ブックキュレーター丸善丸の内本店
永遠の別れ「死」を見つめる
生きていれば誰もがかならず経験する家族の、友人の、そして自分自身の「死」という別れ。いざその時になったら自分は、なにを考え、なにを伝え、なにを遺したいのか。死までをどう生きるか。なるべく後悔のないように最期を迎えられるように、生きている今、死について改めて考えるのも大切なことではないでしょうか。
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サブタイトルに「死とその過程について」とあるように、死に至るまでの人間の心の動きを研究したすごい本。死を受け入れるまでの段階を順を追ってみていくと「死」の印象がだいぶ変わる。医者と患者とのリアルなやりとりやインタビューなど、死の現場を知ることができる。
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ネタバレになるとつまらないので詳しくは控えるが、若い主人公の青春した人生がまぶしい、逝く方も残される方も。若者向けの小説だと決めつけずに大人にも読んでほしい。読み終えるとそのタイトルの意味にもう一度優しい涙が流れる。
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夏の庭 The friends 改版
湯本 香樹実(著)
まだ知らない「死」への興味から、夏休みに老人の観察をはじめる少年たち。ひとは失いながらも同時に大切なものを得て、おとなになっていく。「死」という大きなテーマをからめて描かれた少年たちの成長が美しい一冊。
ブックキュレーター
丸善丸の内本店「Book Museum」をコンセプトにした、和書約100万冊・洋書約12万冊の在庫数を持つ日本最大級の総合書店。コンセプトが示すように、各階に美術館のような展示回遊スペース“ミュージアムゾーン”を持つ。本の在庫と配置場所検索ができる“Mサーチ”、本の相談を専門で受ける“ブックアドバイザー”など、お客様と本を結ぶための機能が充実。本のほかにも、1千本近い万年筆を揃える文具売場やメガネ・時計コーナー、ギャラリー、丸善の元祖“ハヤシライス”を提供するカフェも。お客様にとって新しい発見の場となるよう、売り場づくりにとり組んでいます。
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