ブックキュレーター作家 酒井順子
カップルという、不確かで不安定な存在
人は大人になると、安定を求めて「つがい」を作ろうとしますが、それは新たな不安定の始まりでもあります。それでも人はカップルになろうとするのは、何故なのか。カップルを作り、それを保つためにもがき、時に別れていく二人の姿からは、人が一人でいる時には決して見えてこないそれぞれの個性が浮かび上がるのでした。
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富士山麓の山小屋と東京を行き来する、作家とその妻の日々。百合子は、家事は全て引き受け、夫を「主人」と呼ぶことに躊躇の無い世代。それは武田泰淳の妻であるからこそ書くことができた日記ではあるが、しかし確かに個人として生きている百合子の、生命力が輝く。
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死の棘 改版
島尾 敏雄(著)
夫の不貞を知って、精神の均衡を保つことができなくなった妻。夫は、妻の錯乱から逃げずに、がっぷり四つに組んで、共にもがいていく。「泥沼」と言うのも安易な夫婦の様子に読者も共に浸かりながら、「人は人を所有することができるのか」ということを考えずにはいられない。
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停電の夜に
ジュンパ・ラヒリ(著) , 小川 高義(訳)
死産をきっかけに、ぎくしゃくした関係になってきた夫婦。そんな中、夜間に一週間、停電が続くことになる。毎晩、停電の時間に秘密を打ち明けていく二人。離れてしまった心が、闇の中で次第に近づいていく気配がする中で、二人の最後は・・・。
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ブックキュレーター
作家 酒井順子1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。著書に『下に見る人』『ユーミンの罪』『地震と独身』『裏が、幸せ。』『子の無い人生』『百年の女「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』『駄目な世代』『次の人、どうぞ!』『家族終了』など多数。
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