「あなたの幸せは何ですか？」仕事とお金と人生に悩む30代にオススメの本

欲しいものが無いのに支出は増えた気がする30代。一方で、たくさん稼ぎ、たくさんお金をもらって、たくさん物を買うこと＝（イコール）「幸せ」ではなさそうだと感じている人もいるのでは。資本主義の先にある幸せとは何か。消費リテラシーの高いお金の使い方をしたい人にオススメの一冊。

給料に差がついてきた30代。もらっている給料の額にしっくりきていない人もいるのでは。「給料は明日も同じ仕事をするための必要経費」という考え方を知ることで、周りと比べず自分基準で働き方をデザインしていくという選択肢に気づけます。

今のところ記憶にある人生の大半が不景気である30代。漠然とした将来への不安が消えない人も多いのでは。本書にある人生100年時代を生き抜くための考え方を知ると、お金だけじゃなく、ロボットに負けないスキルや友人・家族といった無形資産を築いていくことが大切であることを思い知ります。

働き盛りの30代。仮想通貨やクラウドファンディングの登場などで「お金」の存在の変化を感じている人もいるのでは。最後に語られる「お金について意識すべき10の習慣」にある「カネを稼ぐより信用を創る」ということこそ、これから重要なことなのかも。

後輩も増え、仕事や人生の相談に乗ることも増える30代。本書を読めば、自分の仕事が金融経済を成り立たせている要素であることが実感できます。「仕事へのやりがい」に悩む後輩にプレゼントするのもオススメです。東工大の講義を基に書かれているので、今の学生や最近まで学生だった方に読みやすく響く内容です。