ブックキュレーターhonto編集員
ファンも待ちくたびれました!長い休止期間を経て再開されたシリーズ本
シリーズ作品の最新刊を待ち望むのは、ファンなら当然のこと。できれば一定のペースで刊行されてほしいものですが、必ずそうなるとは限りません。著者がシリーズの続きを書いてくれるまで、何年も待たされることも・・・。ここでは、次の巻が出るまでに長~い間が空いてしまったシリーズ作品を紹介します。待ちに待った新作の読後感は格別です!
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年を取らない魔の種族・バンパネラの少年たちを描いた長編コミック『ポーの一族』。独特の耽美な世界観に昭和の少女たちは胸をときめかせたものでした。その傑作シリーズの続編が、繊細な美しさもそのままになんと40年ぶりに復活。あの頃夢中で読んでいたかつての少女はもちろん、当時を知らない世代でも魅力を満喫できます。
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泥棒はスプーンを数える
ローレンス・ブロック(著),田口俊樹(訳)
表向きは古書店主、実は泥棒のバーニイを主人公にした本作は、1977年発表の第1作以来41年間で11作を数えるロングシリーズの最終巻です。前作から11年ぶりになる邦訳ですが、往時のニューヨークを映し出すグルービーな雰囲気はそのまま。シリーズの読みどころである軽妙洒脱な会話も健在で、往年のファンも納得の一冊です。
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長い間をおいて続編が発表されるのは、小説やコミックの世界だけではありません。本書は、前作『ロージーのおさんぽ』から44年を経て刊行された絵本です。前作の主人公・めんどりのロージーがふたたび登場、ウィットに富んだストーリーで大人も子どもも魅了します。お母さんと子どもがいっしょに楽しめるうれしい続編です。
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