家族のこと、改めて5冊

大好きなゲッツ板谷さんの、癌で逝去されたお母さんの日記を使ったエッセイ。板谷家のことは以前からエッセイで楽しませていただいていますが、この本では今まで一切出てこなかった板谷さんの奥さんと子供の話が出てきます。それにしても板谷家は変だけど、家族愛強いなあ～。

これもゲッツ板谷さんの本。ハチャメチャなお友達・キャームさんのことなど過去の作品より割と客観的に描かれていて、少し謎が解ける（？）感じがしました。それにしても全作品通して感じることですが、板谷さんのエッセイに出てくる女性絡みのエピソードって、なんだか妙にエロい雰囲気があって好きなんですよねー。

夫がジャケ買い（表紙とタイトルだけの衝動買い）で買ってきた漫画の一つですが、久々のヒット！夫の愛人を夫婦でうっかり殺しちゃう話ですが、サスペンス、気持ち悪さ、人間関係のドロドロ、好きな要素いっぱい詰まっていました。これからどうなっちゃうのかなあ。

13トリソミーという思い障害を背負って生まれてきた赤ちゃんと、その家族の物語。長生き出来ない、短命と決まっている赤ちゃんを、家族はどう迎え入れ受け入れていくのか。医師の立場から客観性を担保したまま丁寧に取材してあります。世の中にはこんな家族もいる、と身体中が震えました。

作家で歌手の町田康さん、作品を読むのは実は初めて。猫飼いな方だけあって、動物の描き方に愛がこもっています。短編集で文字も大きく文字数少なく、子供にも読ませたいなあと思いました。ペットは家族とはよく言いますが、この本を読んだ後ではペットという言葉を使うのもためらわれる気がします。