ブックキュレーター鉄筆 渡辺浩章
ラグビーワールドカップ観戦の必読本
2019年9月20日、アジア初開催となるラグビーワールドカップ日本大会が開幕します。あまり知られていないようですが、ラグビーW杯はサッカーW杯、夏季オリンピックに次ぐビッグイベント。約1か月半、世界中のラグビーファンが日本に集い、ビール片手に熱狂します。われわれも負けじと楽しみましょう。
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著者の藤島大さんは、過去のラグビーワールドカップ全8大会を現地取材してきた稀な人です。世界のラグビーの潮流。ジャパンの変遷。ラグビーには欠かせないビールを通して、開催国の文化・人間にまで筆が及びます。ラグビーには応援席が存在しない――敵味方が入り混じっての観戦も、ラグビー独自の魅力と紹介。
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ラグビーが教えてくれること
村上晃一(著)
日本で唯一、ラグビージャーナリストを名乗る村上晃一さん。ラグビーのルールは複雑で分かりにくいとよく言われますが、本書ではそのルール以前に大切にすべき5つの「ラグビー精神」について、具体的なエピソードを紹介しながらやさしく解説しています。5つの大切な言葉とは「品位・情熱・結束・規律・尊重」です。
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案内役を務める太っちょラガーマンのキャラクターがユニーク。覚えるルールはとりあえず2つくらいで大丈夫!と帯に書いてあるとおり、ざっくばらんでアバウトなルール解説が秀逸。前後半40分ずつなのは「体力の限界」だから。反則では「ラリアットとかはだめです。」なるほど。
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こちらは脱力系。猫がラグビー選手になったから、ラガーにゃん。「女性自身」掲載の人気コミックに、元日本代表選手・廣瀬俊朗さんの解説が合体。人気シリーズの第2弾は「猫ラグビー・ワールドカップ編」ということで、猫たちが日本代表選手に?
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ラグビーの世界史 楕円球をめぐる二百年
トニー・コリンズ(著) , 北代 美和子(訳)
タイトルにふさわしく500ページを超す超大作。価格は5,800円(税別)。ラグビーの起源から現代に至るまでの全史を物語として楽しみ、ラグビー通になれること間違いなしの一冊です。「結論・ラグビーの魂」につづく解説文は、『序列を超えて。』著者の藤島大さん。
ブックキュレーター
鉄筆 渡辺浩章1964年生まれ。小さな出版社・鉄筆(てっぴつ)の代表です。ラグビーとスポーツの哲学書『闘争の倫理 スポーツの本源を問う』(大西鐵之祐)、直木賞作家・白石一文が生きる意義について問い詰める恋愛小説『翼』などを刊行しています。
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