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見ているのはきたるべき未来?アンドロイドが感情豊かに描かれている本
思想のある人間同士では、価値観の違いや争いがつきものです。では、アンドロイドと人間とではどうでしょう。AIの技術革新が目まぐるしい昨今、機械との本格的な意思疎通は夢物語ではなくなってきています。ここでは、アンドロイドに確かな自我があるかのように描かれた物語を紹介します。これは現在からの延長線上の未来なのか、それとも・・・?
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ハウスロイドのサミィが、命令外の行動をした疑いに動揺するリクオ。サミィが家族に内緒で通っていたのは、「イヴの時間」という名の喫茶店でした。Web配信から劇場版に発展した人気アニメのノベライズ。アンドロイドが人間にウソをつく理由とは、彼らは何を感じているのか。小説オリジナルの最終話は感動必至です。
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2052年の東京、「タイプワン」と呼ばれる汎用アンドロイドと生活することになった青年ユーゴ。ユイと名づけたタイプワンとの生活は順調だったけれど、同時期、黒いアンドロイドの不審な行動が発見されるようになり・・・。別々の物語がふいに一点に収束するミステリーのような構成で、その緊張感に思わず手に汗握ってしまいます。
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何者かに追われている人間の女の子シイ。助けてくれたゴーレムのバルブと行動をともにすることで、シイ以外の人類の消えた世界の無情な現状を知ることになるけれど・・・。人間がいなくなっても淡々と人間に奉仕し続けるゴーレムたちの様相が異様、かつ切なさを誘います。機械仕掛けなのに温もりを感じる絵柄も魅力的です。
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勘当同然で家を出た息子・明宏の遺品として実家に届いたのは、「嫁」であるアンドロイド・けいこ。明るく元気な嫁にほだされていく両親たちだけど、父はけいこが肝心なことを理解していないと気づいてしまいます。コメディタッチで描かれるなか、ふいに突きつけられる「死んだ息子の嫁」という現実。涙なくしては読めません。
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