ブックキュレーターhonto編集員
葛藤、羨望、欲求。オンナの赤裸々な心情が濃縮されたコミックエッセイ
理想とかけ離れた現実への葛藤、他人の成功をうらやむ気持ち、そして温もりや安心を求める欲。これらは、生きていれば多くの人が味わったことのある感情であるはずです。コンプレックスに悩み、あがいた経験を描くコミックエッセイには、著者のむき出しの心が濃縮されています。苦悩を経て糧を得た、女性のリアルを覗けるコミックを集めました。
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ピンクカラーとキャラデザインが可愛らしい表紙の本書は、鬱と摂食障害で身体がボロボロになっていた著者が、死ぬ前に経験を、とレズ風俗へ足を踏み入れ、心の壁を見つめ直す様子を描いたレポ漫画です。自分の居場所について必死で悩む著者の姿が愛おしく、風俗に突入しようとする彼女の背中をぎゅっと抱きしめたくなります。
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一見清純派、ただし中身は男にチヤホヤされたいだけのクズ、そんな自分を受け入れるまでの10年を綴ったコミックエッセイです。モテるために計算し尽くしたテクニックを駆使していた著者が、ヤリマンのあやと出会い、同居人に諭され、なぜ自分がビッチでいたかったのかを理解するまでの過程が赤裸々に描かれています。
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美人の妹と比較され育ち、ブサイクな顔がコンプレックスだったという著者は、手術失敗への恐怖、高額な費用というハードルを越えて整形手術を受けます。そして、整形したあとに体感した感情の浮き沈みが生々しく語られています。整形をきっかけにして変われた彼女の、エピローグ部分で見せる明るい笑顔が印象的な一冊です。
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ラブホで可愛い系イケメンと向かい合った次の瞬間、彼から激しく腹を蹴られる。そんな度肝を抜かれるシーンから始まるこの漫画では、著者のマゾヒズムと、彼女が23歳で経験した初恋について語られます。こじらせすぎた性的嗜好を持つ彼女の初恋の相手はどんな人物で、初恋は叶うのか、きっと興味を抱くことでしょう。
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ファッションヘルスで勤務している著者が、働き始めたきっかけ、風俗嬢を続ける理由、出会うお客様との触れ合いで感じたことを描いています。風俗業界は深く知ることを許されないタブーのように思われがちですが、接客とサービスの仕事と割り切って働く著者のプロ根性が格好良く、風俗に対する印象が変わるかもしれません。
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