ブックキュレーターhonto編集員
きっかけはすぐ側に。SNSでの「炎上」を理解し、防ぐための本
世界中の人とやり取りができるのはSNSの魅力ですが、ささいな投稿がきっかけで炎上問題に発展するケースも少なくありません。そもそも炎上はどういうメカニズムで発生するのか、もし炎上してしまったらどう対応すればいいのか・・・。自分の身を守るためにも、ここで紹介する本を参考に今一度「炎上」について学んでみましょう。
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ウェブ炎上 ネット群集の暴走と可能性
荻上 チキ（著）
本書が刊行されたのは2007年、「炎上」がネット用語として浸透し始めて数年が経ったころです。気鋭の評論家である荻上チキが、当時話題になった炎上事案をもとに炎上のメカニズムを紐解きます。炎上という現象そのものについて理解を深めたい方にぴったりの、入門書的位置づけ一冊です。
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炎上という現象にビジネスの視点から切り込んだ一冊です。炎上対策や炎上後の対処法も掲載されているので、仕事でSNSを運用することになった方にオススメ。また、クチコミ文化について言及しているのも特徴で、同じ「情報拡散」の表と裏として炎上とクチコミを捉えているのも興味深いポイントです。
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炎上のリスクがあるのは大人だけではありません。本書では、幼いころからインターネットに触れる機会のある子どもを対象に、絶対に失敗しないインターネットの使い方をわかりやすく解説しています。もちろん、大人が読んで参考になることも盛りだくさん。炎上したときの明快な対処法も示されています。
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炎上事案のなかでも、特に大きな火種になりやすいのが知的財産権に関わるものです。知的財産権とは特許権や著作権、商標権など、さまざまな法律で保護されている権利のこと。過去にも知財に関する多くの炎上事案が起きています。この権利社会をそつなく過ごすために、正しい知識と対応を学んでおきましょう。
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