ブックキュレーターhonto編集員
希望を感じ、勇気づけられます。世界の問題に対峙している人たちの本
日本に暮らしていると、平和に生きていけることが当たり前のように感じられます。けれどそんな国は世界の一部に過ぎません。荒廃した国、飢餓状態にある国など、状況はさまざまです。そんな世界の状況に目を向けられる本を紹介します。それぞれ深刻な状況ではありますが、それに立ち向かう人々の姿からは不思議と希望が感じられ、勇気づけられます。
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スーダンで医療活動を続けている川原尚行が、その活動について記した一冊です。道路事情はひどく、水を手に入れるのも一苦労、送金するのもままならない。そんな国での医療活動にはとにかく苦労や困難がつきものです。それに臆することなく立ち向かってゆく姿はただただすごいのひと言。多くの人に勇気を与えてくれるでしょう。
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アフガニスタンで井戸を掘り続けている中村哲。掘った井戸の数はなんと1600本にも及ぶのだそうです。医師である彼がなぜ井戸を掘るのか、アフガニスタンの状況とともに紹介されています。支援とはどういうことなのかを考えさせられる一冊。写真が豊富で、状況を理解しやすいというのも魅力です。
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名前は知っているものの、仕事内容はイマイチよくわからない「国境なき医師団」。そんな疑問を抱いたいとうせいこうが国境なき医師団が働く現場を実際に訪れ、そこで働く人々にインタビューしています。その現場は驚くほどハードで、あまりにも過酷でした。けれど、だからこそ、希望を届けようとする姿に胸を打たれます。
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何かを伝える際、言葉を重ねるよりも一枚の写真の方がインパクトを持つことがあります。写真で伝えることを選んだ著者が、なぜその道を選んだのか、そしてその仕事の意味を、子どもにもわかる言葉で綴っています。ウガンダやシリアなど過酷な世界で生きざるを得ない子どもたちの写真は、何かを考えるきっかけとなってくれるはずです。
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