ブックキュレーターノンフィクション作家 中野明
あの有名なビジネス理論から、生き方のヒントを見つけ出す
ビジネス理論を記した本は、経営者やビジネスマンだけのために存在するわけではありません。優れたビジネス理論には、私たちが生きていく上での有用なヒントが隠されているものです。ここで紹介する5冊はいずれもがその一つです。ぜひともあの有名なビジネス理論から、あなたの生き方に活用できるヒントを見つけ出してください。
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ピーター・ドラッカーは「マネジメントを発明した男」としてあまりにも有名です。本書はとかく難解と思われがちなドラッカーのマネジメント論を平易に解説したものです。ドラッカーは、私たちが成果を上げるには「目標管理」が重要だと強調しています。本書からその手法を学んで自分自身に活かしてみてください。
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マイケル・ポーターは競争戦略論の大家として有名です。本書はポーターの競争戦略論を短時間で理解するための格好の著です。本書ではポーターは「競争戦略の本質は差別化」だと断言しています。人の人生も競争に似ています。本書を通じて差別化の手法を学び、人とは違う差別化された人生を歩むのはいかがでしょう。
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本書で最も注目したいのは「針鼠の概念」です。これは「情熱をもって取り組めるもの」「自社が世界一になれる部分」「経済的原動力になるもの」という三つの要素が交わる部分を指します。ビジョナリーカンパニー(超優良企業)は、針鼠の概念が明確だと著者は主張します。さて、皆さんの「針鼠の概念」は何ですか?
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本書は経営学者クレイトン・クリステンセンが提唱した「破壊的イノベーション」について書かれたものです。破壊的イノベーションとは、従来の秩序を乱す技術によって生じるイノベーションを指します。本書を読むと、現状維持に甘んじることがいかに危険か、改めて理解できると思います。あなたご自身は大丈夫ですか?
ブックキュレーター
ノンフィクション作家 中野明ノンフィクション作家。1962年生まれ。情報通信、経営経済、民俗歴史の三本柱で執筆しています。私の場合、テーマに関連する大量の本を読み込み、そのあとで一気に執筆するというスタイルをとってます。たぶん、本を読み込む量と原稿の質は高い程度で相関しているのでしょう。また、本を読む際に、重要な個所にマーカーを引き、そのページに付せんをするのも私の流儀です。要点だけあとから簡単に拾い読みできるので、執筆の生産性が断然高まります。座右の書は『梅棹忠夫著作集』でしょうか。一生がかりで梅棹さんを超えるような仕事がしたいですね。私の過去の著作はhttp://www.pcatwork.com/でチェックできます。
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