ブックキュレーター丸善丸の内本店 児童書担当 兼森理恵
いつもとちがう特別な夜。聖なる奇跡が起こるかも・・・?
普段と変わらない毎日のはずなのに、クリスマスが近づいてくるだけで、特別な想いにかられるのはなぜでしょう?一年で一番華やかになる季節。大人も子どもも、世界中の人々のドキドキが高まると、もしかしたら、なにかが起こるかもしれません。素敵な奇跡を願って読みたい一冊。
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クリスマスの日、たきぎと食料を買うために町に出たおばあさんは強盗にお金を盗まれてしまいます。追いかけていくも力尽き雪の中に倒れこんでしまった彼女を救ったのは、教会のイエス降誕の馬小屋飾りの聖者たちでした。正しい行いをするものを神様は見捨てません。文字のない美しい絵本は、雄弁に深い愛を語ってくれます。
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ペンギンからしちめんちょうへのプレゼントは、「クリスマスのきせき」という名の雪景色。ふゆのくにからせっかく運んだ雪が崖から落ちて・・・。はたして、どんな奇跡が待ちうけているのでしょうか?見事なラストに拍手!スピード感のあるお話は、つい、「もう一回!」と言いたくなります。
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明日はたのしいクリスマス。おかあさんに怒られちゃう悪い子にはサンタさん、こないのかな?心配になったぼくのところにやって来たのは、よるくま。不安いっぱいだったぼくも、あたたかな愛情にくるまれて、幸せなクリスマスを迎えます。かけがえのないおかあさんとのもとに生まれてきたのも、奇跡、ですね。
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クレメント・ムーアの有名な詩「クリスマスのまえのばん」が、アンジェラ・バレットの繊細で幻想的な絵で描かれています。石井睦美さんの訳によるサンタさんは、何とも愛らしくってユーモラス。この詩は色んな画家と訳者で日本でも絵本となっていますが、他にはない魅力にあふれた、この本自体が奇跡のような一冊。
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クリスマスの前の晩、ぼくの前にあらわれた汽車、急行「北極号」。行先の北極点ではすべてのクリスマスのおもちゃがつくられ、そこでサンタが集まった子どもたちの中から、クリスマスのプレゼント第一号を手渡すことになっているという。サンタを待っている子どもたちだけのふしぎな旅。信じていれば奇跡は起こる!
ブックキュレーター
丸善丸の内本店 児童書担当 兼森理恵1976年東京都生まれ。1999年ジュンク堂書店入社。池袋本店、新宿店を経て、現在、丸善・丸の内本店勤務。児童書担当。書店業の傍ら、絵本レーベル「らいおんbooks」にも携わる。
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