ブックキュレーター東京新聞政治部長 清水孝幸
こんな本を読んでいたら、新聞記者になっちゃいました!
私は平凡な人間です。そんな私が、どうしてジャーナリストになったのか。人生の節目で読んだ本が大きく影響したのは間違いありません。それから記者生活34年。今度は、定年を控えて、記事を書くしか能がない私が、どう余生を過ごせばいいのか、悩んでいます。私の試行錯誤の体験記を最後の1冊で紹介します。
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アンクル・トム物語
ストー夫人(作) , 中山 知子(文) , 倉橋 達治(絵)
実在した黒人奴隷をモデルに米国の黒人奴隷制度の悲惨な現実を告発した歴史的な小説。小学生のとき感想文の課題だったので読み、衝撃を受けた。子ども心に、なぜ、悪いことなのに、変わらないのかと思った。現実の社会というものに初めて触れた。
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近聞遠見 政治家たちの百面相
岩見 隆夫(著)
故・岩見隆夫氏が毎日新聞に連載していた政治コラム「近聞遠見」をまとめたコラム集。権力闘争を演じる政治家の姿がドラマチックに描かれている。若い地方記者時代に読み「こんな文章が書ける記者になりたい」と、政治記者を志望した。
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定年が楽しみになる!オヤジの地域デビュー
清水 孝幸(著) , 佐藤 正明(絵)
早いもので、定年まであと3年。仕事漬けの記者人生だった。帰宅は毎日深夜。休日も仕事か、疲れて家でゴロゴロか。飲む相手も同僚か、取材相手ばかり。定年退職したら、毎日、だれと何をすればいいのか。会社に代わる新たな「居場所」を探そうと、地元でサークル活動やボランティア活動、公民館の趣味講座などに挑戦した私の体験記。
ブックキュレーター
東京新聞政治部長 清水孝幸1962年、東京生まれ。慶応義塾大文学部(社会学専攻)卒。85年に中日新聞社入社。95年から東京本社(東京新聞)政治部。与野党や首相官邸、外務省、防衛省などを担当。論説委員(政治担当)、編集局デスク長を経て、2018年から政治部長。著書に「小沢一郎という禁断の果実」(講談社)「『政地』巡礼」(GB社)「定年が楽しみになる!オヤジの地域デビュー」(東京新聞)など。
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