アクション＆緊迫感！骨太で男らしさを堪能できる警察もののBL小説

人と人との「出会い」について、深く考えさせてくれる一冊です。前科があり、家族も家も失った百田と、百田の自殺を食い止めた刑事の恋で、木原音瀬のBL小説としては甘めのお話です。2人が出会った必然性と、出会ったことで変わっていく感情の流れに注目してお楽しみください。

凶暴・傲慢な俺様攻め×無自覚小悪魔超絶美人受けの、さらっと読める王道なBL小説です。1999年に発行されたものの新装版で、当時の勢いはそのままに、時代に合わせて手直しがされています。短い事件と2人の恋がテンポよく、シリーズで揃えて一気に読みたくなってしまうこと間違いなしです。

CIA×FBI、ゲイ×ノンケ、寡黙な男前×強気な男前美人と「これでもか」と盛り込まれた設定に、夢中になってしまうシリーズです。アクション、ドラマ、リアリティは、文字だけにも関わらず目の前で海外ドラマや洋画を見ているようで、読み始めればページをめくる手が止まらなくなってしまうことでしょう。

タイトルとは逆に糖度低め、SITが舞台の恋愛未満の小説です。男前な健気わんこ×強気美人という王道で、敬語攻めが好きな人には特にオススメ。ノンケ同士が少しずつ距離を詰めていく描写に胸が高鳴り、2巻でタイトルの意味が語られます。2人それぞれの視点で読めるので、話にのめり込みやすいです。

人の記憶と「忘れる」ことについて考えさせられるBL小説です。特殊能力を持つ主人公と、彼の過去にまつわる事件を主軸とした話で、ファンタジーと現実の境界線のお話とも言えます。SFとミステリーの要素もあり、事件と恋とのリンクも見事。スピンオフの『サクラ咲ク』と併せて読むと、心にズシンと響きます。