ブックキュレーターhonto編集員
楽しさも苦労も知っておこう!農業に興味が出たらまず読みたい本
最近は若者の新規就農者数も増え、農業ビジネスに可能性を見出す人が増えてきています。しかし、いきなり農業の世界に飛び込むのは不安なもの。ここで紹介するのは農業の魅力はもちろん、イメージとのギャップや苦労まで赤裸々に綴られた「本音の農業本」です。まずは農家のリアルな声に触れてみましょう。
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20代で大手企業を脱サラして就農した著者による、自身の体験と実感をもとにした農業論が記されています。古くからの常識が重視されがちな農業の世界で、著者はあえて独自の戦略を立てて、数々の有機野菜の栽培と流通に成功。固定概念や既存の枠組みにとらわれることなく、自由な視点で展開される農業論は驚きと発見の連続です。
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農家はつらいよ 零細メロン農家・年商1億までの奮闘記
寺坂 祐一(著)
家業の小さなメロン農家を継いだ著者が、悪戦苦闘しながら事業発展を目指す日々を体験記風に綴った本です。著者は現在でこそ「カリスマ農家経営者」としても認められていますが、そこに至る過程では農家を取り巻く人間関係に苦しみ、うつ病になるほど思い悩みました。スピード感のある文章で、話にグイグイ引き込まれます。
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一般に「農業にはお金がかかる」と言われがちですが、この本の著者は、ハサミ、軽トラ、パソコンの三つの道具だけでワイナリーをスタート。資金がなくても、情熱と工夫さえあれば農業に挑戦できると勇気づけられます。生活に少しだけ農業を取り入れてみたい方、小さく農業を始めたいと考えている方にピッタリの一冊です。
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農ガール、農ライフ
垣谷美雨(著)
都会暮らしから突如、農家へ転身した女性を主人公に描いた小説です。いざ農業の世界へ飛び込むと、そこで待ち受ける日々は憧れの農村ライフとはまったく違うものでした。それでもイチから野菜作りを覚え、自然と向き合いながら精一杯日々を生きる主人公からは、農業の楽しさと厳しさ、その両方の心情が伝わってきます。
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