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    読んでなりたい気分

人生には穴がある

「穴があったら入りたい」という気持ちになることが頻繁にある。「結局、彼も同じ穴の狢だよ」なんて悪口を叩いたこともある。気づけば足元に大きな穴があいているかもしれない。人生は穴だらけ。ぼくらは穴を掘ったり、穴に入ったり、穴を埋めたりしながら生きている。小説を読みながら、そんな人生の穴について考えてみた。

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  • 「発案者は、運輸省の若手官僚、山本清春だった」。何を発案したのか。日本とブラジルを直線で結ぶ「穴」である。舞台は終戦直後の闇市から山梨のリニアモーターカー実験線横の秘密裏の工事現場へ。ぼくたちは何のために仕事をしているのか。つきつめて考えた先に何があるのか。折り目正しく語られるのは、虚無か希望か。

  • 頭に一センチ四方の正方形の孔があいていて、「ふだんは蓋をして、帽子をかぶっている」一族がいる。一族の男たちはみな、一生に一度激しく頭が痛み出し、世界のあらゆる無名の記憶が押し寄せる。何のために。だれに伝えるために。孔に樫の木の棒を差し込み、荒れ狂う記憶の粒子を吸収させる「わたし」が見る光景とは。

  • 身体に穴が貫けば、死に至る。台湾と思しきF島の高峰にある軍事研究所で何が起きたのか(「崩壊」)。上がり続ける気圧。先住民の太鼓の音。蛇のように腰をくねらせて「彼」の腹にまたがる女。保証のない安全よりも、悲惨な前進を選んだ科学者の心臓を、圧縮された「プラスティック空気」が射抜く。

  • 登場人物たちは物語のすべてを知らない。少しずつ明らかにされる過去から、登場人物たちも読者とともに、自分で物語の「穴」を埋めていく。私が最初に読んだのは、三角哲彦と正木瑠璃の物語だった。次に読んだ時は小山内堅と梢の物語として。そして、三度目に正木竜之介と瑠璃の物語を読んだ。これがいちばん切なかった。

  • 心の穴の埋め方にはいくつかの方法があるのだろう。「生前一通の私信さえ交したことのない私が、彼に向かってペンを」とるまで、「最早生きては会えぬ」とわかってから一週間。知り合って十二、三年が過ぎても、相手は私生活を語らず、こちらも問い質したりしなかった。淡い交わりだからこそ、「ありがとう」が身にしみる。

1992年入社。卒論は『源氏物語』。入社試験の面接で「神西清の翻訳を含めた全集を作りたい」と発言し、当時の社長・嶋中鵬二に「君、全国に図書館がいくつあるか知っているかい」と諭される。「マンガ日本の歴史」「マンガ日本の古典」「日本の近代」の各全集、中公新書の編集部の後、『中央公論』編集部で7年間雑誌編集を経験、2018年より現職。最近担当したものは、樹木希林『心底惚れた』、戸部良一『昭和の指導者』、出口裕弘『辰野隆 日仏の円形広場』(中公文庫)。

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