽しい本です。翻訳本ですが、キーワードである「ティンカリング」や「Maker」、そして「アート」について、翻訳者の金井哲夫さんが巻末で簡潔かつパーフェクトに解説されていて理解が深まります。元気の出る一冊。
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明治時代に仏国籍を取得した画家レオノール・フジタ。本書では、絵の額や家の中のこまごましたモノ、着る服までも自分で作っていたという彼が愛した品々を紹介。額縁に埋め込まれたかわいいモチーフが缶詰のブリキから作られたという逸話に親近感が沸きます。身の回りのモノを自分好みに仕立てることに幸せを感じる方に。
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暗号にまつわる生々しい歴史、暗号作成に必要な幅広い分野の知識、テクノロジーの進化の3つを軸に、時代とともに発展してきた暗号技術についてわかりやすく解説された本です(上下巻)。それ自体の面白さはもちろん、国家の存続をかけて暗号を作る人とそれを解読する人の戦いのドラマが熱く、夏になると読み返したくなります。
ブックキュレーター
講師・ライター 石井モルナ国内半導体メーカーを出産で退職、復帰後いくつかの職を経て、現在はフリーの講師、ライター。電子工作をかわいく作るのが趣味です。著書に『手づくり工作をうごかそう! micro:bitプログラミング』(翔泳社)、『mBotでおもしろプログラミング』『みんなのRaspberry Pi 第4版』(リックテレコム)など。
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